2000年代B-BOYファッションについて①

GUMのSNOWです。そうです。GUMってPAKINだけじゃないんです。

まぁどうせ知り合いしか見ないんだろうけど、PAKINと一緒にGUMをやってもう10年以上。マブダチです。マブです。マブい。いわばGUMの副社長というか。会社じゃないからなんですかね、副首領?まぁそう言う感じです。

突然ですが最近すごいスポーツミックスコーデ流行ってるじゃないですか。ジョガーパンツにハイテクスニーカー合わせる感じ。ヨーロッパやアメリカではロングスパッツ…って既に古い言い方らしいですね。ロングレギンス?うるせぇスパッツだろ。スパッツ単体で履いて街を闊歩したりしてますね。

GUMは僕もパ禁もガチムチというかポッチャリというか有り体に言って筋肉のあるデブなのでとてもじゃないけど着こなせません。最近僕はユニクロのXLが入るようになって喜んだ程度のデブです。お察しください。

っていうかね、違うんですよ。俺らのスポーツミックスコーデっていうのは全然違うんだよ。XXLのNFLのゲームジャージなんだよ。76ersのアイバーソンのゲームジャージをXXLの無地白Tシャツに合わせるんだよ。NIKEのヘッドバンドを謎に二つ重ねるんだ。片腕に二つほどリストバンドをつけるんだ。俺はそういうスポートコーデがしたいんだよ!

というわけで僕がヒップホップ、グライムといったブラックミュージックおよびそのカルチャーにはまるきっかけとなった2000年代前半のファッションについてツラツラ語ります。

思ったより長いのでいくつかに分けます。だって好きな格好の話するのに一晩じゃ足りないよね。仕方ない。

ちなみに別に考証とかしてないです。むしろ「あー、あったあったw」くらいのテンションで分かってくれる貴方とお酒がのみたい。どこ住み?GUM来る?

というわけでその前章として僕の話を少しします。

僕は生れは仙台なんですが小学校を3校くらい転校した挙句、横浜の鶴見という街に小学5年生のとき引っ越してきて、まぁ普通に治安のクソ悪い埋め立て地に建てられた中学に何も考えずに進学するんですが、ヤンキーしかいないわけです。

21世紀にもなって刺繍入れた長ラン着てるヤツがいましたから。大人になってから、55歳くらいのおっさんに「いや、俺らの時にはもう長ランは古かった」と言われた時は目がくらみました。何やってたんだ俺の中学は。

そういうヤンキーファッションがかたりたいんじゃないですよ?GALFYのセットアップとか着てる奴いましたけどね。ヴェルサーチのジャージとかあれなんだったのマジで。

じゃなくてね。アレですよ。俺らの同世代の奴らは分かると思うけどKANIとかFUBUのナイロンセットアップですよ。僕らは「シャカシャカ」って呼んでました。すごい知能指数の低さ。音じゃん。未開地の住人か。フロンティアはどこだ。

最近舐達磨のPVで履かれてたりしててびっくりしましたね…。やっぱああいう部屋住み系ファッションから出てきたのかね。まぁ俺らの時は完全にみんなパチモン着てましたけどね。俺も持ってたわチクショウ。

まぁ俺はそんなことも分からずみんながお小遣い貯めてそういう服を買っていると聞いたので、じゃあ俺も買うかくらいのノリで買おうとしてました。

ただ、これはあの世代どうだったか分からないのだけど、少なくとも俺の周りではみんなシャカシャカきてたんですよ。俺も気づいた。「これかっこいいか?」と。買う前に気付いた方がよかったぞ。

そんな折、横浜駅など人が集まるところには今考えれば異常なほどのレアさでB-BOYファッションをしている人がいて、その人らが履いていたダボダボのジーンズに魅かれたSNOW少年13,14歳くらい。

そんな話だ。続くぜ!

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