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美術館でのコンデジ撮影がもっと綺麗に!

最近、美術館や企画展で写真撮影が許可されていることが増えていますよね。写真がSNSでシェアされることで展覧会の宣伝になることもあり、撮影OKのところが増えているみたいです。僕も美術館に行くと、記録として写真を撮りたくなるんですが、重いミラーレスカメラを持ち歩くのが大変。そこで、普段から手軽に使えるコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)を持ち歩くようにしています。

ただ、コンデジで美術館の絵画を撮影してみると、いくつか気になることが出てきました。特に「ガラスの反射」と「色調」が問題です。ガラスケースに入っている作品だと、自分や他の来館者が反射して映り込んでしまったり、絵の色が目で見た印象と少し違ってしまったりするんですよね。

「ロートレック展」より

「じゃあマニュアルで撮ればいいじゃん!」って思うかもしれませんが、美術館ではなかなかそうもいきません。美術館では周りの人に迷惑をかけたくないですし、いちいち設定を調整して撮影していると、すごく時間がかかってしまいます。それに、コンデジのJPEG撮影だとRAW形式のように後で細かく調整するのが難しいんです。なので、基本はAUTOでサクッと撮れる方法を探していました。


PLフィルターで反射を軽減!

そこで調べてみると、「PLフィルター(偏光フィルター)」という便利なものがあることを知りました。PLフィルターは光の反射を抑え、色を鮮やかに撮るためのフィルターです。たとえば、水面の反射を抑えて、川の中にいる魚をくっきり撮ることができるんです。これなら、美術館のガラス反射も軽減できそう!

ただ、ここで問題が。僕が使っているコンデジには、フィルターを取り付けるためのネジがついていないんです。「フィルターをつけたくても、これじゃ無理だな…」と諦めかけましたが、なんとフィルターを取り付けられる便利な商品を見つけました。


フィルターを装着するための便利グッズ発見!

その商品は、レンズ部分に磁石付きのフィルターアダプターを装着できるというもの。具体的には、レンズ部分に両面テープで鉄板を貼り付け、その鉄板に磁石付きのフィルターアダプターをくっつける仕組みです。これなら、簡単にフィルターを付け外しできるのでとても便利。収納状態でも邪魔になりません。


実際に美術館で撮影してみたら…

フィルターを取り付けて、美術館で撮影をしてみました。結果は大成功!ガラスの反射が抑えられ、目で見たイメージに近い写真を撮ることができました。フィルターのおかげで、これまで悩んでいた色の違いも気にならなくなりました。ケラレ(端が黒くなっている)はありますが許容範囲です。ちなみに少しズームすれば消えます。

以下はフィルターを装着した状態で、反射が写っている状態と写っていない状態の写真です。

「空間と作品」展より 反射している状態
「空間と作品」展より 反射していない状態

風景写真もこれくらい変わります。AUTO設定で、フィルターを調整しただけです。

しかし、ここでまた新たな問題が…。レンズに貼り付けた鉄板が撮影中に外れてしまったんです!磁石が強くてアダプター自体はしっかりくっついていたんですが、しかし、両面テープ側の粘着力が弱く、両面テープが耐えきれずに剥がれてしまったんです。しかも、静かな美術館でアダプターが「カランッ!」と床に落ちる音が響いてしまい、周りの子どもがびっくりして泣くという事態に…。


両面テープ問題を解決!カー用品で応急処置

そこで、急いで近所のドン・キホーテに行き、カー用品コーナーで見つけたのが「カーアクセサリー取り付け用の両面テープ」。これは鉄にも使えるし、粘着力も強いということで、これを購入しました。元の両面テープをシール剥がしで剥がして、新しい両面テープをしっかり貼り直し、再挑戦です。両面テープをカットするには通常のハサミではくっついてしまうので、くっつきにくいフッ素加工のハサミやカッターで行いました。
少し厚みが気になりましたが、結果的にこれでしっかりと固定できました。


まとめ

今回、PLフィルターを使って美術館での写真撮影をさらに楽しむことができました。反射を抑えて、目で見たままの色をしっかり写し取るには、この方法がとても有効だと感じています。もし、コンデジで美術館の写真を綺麗に撮りたいという人がいたら、このフィルターアダプターの方法はぜひ試してみてください。マニュアル撮影にこだわる必要はありません。手軽にプロっぽい写真が撮れるこの方法、かなりおすすめです!

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#写真反射対策 #偏光フィルター #カメラアクセサリー


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