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真相不明で終わらせるテレビ(無駄話)

僕は、テレビが好きだ。

昔から、バラエティやドラマなんかは放映されていればその一部始終を手に汗握りながら見守ったものだ。

特に、ニュース番組やなんかで今日の事件を報道する際に視聴者が理解しやすいように途中に挟まれるCGを用いた再現映像は、僕の心をざわつかせる謎の高揚感を持っている。

そんなテレビっ子の僕には一つ、好きだからこそテレビに対して不満に思うところがある。

それは、真相不明のままで終わらせてしまうことについてである。

特に顕著に思うのが、バラエティ、それも超常現象や心霊映像を取り扱う類の特番などをみているときである。

直近で行くと、某バラエティ番組の中でアジアの国で行われた男性の葬儀を映したホームビデオの中で、亡骸が入れられた棺桶を埋葬する様子を撮影しているときに、棺桶の窓の部分に影が映り混んでいるという映像を放映していたが、

これについて、番組では特に真相の解明を行うわけでも現地取材を敢行するわけでもなく、「真相は謎のままである」という赤字の文言で終わらせていた。

それを見ていた私は正直「親族とかにあたって、当時の様子とか聞けばいいのに」とおもってしまった。

確かに、その番組ではこの映像以外にも様々な映像を紹介していたから一つを深堀するのにも限りがあるというのも分かる。

でもやっぱりみている側としては、「真相は謎のままである」と言われてしまうとなんだかモヤモヤしてしまうのである。

テレビの制作者の方は、「真相は謎のままである」というところに含みを持たせることで視聴者の中に一抹の不安というか文字通り「モヤモヤ」というかを残すことで面白さを付与しているのだろうか。

最近では、若者を中心にテレビ離れが起こっているという話もよく聞くが、もしかすると、僕が望むような「とことん究明!」といったスタイルの番組や企画というものは、テレビではもうみられないのかもしれない。

これから上京して新生活を始めるにあたり、都内の物件の広さなどを加味すると、家財道具の選別を行うことになっていくと思うが、私の中でテレビはもはや回避不可の「外し枠」となりつつある。

(それにテレビを持っているか否かということには、面倒事を避けるといった意味でも選別を容易にさせる要素があるし。)

コンプラの厳しさがたびたび話題に挙げられるテレビ業界が今後どのように、新規および既存の視聴者を確保・維持していくのかが非常に興味の湧くところである。


ちなみに僕は『水曜どうでしょう』が好きです。

(それと「テレビを部屋に置いておくことで訪れる面倒事」とは何か、についての「真相は謎のまま」にしておきたいと思う。)



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