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BANから復活までの流れ

BANされた件

YouTubeの動画がBAN警告を受けました。これ自体は仕方ありません。元々BANされてナンボのような動画をあげております。

説明は不要でしょうがYouTubeは「3アウト制」というものを採用しています。
いや当方は もはやズブズブのYouTube稼業、我々の常識は世間の非常識。ご説明いたします。ええ。

※Youtube 3アウト制とは
期間内に3回動画がBAN警告されると、チャンネル自体が永久削除されるシステム(アカウントBAN)のことです。YouTuberにとっては恐怖そのもの。「BANの悪魔」がいたら結構強いかもしれません。たすけてチェンソーマン、食べてくれそんなやつ。

BAN警告にも色々な理由があるのですが、バキ童チャンネルの場合は「性的ポリシーに対する違反」という項目が主です。時々シンプルに「不適切な表現」という警告も受けますけど。反省。

簡単に言えば「エロすぎてはならん」ということです。僕が1番エロいことしていないのに。不思議なことを仰るのだぜ。


バキ童チャンネルはこれでBANは2回目です。1回目の警告は「BLコミック帯穴埋めクイズ」というマイナーな企画でいただきました。

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BL帯「ちんちんは○○やね」
→「ちんちんは"点滴"やね」など。

しみけんさん登場回の方がダントツでヤバいはずなんですが、こちらが6月にBANをマーク。

警告の期限は90日間です。6月のBAN記念日から計測して、9月中旬までに3回警告されると永久削除です。その日をカレンダーに記して粛々と喪に服す。おとなしめな動画を投稿する日々です。しかし。禁明け直前にもう一発くらってしまいました。

2発目は、BANされた瞬間から「1週間の活動停止」の状態異常が付与されます。動画やコミュニティ投稿が不可能になります。そしてここからまた90日間の謹慎期間。うっうっ。
BAN2発目の件、嫁に話しました。
途端に泣き崩れる嫁。
すまんな、もう贅沢品は買えない。
今から子どもに給料がなくなるのでおもちゃ買えなくなる事、伝えます。
童貞で生活している人もいるんです。俺はGoogleを絶対に許さない。

こんなコピペが揺らぐ脳内で泳いでおりました。ちなみにもし3発目をくらったら、それから90日間は自主的に動画更新をストップする予定でした。

YouTubeと戦う

ただ、今回もらった(2回目の)BANは納得がいかないのです。

それはAV新法を真面目に語る動画でした。ただシコりたいだけの奴が法律を真面目に解説したら面白いだろうな、程度の気持ちで始めた解説動画。ですが、調べれば調べるほど疑問点や問題点が浮き彫りになり、結果的にかなり熱の入った動画に仕上がりました。

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押すと動画に飛んじゃいます


できたてホヤホヤの法律なので、解説している書籍などもなく。情報収集のためにセクシー業界にて法律を担当されている方にお聞きしたり。その一環で、AV新法 解説および改正を訴える三宮つばきさん(セクシー女優さん)のnoteを参考にしました。新法が現場と噛み合っていない感じが、制定の背景を含めて非常に分かりやすく記載されていました。なによりも、すごく真摯な文章にグッときたからです。
三宮さんは以前「バキ童チャンネルにセクシー女優が必要な際はいつでも呼んでください」とおっしゃってくださった、とても有難い方です。動画化の前にご連絡して、許可もいただきました。

今回BAN警告をくらったのは、正確にはこのnoteのリンクでした。
YouTubeから「性的ポリシーの違反、ヌード、ポルノに相当するリンクは違反です」とメッセージが来ていました。

最初はなぜBANを食らったか分からず、しみけんさんのチャンネルスタッフに相談しました。餅は餅屋、BANといえばしみけん です。すぐさまnote記事のリンクが問題視されていると教えてくれました。なんでもnoteのリンクはAIが精査できるみたいです。

しかし。読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、これのどこがエロいんだ?と。題材こそ大人向けのビデオですが、あくまで法律や社会問題について語った真面目な記事です。

ちなみに、BANの不可解さゆえに「AV新法制定側の圧力だ!」みたいなコメントも散見されました。しかしその可能性は極めて薄いとみています。


BANをされたら、1回だけ再審査請求ができます。この警告は不当です!と訴えることが可能です。
正直、泣き寝入りした方が良いこともあるらしいのですが…(再審査請求した結果、BANが増えることもあるらしい)

結局、猛烈な文章で再審査を要求しています。猛烈な文章が良いというのはしみけんスタッフ班のアドバイスです。

再審査の文章がこちら。

再審査請求の理由
ご指摘があったリンク先のコンテンツは、社会問題に関して詳しく議論されている記事です。いわゆるAV新法という「法律」に関して極めて真面目に解説しているサイトです。
法律の性質上、アダルトビデオに関する内容ではありますが、ヌードやポルノなどの性的コンテンツ、いわゆる性的表現、性欲を惹起させるものでは全くありません。
あくまで法律の問題点や施行された背景、職業差別的な観点からの議論に終始しています。むしろ性感を惹起させる表現は注意深く取り除かれています。
該当記事は性教育的な観点で執筆されていますし、職業差別が横行する現代社会において、説明義務がある問題を取り扱っています。記事の存在自体に社会意義があると考えています。
「AV」という言葉だけで削除されてしまうのは、職業差別を助長しかねません。
この度の審査結果は以上の理由により、到底 承服できるものではございません。
再審査を要求いたします。

それとは別に、該当リンクの記載を取り下げることも可能です。
※現在削除しております。とはいえ上記の意思は変わりません。該当記事はヌードや性的なコンテンツに関わるポリシーに違反していません。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。

毅然とした文章ぶっていますね。こいつ面倒くさいんだろうな、っていうフックをいくつも書いてます。記事を取り下げることもできます、というのが、こちら側の譲歩ではありました。

このあとも色々な問題が発生して手を焼いたのですが、なにはともあれ、数日後にYouTube側から連絡が来ました。

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YouTubeから届いたメール

BAN警告は全解除、また三宮さんのnoteのリンクも概要欄に貼ってよしとのこと。つまり完全勝利です。

これはよく分からなかったのですが、AV新法の動画がBAN解除されたタイミングで、なぜかBL帯クイズの動画も復活してました。こちらは再審査を請求していないのに。恩赦でしょうか。一度BANされた動画にも関わらず、今ではオススメ欄に載って伸び始めています。げんきんなものです。


ニッキューナナの峯さんとしみけんチャンネルのスタッフさんが駆けつけてくれなければ対応できなかったと思います。持つべきものはBANに詳しい知人です。バキ童を入れて、BAN 三銃士としてやっていきましょう。

BANされたら焦るので、その時に見てもらえそうな記事としてこちらを残しておきます。ではまた。

身に覚えのない慰謝料にあてます。