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平穏世代のホーリーキャッツ

お世話になってる“なんちゃらアイドル”さんの新曲のカップリング曲のタイトルを使わせて貰いました。

彼女達の魅力は何なんだろうと思っていた。

もちろん、良い意味で、地下アイドルっぽくない楽曲、御茶海マミさん、あおはるさん、運営さんのキャラクターと真面目さ、仕事に対する誠実さを知ってるからというのもある。
きっと彼女達に会ったことある人達は納得してくれるのではないだろうか。

しかし、マジメで誠実で楽曲の良いアイドルさんなんてごまんといる。

それでも僕は彼女たちに惹かれるのだ。

推しというわけではない。

仕事仲間として、プロとしてチーム“なんちゃらアイドル”を本当に心から尊敬している。

気付いた。魅力の根本は何なのかを。

どこまでもカウンターカルチャーをしているのだ。
つまり昨今の日本の音楽シーンに失われつつある“ロック”の魂をあの2人から、そして運営さんから感じている。

平穏世代、つまりは20~40代前半までのバブル崩壊後の先の見えない不安しかない時代を生き抜くという世代である。

そんな3年後どころか明日さえどうなるかも分からない時代に、その不安をぶっ飛ばすような何処か懐かしいメロディと時代の景色を流れる水のように示した歌詞、そんな何処か美しく、文学的ですらある言葉をどストレートに分かりやすく歌い上げる。

韻を踏んで特に意味の無い言葉を羅列するわけでも、技術に懲り過ぎた挙句、言葉が伝わらないみたいな事がない。

どこまでもストレートにロックンロールをしている。

気持ち良い程の潔さ。
楽曲にもライブにも不純物がない。圧倒的な純度のロックショーが繰り広げられている。

もちろん地下アイドルであるが、地下アイドルっぽくないなと思っていた部分。

昨年の夏くらいから深く関わるようになりようやく彼女達の本質が垣間見られた。

これからも快進撃を続けてほしい。

名前からもアイドルなのは間違いない。

しかし、僕はアーティスト“なんちゃらアイドル”がデカくなる未来が見えるし、その為に音楽家として何か協力出来ることがあるなら嬉しいと思っている。

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