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フィールド魔法を用意するギミックの検討


今回はタイトルの通り、フィールド魔法を用意する手段について検討をしたいと思います。
書いているうちに方針が変わるかもしれませんが、ギミックの動き、『デュエル・アカデミア』との相性の面や、相性の良い組み合わせ・デッキの方向性などを書ければと思います。


※略称について

繰り返し書くと冗長ですので以下、下記のように表記します。

  • 『デュエル・アカデミア』 → 『D・A』

  • 1つ目の効果 → 効果A

  • 2つ目の効果 → 効果B

  • 3つ目の効果 → 効果C

『D・A』のテキスト
①:フィールドのモンスターの種族によって以下の効果を得る。
●戦士族・獣族・炎族:1ターンに1度、自分が罠カードを発動した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。(効果A)
●恐竜族・海竜族・雷族:1ターンに1度、自分が魔法カードを発動した場合に発動できる。相手に1000ダメージを与える。(効果B)
●機械族・天使族・悪魔族:1ターンに1度、自分がモンスターの効果を発動した場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は1000アップする。(効果C)


ヘルホーンドザウルス + ヘルカイトプテラ

ヘルホーンドザウルスの効果でフィールド魔法を発動するギミック。

展開例
手札:ヘルカイトプテラ + 恐竜族 or ドラゴン族
結果:場にヘルホーンドザウルス・『D・A』

1.ヘルカイトプテラns ⇒②で「融合」サーチ
3.融合 ⇒ ヘルカイトプテラ + 手札のモンスター ⇒ ヘルホーンドザウルスSS
4.ヘルホーンドザウルス①で『D・A』を発動

コメント
・展開例では召喚権を使って0妨害。制約は特になし。
・素材となる恐竜族orドラゴン族が必要→メインに多めに投入するか、EXを使用した展開ルートを考える必要があり → メインの場合、ヘルホーンドザウルス③から展開できる可能性あり
・ヘルカイトプテラを用意する手段 or 代用素材が必要
・「融合」がデッキに入るため、周辺サポートカードの入る余地がある(魔玩具補綴など)
ドロドロゴンを使うと、6レベルシンクロ + フィールドに恐竜族orドラゴン族ができればよいため、展開ルートがありそう。


フェイバリット・ヒーロー

互いのバトルフェイズ開始時にフィールド魔法を発動できるカード。

展開例
手札:V・HEROヴァイオン
結果:場にフレイム・ウィングマン-フレイム・シュート 手札にフェイバリット・ヒーロー

1.ヴァイオンns ⇒ ①シャドミ墓地へ
2.シャドミ② ⇒ E・HERO(光・闇以外)サーチ
3.ヴァイオン② ⇒ シャドミ除外「融合」サーチ
4.「融合」 ⇒ ヴァイオン + 手札E・HERO ⇒サンライザー
5.サンライザー① ⇒ 「ミラクル・フュージョン」サーチ
6.「ミラクル・フュージョン」 ⇒ サンライザー + 墓地E・HERO ⇒ フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート
7.フレイム・ウィングマン① ⇒ フェイバリット・ヒーローサーチ
※初手に『D・A』がある場合、7でフェイバリット・コンタクトをサーチすれば1妨害(効果A)

コメント
・先行1ターン目ではバトルフェイズがないのでフィールド魔法をサーチできない。
・展開例では0妨害。HERO要素を増やせば展開ルートは広がるが、HEROに罠はあまり入らない(効果Aが狙えない)。


装備魔法をサーチする方法 + レベル5以上のHERO という条件が満たせればよい為、展開例に拘る必要はない。
装備魔法サーチ手段は、イゾルデ + リナルド が手っ取り早い。
レベル5以上のHEROは、
アダスターゴールドダーク・コーリングマリシャス・ベイン
マスク・チェンジ or マスクチェンジ・セカンドダークロウ etc.
フュージョン・デステニー ⇒ デスフェニ
辺りが使いやすいだろうか。
デスフェニは、イゾルデ + リナルドからアナコンダで繋がるが、デスフェニと装備魔法の相性がよくない。


竜剣士マジェスティP(ここでは検討しない)

ペンデュラムモンスターであり、展開途中に無理なくフィールド魔法をサーチすることができる。
このモンスターを使う場合は、【竜剣士】などのペンデュラムデッキでないと機能しないと思われる。

