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【大谷翔平】連載コラム『GUITAR & NOISEその2の言いたい放題』#2

#ギターアンドノイズってバンドやってます

大谷翔平

俺たちは大谷翔平が出ている試合をもはや当たり前のように普通にテレビ等で野球観戦してるのが日常になっていないか。

少し考えてもらいたい。プロ野球で、今ではメジャーリーグでピッチャーとバッターをやっているのである。しかも今年は今のところバッターとしてはホームランはリーグトップの37※、打点は82※でリーグ2位タイ。ピッチャーとしては5勝※をあげ、オールスターゲームには二刀流で参戦した。

俺たちはある意味で史上最高のプロ野球選手をリアルタイムで観ているかもしれない。

そりゃ生涯で868本ホームランを打った王貞治、日米通算で4367安打を打ったイチロー、日本人がメジャーリーガーになるなんて想像もつかない時代に海を渡りパイオニアとなった野茂英雄もめちゃくちゃすごい。

なんだろうこれまで幾多の名選手のように括れないすごさが大谷翔平にはあるのだ。

学生時代はエースで4番だった。そんなことはプロ野球選手ならよくある話だ。プロ入りしてどちらかに専念するのがこれまでの常識だったし、そういうものだと思っていた。

はっきり言って大谷翔平はもうマンガを超えている。

しかし大谷翔平ほど賛否が問われた選手がいただろうか。高校卒業後にメジャー入りを希望したが、北海道日本ハムファイターズに指名され最終的に入団してどちらかに専念するのではなくピッチャーとバッターの両方でプロ野球選手としてスタートした。それに対していろいろな人がいろいろなことを言っていた。周知の通り結果で賛の期待に応え、否を黙らせた。

まず北海道日本ハムファイターズを心から尊敬する。もちろん彼自身の野球人としての資質の高さもあるが、チームの育成方針、指導によりピッチャーとしてもバッターとしても中途半端ではなく超一流のプロ野球選手として育てたからだ。夢があるよな。

そしてロサンゼルス・エンゼルスに最大限の敬意を表したい。今年の成績から言っても日本にいたころより確実にレベルアップしていて、真のメジャーリーガーに育ててくれた。ショーマンシップって言っていいのかなメジャーリーグでも二刀流だぜ。夢を現実にしてるんだ。夢があるよな。

俺は2017年の8月31日に札幌ドームで行われた福岡ソフトバンクホークス戦で生大谷翔平を観た。この年は故障もあったためこの日が本拠地初登板となった。柳田悠岐やアルフレド・デスパイネとの対戦に見応えがあった。試合は福田秀平にホームランを打たれて勝負を決した。3回1/3、64球で降板した。その年のシーズンオフにエンゼルスと契約を合意し翌年アメリカに渡った。今思えば本当に生で観れて良かったなって思う。

大谷翔平は野球の可能性を確実に拡げた。今後大谷翔平のようになりたくて新たな二刀流の選手が出てくるだろう。もしかしたら今燻っていても二刀流に転向したら開花するといった選手が出てくるかもしれない。

野球はもっと進化する。もっとおもしろくなる。さらに魅力的なスポーツになるんじゃないかな。

これからも『翔Time』魅せてくれよ。

※2021年8月3日現在

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