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第二回GW杯メタゲームブレークダウン『リングを駆けろ』
前回15弾環境での開催となった「第一回ガンダムウォー杯」に引き続き、第二回となる今回のガンダムウォー杯は第16弾「覇王の紋章」環境での開催となる。
第15弾から第16弾に変わったことによる影響といえば、タイトルモチーフにもなっている作品『機動武闘伝Gガンダム』から強力なユニット/キャラクターであるMFとGFの参戦、そしてなんと言っても「リングエリア」の導入が大きく、中でもコマンドの対象に取られないリングエリアの特性を生かしたコンボデッキ『黒茶MF恫喝』は当時この環境の中心となった。
しかし、その他の勢力もただ指を加えている訳では無い。
それぞれが前弾から進化し、 仮想敵に対して適切な対策を講じて逆襲に向かう。
果たして今回の16弾環境イベント、順当にMF恫喝がメタゲームの中心に居座るのか、それとも群雄割拠のメタゲームとなったのか、今回の参加プレイヤーのデッキ選択を大まかにジャンル分けしながら見ていこう
第二回ガンダムウォー杯デッキ分布
ウィニー系 2
緑単焼きウィニー 1
緑単水ランデス 1
黒単タイヤ 1
中速ビートダウン 5
緑中速 2
青単中速 1
赤単中速 1
緑茶中速 1
中速ビート系コンボ 5
恫喝MF 3
ブースト血バレ 2
コントロール系コンボ 4
青茶第7次 2
赤茶第7次 1
嘘破滅 1
コントロール 2
カウンターグロムリン 1
カウンターゴトラタン 1
カウンターデンドロビウム 1
シュートデッキ 4
ラゴゥシュート 2
水ギレンシュート 1
青緑G-3現地徴用 1
今大会最も使用者の多かったデッキはやはり『MF恫喝』
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コンボが決まった時の破壊力もさることながら、16弾で収録された「シャイニングガンダム」「ドラゴンガンダム」といったMFユニットと強力なガンダムファイターの組み合わせはそれだけでごり押せるパワーもあり、対策手段も相手が講じてくるものの、それを乗り越えるパワーがあることが人気の要因になったのではないだろうか。
次いで目を引いたのは『ブースト血のバレンタイン』デッキだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715003755418-YixtpHRmTF.jpg?width=800)
始動が遅い『恫喝MF』に対して、「オーブ連合首長国」といったブーストGから「血のバレンタイン」を早いターンで放つことにより相手目論見を崩壊させるのはかなり効果的。むろん、『恫喝MF』でなくとも始動の遅い中速などには効果的であり、中速の多いこの環境で使うのは良い選択といえるだろう。
また、デッキ分類ごとのまとまりとしてみると中速が目立っている。
前環境のでteir上位だった黒単こそ姿を消したものの、青中速赤中速緑中速内訳はバラエティに富み、それぞれが新たに獲得した中級ユニットを軸にキャラクターやコマンドを駆使して『MF恫喝』に立ち向かう構図も今大会ではよく見られそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715003755338-jmLtt0ZQbf.jpg?width=800)
ここまで見てきたデッキは、スタイルの差はあれどれも殴り合いを主軸としてきたデッキ達だ。
そういった戦闘デッキに有利なデッキで勝ちやすいと見たのか『第7次宇宙戦争』デッキも青茶と赤茶合計で三人と、使用者の多いデッキの一つだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1715003755382-o4QafAsJIK.jpg?width=800)
どちらの型も物理耐久性が高く、殴って本国を削るのが非常に難しい。
愚直に攻める手段しかないデッキではずるずると相手のペースに引きづりこまれ、最終的にはコンボを決められてしまうことになるだろう。
最後にコントロールデッキについても触れておこう。
前回イベントでは15弾環境を代表するデッキ、『カウンターΞ』を筆頭にコントロールデッキが3割程度のシェアを占めていたが、今回は大幅に数を減らし、使用者は三人だけにとどまった。
この原因はやはり「リングエリア」の導入による除去コマンドの弱体化とハンデスの危険などが大きい要因か。
まとめ
ここまで見ての総括だが事前の予想通り「リングエリア」による殴り合いと『MF恫喝』を中心にそれぞれの選択が現れた形となった。
押しつけ力の強い『MF恫喝』、『MF恫喝』に対する対策を備えたうえで互角に戦える『中速』、そして殴り合い環境になればこそ輝く『第7次宇宙戦争』。
それぞれが考えた末、手にした相棒でこの第二回ガンダムウォー杯という『リング』に上がる。果たして殴り合いの末最後に立っているのは誰なのか。その瞬間を見届けるのが今から楽しみである。
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