ラジオ反省会場
「春とヒコーキのグピ☆グパ☆グポ」というラジオをGERA放送局でやらせてもらいました。
正直、最近のなかでは一番反響があったのではないか、というくらい褒めてもらえます。とくに同業者の方に。ありがたや。
やりたい放題やってGERAランキングの上位に食い込めたのは嬉しかったです。おや、さては、ラジオが向いてるのかもしれないな、とちょっと自信もついてきました。
その一方で、しこたま叱られたのも事実です。
話題が延々と酷すぎたのです。
バキバキ童貞YouTubeに染まった、ネットの最果て基準の最悪ネタを放り込み続けたせいです。食事中に聞けません!!という感想もありました。
全13回のうち8回目くらいで、チェックしてるマネージャーさんがあまりに話題の汚さに「もういい加減にして!」とパンクしてしまいました。
ことの発端は、ぼくが番組スポンサーに放送禁止用語そのままの悪口を吐いたことでした。
収録ではあるものの(僕もカットされる前提で言った)、滑舌が悪く校閲者が聞き逃し、ピー音で伏せられず、ちゃんと電波に乗ってちゃんとご意見をもらってしまった。スポンサーに放送禁止用語ぶつけるやつヤバすぎるもんなぁ。
「テレビを目指すんなら、地上波で言えないことは言っちゃダメ。カット前提で話すのもダメ。下ネタとか汚い話も多くて胸焼けしちゃうよ!生放送だと思ってやりなさい」とマネージャーから大正論をぶたれました。
ラジオ「オールナイトニッポン0」のパーソナリティ権を賭けた「お笑い有楽城」という若手オーディションがあります。若手ラジオの登竜門的なイベントです。
こちらに我が事務所タイタンの芸人が3連覇しているんですね。おそらく近いうちに挑戦するだろう僕らにも、それを意識しろよという発言だと思います。たしかにその通りです。
一回誰か別の人やって負けてくれないかなぁ。紅白のけん玉みたいなプレッシャーがあります。
それにしてもマネージャーは本当に苦労しているらしいです。
僕らを業界関係者に売り込む際。先方からラジオ番組名の話題になり「グピグパグポ」の説明を求められて正直に「フェラチオの音だそうです」と答えて、場を凍りつかせたことが何度かあるらしいです。切腹ものの申し訳なさです。
今では「グピ☆グパ☆グポ」は「グッドピープル・グッドパーティ・グッドポッシブル」の略ということになっています。良い人、良い会、良い可能性。なんそれ。
ちなみにグピグパグポの初出は3年前にあげた「土岡ギャグオーディション」という動画です。
友達の芸人に「グピグパグポがフェラチオの音だって言ったら怒られたよ」と伝えたら
「かわいそうに。本当のフェラチオは「グピグパグポ」なんて音しないのに。童貞の脳内でしか聞こえない音だからいいと思うけどねぇ…」とフォローの形をした刃で刺されてしまいました。
二度とフェラチオの音って言わないようにしよ、と胸に刻みました。
ラジオをやっていて感心するのが、相方・土岡がバリバリにラジオ力があることですね。ラジオりき。
彼は大学時代からFMさがみという誰も知らない地方FMで毎月ラジオパーソナリティをやっていました。
脱線しますけど、FMさがみには僕も学生時代に出演したことがあります。しかもなぜか選挙特番に呼ばれました。
”相模原の池上彰“と呼ばれる政治好きおじさんが、選挙速報を解説する番組の聞き役として出演しました。同時間帯に地上波では本物の池上彰が選挙速報で無双していました。聴取率、まごうことなく0%だったと思います。
閑話休題。
とにかく土岡は、仕切り、段取りの整理、ラジオっぽい見えるトークなどもろもろ難なくやれてるのは凄いと思います。
「まっちんぐ・ぐんぴぃ」というラジオをやらせてもらった時も。TBSラジオのコシザキさんがいたのですが、土岡はたいそう誉められていました。
しかし。皆さん気づいていませんが、本当は土岡の方が俄然言ってはいけないことを言っています。ナチュラルに最悪な話題を出してきます。
久本さんのことを「ヒサモマサ」と呼んで遊んでるのも、今の知名度でもギリアウトだとぎょねこ勝男に言われています。
今回は怒られたから落ち着いて綺麗な話をしよう、と決めた回でも、最後の最後に土岡がうんこの話をぶち込んできました。我慢できなかったらしい。悪意がないのが怖いところです。
マネージャーからも「戦犯は土岡くんだよね」と理解を得ました。
あと本当の本当は、作家の山田ボールペンが一番ダメなことを言っています。YouTubeの生配信では、アーカイブにする時にヤバい箇所をカットすることがあるんですが、最多カットがボールペンさんだったことがあります。なんだそれは。
YouTube生配信、毎週月曜日20:00から。
ラジオも全13回、よかったら聴いてください。