BEAST決勝オーラス3本場、4本場「決着」
オーラス3本場。
菅原の選択。7pをツモって両面と対子だらけだけどゼロメンツの手。
普通は6mか7m。すべての両面を逃さない。
しかし菅原の選択は打3s!
これは驚いた!七対子を残すという意図はさすがに無いと思う。
内田の対応を考えると、チーさせてもらえるとは思えないから、できるだけポン材を優先して、浅井や新井からのポンにかけたってことかな?
特殊状況だからこその選択なのかもしれない。
新井に優勝聴牌!もちろん役が無いのでリーチ!
これをポンして打6m!6m7mからの選択だけど、さすがに4mワンチャンスなので打6m。
打3sでのポン材残しが功を奏した!
5pを引いて聴牌!
打3sのときに、他の牌を切るとすればだいたい内側の6mだろうけど、あそこで打7mになってしまっていたら、とれなかった聴牌。
そこそことれない聴牌かもしれない。
満貫ツモ!
さすがに決定打。ほぼ菅原に決まり。
迎えた4本場。新井に残された条件は、倍満ツモ、跳満直撃。
ドラドラの3対子で、七対子ドラドラ裏裏という倍満ルートが見える配牌。
初打は浅井が切った5m。
結果的には痛恨の選択になったけれど、赤5mと赤5pというこの世に2枚しか無い牌を「両方とも」引いたときだけ裏目になる打5m。片方だけなら、結局ツモ裏裏条件に変わりはないからね。
赤赤と引く可能性は低すぎるので、目に見えてる1枚差を覆す理由にはならない。
5mが赤ければ、あるいは5pが赤ければ。たったそれだけで新井と菅原の結末は逆だったんじゃないかな?
ここも1枚切れの4s。
まさかの赤5m引き!
大丈夫。赤1だけならどうせ裏裏条件だから、裏目にはならない。
順調に進めて、1枚切れの7p。
嬉しいけれど痛恨の赤5p!
どう考えても切る5m。長期で見れば正しい5m切り。もう一度同じ状況になれば切る5m。
だけど、あの場面だけうっかり間違えて残せていれば。
19字牌は両脇が抱えているのでダメ。打9s。
1枚切れの8m。
7mを引いてリーチ!
最後の選択の決め手はなんだろう?裏ドラ効率もわからない。
直撃条件は満たしているから、4s先切りの3sにかけたって感じかな?
現物を並べていたが、手詰まる菅原。
当然、初打から役満を警戒しながら、新井の現物を抱えていたが使い切ったところ。
新井の河は、赤5m以外はすべて手出しで、条件は跳満直撃。
スタートは混一色、清一色に見えなくも無いが、その後の手出しで染め手は否定できて、ほぼ七対子か四暗刻くらいしか無さそう。
七対子が本線だからこそ、3枚目の南も否定できない。
長考の末、菅原の選択は8p!
また手詰まる。
生牌の1m。
この辺は、もうわからないよね。
菅原も何度も「南か?いや、それでも・・・」という思考を繰り返したと思う。
理屈上は3枚見えの南が最も安全なんだろうけど、七対子ならなんでもあるんだから。
何度も触っていたノーチャンスの3sは、最後まで切ることなく新井がツモ。裏は乗らずに菅原の勝利で終了。