終わりです
noteで、月額マガジンの廃刊の手続きをした。
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なにごとも、終えるのは難しい。物事には慣性があり、止まったものは止まり続け、動いているものは動き続ける。モードを変えるには、エネルギーを注ぐ必要がある。
そもそも、このマガジンは、「オープンな場で書きづらいことを書きたい」というモチベーションで始めた。ずっと思っていた自分の考えをまとめて発表できて、満足している。
Amazonで書評を見ていると、「著者のファンだが、いままでと同じことばかり書いてあるので★3つ」とか書いてあるのを見かける。僕は、こういうレビューがあると「あ、この本読む価値があるな」と思ってしまう。著者が訴えたいことは強固にあって、個々の本はその変奏曲にすぎない。そういう著者のいうことは、少なくとも一貫性が高い。
僕も、同じように、自分の根底的な考え方を、時事のさまさまな出来事にぶつけて、マガジンを続けることもできたのかもしれない。
しかし、月額のマガジンで同じようなことをずっと書き続けるのは、なにか申し訳ない気がしてしまった。これはよくない。
せっかく、有料課金で好き勝手に書ける場を作ったのに、そこで書くことにわずかでもストレスがあるというのは本末転倒だと感じるようになった。
というわけで、最後のエネルギーを振り絞り(?)廃刊手続きのボタンを押したのである。
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マガジンには、いくつか未完成のものがあった。
「自然派志向」については、いろんな実例やらが集まってきた。株式会社wktkのブログにまとめたい。
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最後に、購読してくれた方にはとても感謝している。安くもない値段を払っていただいて文章を読んでいただくというのは、とてもありがたい。原義どおり「有り難い」ことでもあると思っている。
またいつかどこかで。
(2021/09/30)
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