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データ型を試行錯誤して今川焼のvizを改良したい

こんにちは、ぐみこです。
アウトプットが楽しいのですがインプットも頑張ります。(Ord3で既に詰んでいる気配)

さて、先日今川焼の呼び方についてvizを作ってみました。
結果としてはグラフが思い通りに作れず情報不足になってしまったのですが、データの作り方に原因があったのではないかと判断しました。
今回はこのvizをどう改良したか、試行錯誤の過程を書いていこうと思います。

vizの目的

例のお菓子の呼び方について「関東は今川焼、関西は大判焼、九州は回転焼」という言説がメジャーですが、実はそれに当てはまらない都道府県があります。(以下、「特殊呼び県」と称する)それらの都道府県における呼び方の傾向を調べます。

以下、仮説です。
仮説① 特殊呼び県では、呼び方の割合がほぼ均等に分かれる。
仮説② 特殊呼び県では、その都道府県固有の呼び方が他にある。
この仮説を検証するためのvizを作ります。


データをブラッシュアップしてみた

1シート1情報を心掛ける

グラフを作成しやすくするため、一つのシートには一つの情報だけ入れることを心掛けました。

↓前回作成したデータ

最も多い呼び方 と 呼び方の割合 が同じシート上にある

↓今回改良したデータ

情報を2シートに分割し、都道府県をキーに結合できるようにした


Tableau上でどう処理されるか確認

データを読み込ませた時にTableau上でどのように表示されるか(vizにしやすそうな形になっているか)よく確認しました。

↓前回作成したデータ

縦持ちにはなっているが、 ←の割合 の扱いに困る

↓今回改良したデータ

列数が減って過不足なく情報を使えそう


vizを作り直してみた

ここまで来ればvizを作るのみです。
1シートに1情報を心掛けたため、グラフが作りやすかったです。

↓完成したvizがこちらです。

都道府県別今川焼の呼び方とその割合_rev1 | Tableau Public


考察

仮説についての答えですが、
①特殊呼び県では全ての府県で代表的な3呼称が見られた。しかし均等に分布しているわけではない。
②8府県中6府県が都道府県固有の呼び方をもっていた。

秋田県は隣接する岩手県と宮城県の影響を受けたのかもしれません。福井県は謎です。言語の島という現象があるので、もしかしたらそれの一例かもしれません。


感想

楽しかったです。また、自分の成長を感じられました。
円グラフや真/偽の色分け条件を活用して情報量を増やすことができたと思います。
特にセットは便利だと思いました。
また、日頃からviz化することを意識してデータを作成したいという意識が芽生えました。

心残りの点は、都道府県固有の呼び方が情報不足という点です。
例えば大阪は「御座候」の他にも「太閤焼き」等多くの呼び方が混在しています。この豊かさが調査結果に影響を与えているのかもしれません。そう考えると、固有の呼び方を代表的なものだけ挙げて終わらせてしまったのは後悔があります。(グラフが作れるかどうか不安だったので泣く泣く切り捨てました)

これはクロス集計表にしたかったのですが、色を付ける方法がわからず断念しました


参考データ

【地域別】今川焼き・大判焼き、回転焼き、どの呼び方ですか? | マイナビニュース (mynavi.jp)
名前がたくさん!今川焼きの特徴・地域による呼び方の違いも - macaroni (macaro-ni.jp)
回転焼きに大判焼き、今川焼き…関西はなぜ「御座候」と呼ぶ? » Lmaga.jp
北海道はおやきだけど…大判焼き?今川焼き?回転焼き?全国各地の呼び方を調べてみた|PREZO(プレゾ) - 北海道の豊かな恵みを産地直送


最後までありがとうございました。

ぐみこ🥮

(追記)グラフは青系の色を避けて、できるだけおいしそうに見えるように工夫しました

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