パ禁、GUM中止するってよ。（そして本当に言いたい２つのこと）

ほんの三週間程度前にこんな投稿をしたばかりですが

GUM、中止します！

以下、俺の思い。言い訳のつもりはないけど、言い訳のようにみえたら鬼の首を取ったように大声で主張してください。

今回のGUM、俺自身が一番楽しみにしてたと思う。なぜって、ゲストにGoth-Tradさんにカタルナイシンさんって組み合わせだけでワクワクするじゃないですか。

Shiftyが四月末には閉まってしまうってこともあって、二月頭から準備してたんです。

この箱に10年以上お世話になった。

最後の最後に記憶に残るパーティにしたかったんだよ。

わかる？世界クラスのDubstep DJと、日本を代表するアルバム出たばっかりのGrime MCのマッチメイク。

なにより俺が見たかったの！！

俺のエゴに最後の最後までみんなを付き合わせてしまってもよかったんだろうけど、

やっぱ良く無いですね。と思いました。

イベントをこのタイミングで開催する、というのは、相当な覚悟がいる。

そもそも、小規模なイベントでコロナウィルスに罹患する可能性がどれくらいあるのか？とか、国からの保証もなく、困っている現場の皆んなに小さいながらも活躍する場を用意しないといけない、とか。

当事者には当事者の事情がある。

生きていくためにはステージに立たなくちゃいけない人もいるし、店を開かざるを得ない人もいる。

本来であれば、俺みたいな兼業オーガナイザーがそういう人たちを支えるべきなのだ。それがあるべき姿だと思う。

ただ、もう一方で、来てくれるアーティスト、お店の方、そしてなによりお客様の健康への安全も考えないといけない。

そして、仮に感染しなくても、このご時世、クラブに行っただけで社会的な信用が失われる雰囲気が出来上がっているわけで。

そもそも感染するのかなーって隣の人にビクビクしながら遊ぶの、もうパーティじゃないし。

そしてみなさんお察しのとおり、オレ自身も感染するのは怖い。

いや、マジで小規模なイベントよ？コロナにかからない可能性のほうが高いよたぶん。寧ろ加湿器で次亜塩素酸水を噴霧しまくってる空間、他のところより安全だと思うたぶん。てゆーかそんなに自粛自粛してたら皆んなの精神によくないじゃん絶対遊んだほうが免疫力高まる！たぶん！

たぶん、たぶん、たぶん。

「かかるか？」「かからないか？」

確率は、実質50%？あなたなら乗ります？降ります？

結局、サイコロ遊びは、少なくとも今回は俺には無理でした。

本当にね、言いたいことたくさんあるんです。

でも二つだけ、今回の件を通じて学んだことがある！

一つは、イベント中止や、もっと悪い閉店の報告がたくさんネットやリアルにも溢れてると思うんだけど。

これマジ辛いから！

本当に辛い！そして悔しい！

実際やってみ！

マジ辛いから！後、悔しい！

特に、自分が強い思いを持って、丹精込めて捏ねて捏ねて練りに練ってきたものほど。

なんていうか、全てが「虚無」に沈んでいくんです。掛けてきた時間もお金も体力も。場合によっては、信用も。人間関係も。思い出も。未来も。

悔しいんです。本当に悔しい。

向けるべき怒りの矛先は無数にあるんだけど、無数にあるが故に実体を失ってしまって、捕まえることすらできない。雲や霞を殴っても、空を切るだけじゃないですか。

皆んな、自粛や閉店の報告に慣れちゃってきてると思うんだけど、一瞬でいいので、その裏側に辛くて悔しい思いをしている人たちがいること、思い出してあげてください。

後、余裕があればその人たちの側にいてあげてください。

二つ目。

退くのも勇気。

自分がやるって言ったものを、自分からやめるって、これ、結構勇気いりますよ。特に、自分以外の大勢の人たちを巻き込めば巻き込むほど。

だから、俺は進む判断をした人たちはすごいと思うし、

同時に、

やめるって決断をした人たちは勇気があると思う。

今回の件を勝利、敗北の二元論で語るつもりは毛頭ございませんし、良識あるみなさんもそんなこと全く思っていないと思うのですが、

実際、敗北感を感じる人は多いんじゃないかと思う。頭ではそんなことないって理解していてもね。

でも、その決断は勇気あるものだったと俺は思う！多分に自分への慰めが入っている気もする、でも、敢えて言います、進むより、戻る方が勇気いるよ！

最後に。

今回の件で、一番ダメージを受けるのはShiftyの運営側の皆さんだと理解しています。

俺は、自分の選択が間違っていたとは思わない。でも、本当に、最後の最後でShiftyをサポートしきれなかったことは悔やんでも悔やみきれない。

マジで、どうすればいいかわからないけど、GUMができなかった分、何かしたいです。何ができるかわからないけど。

今回はここまで。