争ってばかりじゃ人は悲しすぎる。

ボクが佐野元春の音楽に触れたのは4つ上の姉の影響で。姉が持っていたベスト盤、No damageのカセットテープを聴かせてもらって。1曲目のスターダストキッズのイントロでボクはノックアウト。

インターネットで歌詞を検索することなんて想像もできない時代。そんな時代にリリースされたYoung Bloods。NHK-FMのMotoharu radio showがNYの小さなスタジオからオンエアされていた頃だっただろうか？
ボクはエアチェックしたその曲を何度も何度も聞き返しては耳に残った歌詞をノートに書き留めていた。

そしてYoung Bloodsが新曲としてリリースされて、ようやく歌詞カードを手にすることができた。その歌詞はボクが耳で聴いて書き留めていたものとは、違っているところがたくさんあったけれど、そうやってたくさんたくさん聴いたこの曲は、ボクにとってとてもとても大切な曲になっていて。

そんなYoung Bloodsを、大人になったボクらの曲として改めて届けてくれた佐野元春は、やっぱりボクのスーパーヒーローだ。