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BEAST決勝オーラス0本場「対新井副露読み」

Beastのオーラスはしびれました。
4人とも一打一打に必死なのが伝わってきて感動しました。
できることなら、全員いつかMリーガーになって欲しいと思えるくらい4人とも好きになりました。

ということで、いろいろな選択がおもしろかった南4の合計5局だけを振り返ってみました。

ちなみに、感動的な文章を書く性分でもないし、そんな能力も無いので、ただの麻雀好きらしく、淡々と打牌選択を振り返るだけなので、おもしろみはありません。
何も情報仕入れずに、感覚で書いてるので、正しいことを保証するものでもありません。

と言い訳をしたところで(笑)、振り返りスタート!

ここまでのポイントと最終半荘南3局終了時点でのポイントは以下のとおり。

菅原    3.2 +69.7 =  +72.9
新井   60.1 +11.7 =  +71.8
浅井   39.1 -20.2 =  +18.9
内田 -102.4 -61.2 = -163.6

※見にくいので敬称略で記載します。

新井は菅原との1100点(1.1ポイント)差をひっくり返せばオッケー。
浅井は、菅原からの倍満直撃か三倍満ツモ条件。

※ちなみに牌譜は自作で、ツモ切り牌の暗転表示がされないようになっちゃっています。気になる方は牌譜再生すれば手出しツモ切りが分かります。

新井の選択。
ノーテンにはできないから七対子はやりたくない。しかし、ひょっこり聴牌することもあるので、念のため七対子とタンヤオドラ1を残す打3m。
ポン材を多く残しておけば仕掛けて聴牌の確率も高まる。

5mを暗刻にして打8p。
仕掛けてドラを使うルートを優先。既に9pが3枚切れであることを重視したか?

菅原の選択。244sに6sを引く。
普通のメンツ手っぽい浅井が3mからの切り出しのため、2mがポン材として悪くない。
内田の捨て牌は情報とは言いにくいが、14m切っていて2mだけ残してるケースは考えにくい。
3sドラ表で1枚見え。
ということで、ここはポン材優先の打2sか?

と思ったら打4s!リャンカン固定。
これはなかなかアツイ選択。ポンテンがとれなくなるからね。

新井は2sチーテン。
待ち選択は6p2枚見えのため枚数で4p。

前巡リャンカン固定した菅原は見事にリャンカンを埋めてケーテン!
2s切りでも同じになっていたけれどお見事!

浅井目線。
赤と三色を絡めれば倍満までは見えるが、チーして7p対子落としの新井が聴牌濃厚と見てノーチャンスの2mでオリ。
※追記 リーチ一発タンヤオ赤3ドラ1+裏1で倍満直撃があるので、マンズかピンズからの選択でしたね。で、後述するように4pが切れないから、ひとまず2m切りで、聴牌すれば4m勝負するかどうか?を考えるということですかね。

これ、7p対子落としの新井の手はどのように見えていたんだろう?
「ターツ落とし・対子落としに喰い延ばし無し」が使える局面だと思う。
仮に36sが刺さるとすると、新井は、3445s+77pという形から、7p対子落としを始めたことになる。
じゃあ3445sのときに4s切っていれば聴牌だからおかしいよねってこと。

確かに、7pは全見えで77pとXXのシャンポンは心許ないところだけど、さすがに3段目にさしかかろうかというところで聴牌外しはできないよね。その前の8pも変だし。

ということで、3sの方がこの瞬間は切りやすい部類だと思う。

同じシーン

他方、浅井が選択した3mノーチャンスの2mはどうか?
新井の8p→7p7pという切り順にはヒントがあるような。
※2枚目はツモ切りだけど1枚目は手出し。
新井はタンヤオ風に見えるから、枯れてる7p対子よりもペン6pの方がまだ2枚残っていてマシそう。
それなのに、8p→7pという切り順で、新井はペン6pよりも7p対子を優先した。
これは8pを切っても6pのフォローがあったように見える。つまり5pが手の内にある。
想定できる形は、5577pや3577pくらい。
つまり最終形の愚形率が高くて、5pと2mのシャンポンもありそうなんだよね。
3577pも想定できるから、4pは選択肢に無かったと思う。

で、2mは生牌。ここまで考えると2mは相当切りにくい。
3mノーチャンスだから2mは縦でしか使えない。誰が縦で使っているのか?浅井目線でも同じように内田が持っているとは思えないから、新井か菅原しかいない。

同じ。

ちょっと戻って、新井の5巡前の3mは手出しだった。
この時点で新井が223mから2mを対子固定していない限り2mはあたらない。
778pと223mが新井の手の内にあったことになる。
逆算すると喰いタン風の新井。
6pと4mの受け入れのどちらを嫌う可能性が高いか?
6pは既に2切れで4mは1切れ。
しかも、新井の切り順的に6pの受け入れはフォローがあったっぽくみえる。
となると、この時点でわざわざ223mから4mの受け入れを捨てて3mを切るというケースはほとんどあり得ない。

ということで、ノーチャンスの2m切り。
かなぁ?

考察が無駄に長い(笑)

今度はケーテン入れている菅原。引く7s。

先ほどの、
「対子落としに喰い延ばし無し」からすると、
3456s77pからの聴牌とらずをしていない限り、47sで刺さることはない。4sの愚形もない。3345s77pからの聴牌とらずになっちゃうし、4sは3巡前にポンが入ってないから。
他方、7sは嵌張もシャンポンも否定できない。3468s77pからのターツ選択で7p対子落としになることはいくらでもあるからね。

どうせケーテンなので、ここは4s。

と思いきや打7s。

これはどうだろう?
放銃は1000点でも100万点でも同じく負けだから放銃打点は関係無いし、ケーテンだから自分の打点も関係ない。
となると、単純な放銃率だけで選択することになる。
4sよりも7sが安全な理由が無さそうに見えるが、どうだろう?なんかあるかな?わからない。

2人聴牌で流局。

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