【竜剣士】は、展開次第で多くの種族のモンスターが用意でき、ペンデュラムゾーンにカードをセットしたときに『D・A』の効果Bを発動できることなどから可能性を感じている。
しかし、一朝一夕で分かるデッキではないと思うので、今回は見送る。


地縛戒隷 ジオクラーケン

地縛 × 2で出せる融合モンスター。召喚するとフィールド魔法をサーチできる。
【地縛】はフィールド魔法を意識したテーマであり、悪魔族統一である。つまり、『D・A』との相性は悪くないが【地縛】には専用フィールド魔法があることを留意したい。

展開例
手札:グランド・キーパー(「融合」の有無で差あり)
結果a(融合あり):場にジオクラーケン 手札に『D・A』
結果b(融合なし):場にジオクラーケン・ジオグレムリン 手札に『D・A』

1.グランド・キーパーns ⇒ ①でスィーパーSS
a.「融合」がある場合
 2a.「融合」 ⇒ グランド・キーパー + ウィーパー ⇒ ジオクラーケン
 3a.ジオクラーケン① ⇒『D・A』サーチ

b.「融合」がない場合
 2b.グランド・キーパー + ウィーパー ⇒ ジオグレムリンSS
 3b.バトルフェイズにジオグレムリン② ⇒ 地縛 × 2 ⇒ ジオクラーケン
 4b.ジオクラーケン① ⇒ 『D・A』サーチ

コメント
・「グランド・キーパー」1枚から動けるため他と比べて安定する。
・地縛モンスターは打点が低いが、『D・A』の効果Cを使えば戦闘破壊されにくくなる。


その他

単体で使えるカード

それぞれ寸評を書くが、良い案があれば後に分けて書く可能性あり。

惑星探査車 効果モンスター
星4 地属性 機械族 攻1000 守1000
①:このカードをリリースして発動できる。デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=10232

素直なサーチカード。
『D・A』をサーチするだけでは動けないので、採用する場合は別途展開を考えたい。機械族は効果Cが発動できるので、寄せた構築は一考の余地あり。

終焉の地 速攻魔法
①:相手がモンスターの特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキからフィールド魔法カード1枚を選んで発動する。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7620

メタバース 通常罠
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=13292

奇異界開 通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合に発動できる。同名カードがフィールドゾーンに存在しないフィールド魔法カード1枚をデッキから自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。その後、デッキからカード名が異なるモンスター5体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りをデッキに戻す。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=15469

基本1ターン目ではサーチできない魔法・罠群。
これらで持ってきた後から効果を狙える為、使えないわけではない。
しかし、フィールド魔法を持ってくるだけの効果であり、『D・A』は複数枚あっても生かしづらいので腐りやすい。
ちなみに、奇異界開では罠発動時に『D・A』が存在しないため効果Aは発動しない。

単体で使いにくいカード

ネコーン 効果モンスター
星4 地属性 植物族 攻1500 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のフィールドゾーンにカードが存在しなければ発動できる。デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分の墓地のフィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=18436

特殊召喚するとフィールド魔法をサーチできる。
惑星探査車同様、『D・A』をサーチするだけでは何も動けない。
植物族では『D・A』の効果を使えない為、着地を別の種族にしたり、植物族関係なく特殊召喚できる構築が必要。

救いの架け橋 通常罠
このカード名の①②の効果はそれぞれデュエル中に1度しか適用できない。①:フィールドのレベル10以上のモンスターの種族が2種類以上の場合に発動できる。このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。その後、お互いにデッキから5枚ドローする。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「宝玉獣」モンスター1体とフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=17249

②の効果により、「宝玉獣」とフィールド魔法をサーチできる。
墓地に落とすことと、「宝玉獣」がデッキに残っている必要があるため採用すると事故が懸念される。
持ってこれる「宝玉獣」を活かす手段が思いつけば一考の余地あり。

エンシェント・フェアリー・ドラゴン シンクロ・効果モンスター
星7 光属性 ドラゴン族 攻2100 守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。②:自分メインフェイズに発動できる。フィールドゾーンのカードを全て破壊し、自分は1000LP回復する。その後、破壊したカードとはカード名が異なるフィールド魔法カード1枚をデッキから手札に加える事ができる。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=8090

フィールド魔法があれば他のフィールド魔法を持ってこれるモンスター。
①を使って展開補助もできる。
このモンスターを使う場合は別のフィールド魔法・シンクロのギミックが必要であり、独自で考える必要がある。



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