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「オラファー・エリアソン展」

2024/1/20
@麻布台ヒルズギャラリー

カテキョの教え子と行った。なんか大人になってた。美的感覚の鋭い子だとは知ってたけど、駅とか建物内でも「この空間やばい、変」とか言ってて、私は、言われてみれば…?みたいなかんじだった。空間からなにかを受け取る、網目の細かさが、私とは全然違うんだってすごいなって思った。

大本命の、水ばら撒いてストロボで見せるやつ、辰年だからか私は龍に見えた。ずっと見てると頭おかしくなりそうだったから私は先に外に出たけど、カテキョの子はずっと中にいた。

入ってすぐのミラーボールみたいな赤い球、壁の反射が毛細血管みたいで、球自体も細胞分裂する受精卵みたいで、ほかのものは周期的・無機的・幾何学的だけど、これがいちばん生物っぽいと思った。

けど彼は「バチバチしてるやつがいちばん、人間ってかんじ」って言ってた。どういう?って聞き返したら、「わかんないこの音と、光と、空間が」「人間ぎらいないきものみたい」って言ってた。頑張って目を凝らしてみたけど、同じふうには見えなかった。

出口付近の、森美術館の館長との対談もすごく良かった。相互関係、科学的な時間、個性、彫刻は動きのドローイング、などとメモしたけど、上手く説明できない。受け取ったものがきっと私の内側に蓄積されてるはず。

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