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G1天皇賞春の馬券内馬はこう探せ【2024年更新】

息子よ、この記事を見ているということは君も競馬をやるようになったんだな。
君のことだから競馬でも勝ち続けているかもしれない。
だがな、競馬はやり続ける限りいつか絶対に負けてしまう。これはルール上仕方のないことだ。
この記事は競馬で負けて悔しいと思ったときに1つずつ読んでくれ。
親父の私が、これまでの数十年の競馬歴で学んだことをここに書いておく。

天皇賞春の馬券内馬はこう探せ

さて、ここからの春のG1戦線も本格化してくる時期だろう。
今回は天皇賞春の馬券内馬の狙い方を紹介しよう。
天皇賞春は3200mという長距離レースである関係上、これまでの条件とは少し異なる条件になる。

天皇賞春は年齢データを忘れよ

以前の記事で「芝G1で7歳以上の馬は買うな」というのを紹介した。
君も覚えているかい?

ただし、天皇賞春だけは少し異なる
以下に直近過去10年の年齢別データを載せておく。

  • 4歳馬:4-2-4-28(複勝率26.3%)

  • 5歳馬:5-4-1-41(複勝率19.6%)

  • 6歳馬:1-3-2-33(複勝率15.4%)

  • 7歳馬:0-0-3-17(複勝率15.0%)

  • 8歳馬:0-1-0-12(複勝率7.7%)

年齢が増すごとに複勝率が下がっていくのは他のG1と同じ傾向だが、芝G1全体の7歳馬の複勝率(6.7%)と比べると、天皇賞春の7歳馬の異常な複勝率の高さを感じるのではないかい。
長距離レースはあまりペースが速くならないこともあり、意外と高齢馬でも活躍できるのだ。

それも頭に入れたうえで、以下を読み進めてほしい。

天皇賞春は3つの条件を見よ

天皇賞春は3つの条件を見るだけで馬券内にくる馬が見抜ける。
その条件というのが、以下3つである。

  • 前走5番人気以内or5着以内の馬

  • 前走4コーナーで2/3頭以内の馬

  • G1で3着以内orG2勝ちの実績のある馬

前走5番人気以内or5着以内の馬

以前の記事で「G1で前走6人気以下、かつ前走4着以下の馬は買うな」というのを書いた。
こちらは覚えているだろう。

ただ、こちらも今回は少し広めに見てほしい。
長距離レースは、距離適性が普通のレース以上に求められる。
これまで適性の向かなかったレースに出ていた馬もいるので、着順は少し広めに見てあげてほしい。

ちなみに、過去10年の天皇賞春で馬券になった30頭は全て前走5番人気以内or5着以内の馬であった。
一方で、過去10年でこの条件に該当しなかった馬の成績は、0-0-0-28と悲惨な結果となっている。

前走4コーナーで2/3頭以内の馬

天皇賞春は前目につけた馬が圧倒的に強いレースである。
実際、当日のレースで4コーナーで2/3頭以内にいなかった馬の成績は、0-0-0-48とこちらも悲惨な結果になっている。

これは前走のレースでも同じ傾向が出ているのだ。
過去10年、前走で4コーナー2/3頭以内にいた馬の成績は、10-10-8-110とほぼほぼ馬券内パーフェクトである。
一方、過去10年でこの条件に該当しなかった馬の成績は、0-0-1-26と厳しい結果になっている。
※1頭は海外馬のためデータなし

なので、天皇賞春は前目につける馬から狙ってほしい。

G1で3着以内orG2勝ちの実績のある馬

最後は実績である。
実績はG1で3着以内かG2を勝利している馬を重視してほしい。

過去10年の馬券内馬でこの実績がなかった馬は2頭しかおらず、その2頭も両方とも3着であった。
やはり、G1となると格が求められるレースになる。
これまでの実績も重視して予想を組み立ててほしい。

【まとめ】
天皇賞春は以下の条件に該当する馬を馬券で狙おう。

  • 前走5番人気以内or5着以内の馬

  • 前走4コーナーで2/3頭以内の馬

  • G1で3着以内orG2勝ちの実績のある馬


さらに、軸馬はこの条件の馬がオススメ

天皇賞春は芝の3200mという他にあまり見ない特殊なG1レースである。
だからこそ、特定の条件の馬が適性を生かして好走するということが多い。

特にオススメしたい条件が以下の4つだ。
各条件の該当する馬の過去10年の成績を載せておく。

前年の天皇賞春の勝ち馬

前年の天皇賞春の勝ち馬は、過去10年に限ると、3-0-0-1(複勝率75%)である。※着外は開催競馬場が変わった昨年のタイトルホルダー
また、1990年以降のレースに対象を広げても、5-6-0-2(複勝率84.6%)と驚異的な成績である。

過去の菊花賞の勝ち馬

過去の菊花賞の勝ち馬は、天皇賞春に複数回挑むこともあるが、過去10年のその通算成績は、7-0-1-5(複勝率61.5%)である。
また、これを菊花賞馬の4歳時の成績に絞ると、3-0-1-2(複勝率66.7%)とこれ上々の成績ではないだろうか。

前走阪神大賞典の勝ち馬

過去10年の前走阪神大賞典の勝ち馬の成績は、3-2-2-3(複勝率70%)と上出来である。
前走レースでは最有力のレースである。

前年の有馬記念の最先着馬

意外に思われるかもしれないが、天皇賞春は有馬記念とも相性が良い。
過去10年で有馬記念の最先着馬の成績は、3-3-2-2(複勝率80%)とこれも驚異的な成績となっている。

【まとめ】
天皇賞春の軸馬は以下の条件がオススメである。

  • 前年の天皇賞春の勝ち馬

  • 過去の菊花賞の勝ち馬

  • 前走阪神大賞典の勝ち馬

  • 前年の有馬記念の最先着馬

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