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篠澤広という少女
皆様は学園アイドルマスターを楽しんでおられるでしょうか。多分これを読むのは私のフォロワーか篠澤広に狂わされた人でしょうし、どんなゲームとか全部略します。
以下の文章には、篠澤広の育成コミュ及び親愛度コミュに関するネタバレが含まれます。
篠澤広との出会い
篠澤広と出会ったのは、学マスリリース前。TwitterのおすすめTLに篠澤広と学マスの話題が流れてきたことがきっかけだ。
アイドルマスターシリーズはシャニマスに一瞬触れた(今はやっていない)程度の素人で、「へーなんか新しいのやるんだ」と興味本位でキャラクター紹介なんかを漁っていた。
そこにいたのが篠澤広、久々に私の脳を焼いた少女だった。
プレイ前の印象
プレイ前……というかリリース前の印象は「ドMに見せかけた逆境好き」だった。公式が明かしていた紹介動画やプロフィール、そして先行プレイの記事からこう推測していた。
14で大学を卒業するような天才で、周囲からも褒められ期待されていた。それが嫌で逆境であることを好み、妥協無く引っ張ってくれる人が欲しい。それが行き過ぎて「ドM」と称されていたのではないか、と。
以下、篠澤広トゥルーエンドまでのネタバレを含みます。
プレイ後(トゥルーエンドまで)の印象
篠澤広に対する印象はプレイしてからも大きく変わることは無かったように思う。逆境が、向いてないことに挑戦することが好き。アイドルに“なる”ことが目的ではなく、アイドルを“目指す”ことが目的。
極めつけに親愛度5でアイドルは“趣味”だと言う。仮にもトップアイドルを目指す世界の中にありながら、その主張は異質としか言いようがない。ただそこまでなら「おもしれー女」程度だった。
私が篠澤広に沼を感じたのは、彼女の趣味発言、そしてそのあとの「どうしてわたしをプロデュースしてくれる気になったの?」へのプロデューサーの返事だった。
「趣味です」
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たった一言。そして続けて夢が叶わなくてもいいと言った。夢をめざしているはずの男が、夢を捨ててもいいとすら言う。他の子が捧げているはず夢も熱も無く、あまつさえ趣味だと言い放てる少女ひとりのために!
カプ厨じみた考え方だが、そんな篠澤広とプロデューサーの関係性に惹かれたと言っても過言では無い。
ウマ娘のタキオン×モルモット(トレーナー)にハマったハマった時と同じような感覚がした。
それからは周回必須の親愛度5を超えてから6、7、8、9と運良く連続して駆け上がり、「光景」のストーリーとトゥルーへの道のりを進んだ。
進むにつれて、得意分野において天才だったがゆえに得られなかった「悔しさ」を得て、アイドルが好きだったことを自覚して。そして果てには趣味という自分のための行動だったはずなのに、ファンという他人を楽しませることを目標とする。
人として、そしてアイドルとして成長していく様がただひたすらに魅力的に映った。
以下、篠澤広トゥルーエンドのネタバレを含みます。
トゥルーエンド
これを読んだ私は脳を焼かれた。もちろん比喩だが、趣味に深く刺さるものを読むと実際そのような感覚がするのだ。それはさておき、このEDの火力はめちゃくちゃ高い。
初めて出会った日について、どんなところが印象に残ったのか。その質問に「綺麗だった」と答えると、「…………はつみみ」とあまりにも可愛い返事が返ってくる。
その上で、篠澤広を選んだのは直感だとプロデューサーは語る。好みだったから、いいアイドルに育ちそうだから。そうではなく、ただ「面白そうだと思ったんです」と。
そして「俺の夢を叶える役には立たない」「篠澤さんとの日々の方が、夢よりずっと価値がある」とも。
そんな愛の告白めいた……というか実際篠澤広が「愛の告白みたい」とツッこんだと思えば、野球選手も驚くほどのストレートで「私も同じ気持ち」「ずっと、一緒にいようね」と続けてくる。
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本当に可愛いがすぎて気が狂った。
プロデューサー、責任取れ
これは個人的な意見だが、「アイドルの才能がなかった」と「綺麗だった」は後者が正史(……って言えばいいのか?)だと思っている。単に後者を選んでも前者の話題が含まれているというのもあるが、これを前提とすると後述する親愛度10と恐ろしく噛み合うからである。
以下、親愛度10のネタバレを含みます
親愛度10
さて、問題の親愛度10。このコミュを読み終えた時、私の中の篠澤広という少女へのイメージが180度変わったと言っても過言では無い。
恐らくは何度目かのライブを終えたあと。ご褒美として遊園地へ篠澤と来たプロデューサーは、彼女になぜアイドルを選んだのかと聞いた。
確かにそうだ。アイドル育成ゲームという前提のため忘れかけていたが、これまでの彼女は「向いていないこと」を求めていた。つまりそれだけなら、アイドルである必要など、どこにも無いのだ。
例えばスポーツなんかでも、本当は良かったはず。運動ができなければいけないし、なんなら完全な安定も安泰恐らくはもない。でも彼女はアイドルを選んだ。その理由は
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そう、「かわいくなりたかった」んだ。私はここで叫びそうに……というか実際叫んだ。使えばトップアイドルになれる、そんな天才の経歴を持ち、プレイヤー間ではドMだなんだと言われる。そんなアイドルも、根っこのところは1人の少女だった。
だから、親愛度9話で「綺麗だった」と、そう言われた時にあんな驚き方をしたのだろう。きっとそれまで、才能だけを求められて、可愛さなんて周囲の誰も求めていなかったのだろうから。
たったそれだけの当たり前のことがどうしようもなく尊くて、私はもう一度この子のことを好きになった。
そんな私に追撃が入る。コミュ1話で篠澤の方から提案された、一月毎に更新される“おためし契約”。そんなものは無かったのだ。
「最初から本契約をしていて、一蓮托生だと言うことです」
つまり才能がないとわかっていて、それを目の前で見て、その上でプロデューサーは彼女と契約を結んだ。覚悟きまりすぎだろイケメンがよ!
婚姻届持ってこい。
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ただ、それだけで終わらないのが篠澤広。その答えを聞いて満足したのか、「それなら、ずっと、楽しいね」「わたし、もう元気になった、から」
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語彙力は消失した。とりあえずスマホのホーム画面にしようと思う。
余談だが、この後に続くEDがめちゃくちゃギャルゲの個別EDにしか見えなかった。というか多分そのつもりで作ってるんじゃないかな公式。
学マスは恋愛ゲームだった……?成人向けADV学園アイドルマスターとか……ない?無いよね。はい。
campus modeの配信待ってます。
あと契約の期限についてご存知の方いたら教えて下さると幸いです。1年ごとの契約なのかな……?
さいごに
学園アイドルマスター最高!
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