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島田チェアマンの講演会に参加してきました2(パネルディスカッション編)

2020.8.5、福島ファイヤーボンズのオーナーカンパニーである株式会社識学安藤さんとBリーグ島田チェアマンによるパネルディスカションが開催されました。モデレーターは福島ファイヤーボンズの宮田社長です。

宮田社長(以下M):(組織コンサルティング会社を経営する安藤オーナーに)プロスポーツ進出の経緯について。
安藤オーナー(以下A):自分はラグビー出身だがラグビーは有料観客が少ない状況である。別なBリーグチームのスポンサー、経営コンサルティングをし、黒字化に導いた経験からバスケットがビジネスとして成立するという確信を得た。そこでBリーグからの紹介で福島を知った。福島にゆかりのない自分だが、震災からの復興を起点として活動するチームに魅力を感じた。
M:バスケ界全体でオーナーがいる会社が増えていると思うが経営拡大についてどう考えるか
島田チェアマン(以下S):福島などのような地域密着型の運営と経営にも力点を置いたオーナー型、双方のバランスの取れたハイブリッド型がこれからの理想であると考える。オーナーがチームが育んできた地域の風土を変えてしまうのもいけないし、社会的価値だけで経営は二の次、となってもいけない。

A:社会的価値のあるチームに参画する以上、チームがこれまで育んできたものを大切にしていくべきと考えている。
S:チームオフィスも訪れたが、新しいオーナーを迎えフロントスタッフも増え活気を感じた。
M:組織づくりについて。成長していく組織とは。
A:速度が速いこと。社の決定に対して即動く組織。そのためには規律を守ることが必要。福島に関わってはじめにやったのが事務所の大そうじ。そういった部分からつくっていくもの。
M:チェアマンが千葉時代に主宰していた島田塾にも参加していた。経営理念など、大事にしている部分は。
S:人と人でやっているものという部分を重視しており、会社、スポンサー、地域、ブースターなど関わる「すべての人がハッピーになる」を理念としている。そこに向かって行くために個人の目標を定め、個人目標が達成されれば、組織の目標も達成されるとして進めていた。
A:理念をもとに目標設定して行くという部分については識学も同じである。
M:開幕に向けたリーグの展望を。
S:「バスケを通じて日本を元気に」を一番の哲学に、各クラブが元気になることをサポートしていく。
M:識学理論を踏まえたオーナーとしての期待を。
A:チェアマンの講演にもあったとおり、バスケットは社会的価値のあるビジネスであり、やって良かったと考えている。スポンサーには「応援してもらっている」という気持ちから「投資してもらっている」という気持ちに変じており、リターンをしていくという気持ちになっている。今後B1を目指していくが、経営は経営陣に、選手起用などはHCに委ねており介入はしないが、フィジカルの強化についてはしっかりやりたいと考えており、フィジカルコーチを強化した。経営規模は現時点では小さいが、そこも大きくしてB1獲りに行く。

質疑応答
問:福島は県民性もありプロスポーツが苦戦していると思うがどうか。
答:A:県民性が理由とは考えていないし、それを言い訳にしたくない。そういう意見を覆していきたい。

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