FNATIC流エリアコントロール Part1 FNATIC vs ACEND - VALORANT Challengers EMEA - Week 5 Day 2 - Map 1
おはようございます、ガムボールです。
Valorantを研究するプレイヤーの義務として、EMEAの試合を履修しなければならないことは周知の事実だと思いますが、今日も今日とてその一環としてアーカイブを見漁っていました。
その中にやけに再生時間の短いアーカイブが一つ。
何やらFnaticがAcendをヘイヴンの防衛で蹂躙していたようなので、今回はそちらを観ていこうと思います。
FNATIC vs ACEND - VALORANT Challengers EMEA - Week 5 Day 2 - Map 1
今回この試合を解説するにあたって留意点があるので先ずはそちらから。
留意点
本来、前回の記事の要領で試合内容の説明をした後、負けた側の勝ち筋を何個か挙げるという流れにする筈だったのですが、この記事を書き終えたタイミングで、「これを全ラウンド分やっていたら寿命で死んでしまう」と思ったので方向転換します。
今回は全ラウンド研究する為に試合は皆さんにリンクから飛んで実際にご覧頂き、試合内容の説明を全て飛ばして、勝ち筋やその他の話を主体とした記事にさせて頂きます。
ただ第一ラウンドについては書き終えてしまったのでこのままアップロードし、第二ラウンドから前述した形で進めて行きます。
勝手な判断をしてしまいすみません。ミニ解説は今まで通りとなるので楽しみにしていただけたら幸いです。
第一ラウンド
第一ラウンド目は防衛側FnaticによるAサイト前詰めからスタート。
最近色々なヘイヴンの試合でこの前詰めを見かけるので今のメタかもしれません。
攻撃側Acendも前詰めとの報告が入ったので、アストラはすぐ横の段差に登り1ピックを狙い、スカイはその援護を。残りの三名は最速でBサイトに向かいました。
しかし防衛側も攻撃側アストラの場所をわかっていました。
彼のハイドしているポジションにフォールトライン、アフターショックを撃って確実にアストラを倒し、攻撃側スカイは人数が多いとわかり直ぐに引きました。
その間攻撃側はBサイトまで侵入成功。
防衛側はアストラを倒した後下水道からAサイトへ戻ろうとし、防衛側キルジョイがハイドしながら敵の動向を伺います。
1:22時点での配置。
恐らくこの時点で、防衛側のキルジョイから「Bサイトに設置してないしこっちにも来てない」と報告が入っているはずです。
となれば残るはAサイト侵攻。
防衛側は下水道からの寄りが間に合い、攻撃側よりも先にAサイトを確保しました。
しかし攻撃側はそれより先にゼロポイントで索敵をしており、下水道に人が残っている事がわかっていました。
なのでそのまま防衛のスポーンへ抜けてC展開。
ガレージ前にいた攻撃側スカイはそのままエリアを広げる為にガレージのダブルドアまで侵攻、防衛側キルジョイはいち早くガレージを空けてそのままスポーン抜けを確認しにいきました。この防衛側キルジョイの動きはC展開かそれ以外かを確認する為の動きなのですが、結果的に攻撃側は人がいるという事でガレージ侵攻を少し待つ事となり、スカイのトレイルブレーザーを使わせました。
スポーン抜けもガレージ侵攻もわかった防衛側キルジョイはそのままBサイトに入り銅鑼裏にハイド、その他の四名は再度A前を詰めてそのままCロングへ向かいました。
0:57時点での配置。
そして攻撃側キルジョイがサイト裏にスパイクを設置しガレージに引いてスカイと合流し、ジェットはCTに引いてkayoもAサイトのCTからCサイトのCT側に移動をはじめました。
防衛側はCサイト入り口まで入りきり、ガレージにスモーク、サイト裏にフラッシュ、薪側にフォールトラインを入れジェットがエントリーしサイト内に侵攻。
サイト奥にはリコンボルトを入れて早めにサイト内をクリアリングして、その勢いのままに解除音を鳴らして攻撃側にアクションを誘います。
そしてこのタイミング。今まで徹底して情報だけを取り続け、敵からの警戒の薄いキルジョイが大活躍します。
防衛側ジェットがCTにショックダーツを入れてもらいながら侵攻、しかし攻撃側のダブルピークによって倒されますが、ガレージは防衛側アストラにより攻撃側スカイがモク抜きで倒されてしまいました。
これはとても不幸だったと思います。このモク抜きが無ければフラッシュが入りアストラをキルし、状況はかなり良くなったでしょう…。(私はFnatic信者なので笑みが止まりませんでした)
設置後15秒経過時点での配置
その後サイト内にいた防衛側ソーヴァも倒されてしまいますが、前述したように防衛側キルジョイへの警戒が薄く、攻撃側は裏の侵攻に気付けませんでした。
ガレージは防衛側アストラが抑えきり、ブリーチとキルジョイの挟みでkayoとジェットをキルしラウンド勝利。
第一ラウンドまとめ
最初から最後までFnatic側がキルジョイで情報を取り続け、スキルによるクリアリングもスムーズで流石だなという印象。しかしAcendもモク抜きがなければ可能性は十分にありましたし、最初のBサイトを詰めるまでのタイムラグの無さや、ガレージを綺麗にクリアリングした部分が印象的でした。
最後に
以上で解説を区切らせていただきます。
第一ラウンドから労力が半端ではなく、非常にまずい予感がします。
やはりEMEAの大会は深く観ると楽しいのですがこれは体力が持ちませんね。
記事を振り返ると、その9割が試合内容の説明ですから次回はもう少し楽になるかな?と期待しています。(別の世界線の考察も捗りそう)
ご意見募集中です。
これからも応援の程よろしくお願いします。
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