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【不快注意】親知らずが臭い、の話(汚回)
タイトルの通り、僕の親知らずが臭い。
厳密には、最近親知らずを抜歯した後の歯茎からのニオイが臭い。
この話をするためには少し時間をさかのぼる必要があるので、見てくれる方は長くなることを心してもらいたいと思う。
約一か月前のとある朝、僕は自分の左奥歯の確かな違和感を感じた。
舌を動かして確認してみると、なぁんと奥歯の隣から新たな歯の頭が飛び出しているではないか!
小学校低学年の時、乳歯が抜け、醜態を晒していた時期は早く大人の歯が生えてこないものかと、ひねもす歯茎を下でローリングペロペロしながら嘆いていたものだ。
だが、その時とは違い、この新たな歯は僕にとって全くもって祝福できない存在であった。
元々歯並びが非常に悪い上に、コイツのせいでさらに悪くなったり、大っ嫌いな虫歯になるリスクを背負わなければならなくなるからだ。
頭が飛び出した親知らずを確認するなり、僕は近所の評判がサイアクで有名な某歯科医院へと飛び込んだ。なぜそこを選んだかと言えば、毎日すいていて飛込でも対応してくれるからだ。(ちなみになぜサイアクなのかは、特定できてしまいそうだから言わないけど、器具を患者の上に置いて治療するからだ。)
さて、親知らずを抜くためにまずはレントゲンを撮る必要があったのだが、ここで衝撃の事実発覚。
なんと、その飛び出た親知らずと反対側右奥の親知らずが手前の歯を浸食している可能性があるから早く抜いたほうだ良いというのだ。
まさか、両方の奥歯が満身創痍だったとは想像もしていなかったが、それから2週間後には右奥の親知らずを抜くことになったのである。
余談だが、親知らずを抜歯した後の口内の痛みは壮絶である。
歯茎が腫れて切れてバラの花みたいになっているのを下でスタンピングぺろぺろするたびに憂いていたことは今後も記憶の片隅に残り続けるであろう。
そんなこんなで両方の親知らずを抜いた(二回目は、以前からお世話になっていた評判も対応もイエス・キリストを彷彿とさせる聖人によって営まれている別の医院。急患でなければ先の医院には行かん。)わけだが、その事後でこのタイトルである。
親知らずを抜いた後の穴(シュガーポケット?ソナーポケット?確かそんな感じの名前)から強烈なニオイが漂ってくるのである。
普通、人は自分自身の体臭や口臭は慣れているもので、意識しなければニオイが気になることは基本無いだろう。
しかしこのニオイ、無意識のうちにも口の中への注目を誘うほどには強力である。
どんなニオイかというと、下水もしくはヘドロのそれである。正直、自分の口からこのニオイがすることへのショックは隠せない。
よく、おじさんの口のニオイがヘドロだの下水だのと揶揄されるが、まさにこのニオイなんだろうなと確信する。そんなニオイ。
僕はつい2週間前に親知らずを抜いたことが原因でこのようなニオイを”一時的に”(と信じたい)放っているという自負(?)があるからまだ世間からの目とか、自尊心へのダメージという点で耐えることが出来る。
だけど、仮におじさんの口のヘドロ臭が現状、慢性的で永続的なものなんだとすれば、早く歯科医院へ掛ってほしいものだ。
おじさん(および年頃の娘を持つお父さん)が、卑下されることの理由として大いにこのヘドロ臭は関わっているであろうことを、この場で主張して結びとしたいと思う。
ところで、この僕の口から漂うヘドロ臭、ネットの情報だと約2週間ほどで解消されるらしいが、もう、2週間は過ぎたころだと思うので、一刻も早く僕にもクリーンな息を返してほしいところだ。
これじゃあキスもできない(相手もいない。)
画像出典:いらすとや
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