曲レポ:「曲名回収」編
「曲レポ」とは、「食レポ」のように楽曲を味わい、その良さを言語化する試みです。
今回は「曲名回収」編です。
曲名回収とは
曲名回収とは、歌詞中で曲名を歌う楽曲のことです。
これ自体は非常にありふれていますが、いろいろな回収の仕方があり、並べて見てみてると歌詞にいかに目を向けず聞いていたのかと、かえって味わい深いです。
(プレイリストを聞き返すと曲名と微妙に違うものも入ってるがご愛嬌)
Monster
君の叫びで 僕は目覚める
今宵の闇へ 君をいざなう Monster
名曲。サビの締めに曲名を言う、まさに王道的な曲名回収。
世界が終るまでは
世界が終わるまでは 離れる事もない
そう願ってた 幾千の夜と
戻らない時だけが 何故輝いては
やつれ切った 心までも 壊す…
はかなき想い… このTragedy Night
サビ頭に曲名回収するパターン。こちらもあまりに名曲。「世界が終わ」の間、オケが一切鳴っていないのもすごい。いわゆるアウフタクトというやつだろうか…。
Day 1
遅すぎるなんてない
不可能なんてない
いつだって 思い立ったらその日が始まりの Day1
サビの1まわし目の最後のパターン。Day 1ですから。
uni-birth
uni-birth
生まれ変わってもあたしがいいと思わないよ
だってさ、過去×今が未来のあたし
待ったなしの一回切りを生きてる
あちらこちら愛しく見えるじゃないか
「uni-birth」に似た語呂の「meteor」からサビが始まり、サビの2まわし目で「uni-birth」かと思いきや「ふるりら」。
というじらしを繰り返していき…、ラスサビの頭・・・かと思いきや、ラスサビの更に2まわし目でようやく「uni-birth」する。
1番サビ①meteor
1番サビ②ふるりら
2番サビなし
間奏
落ちサビmeteor
ラスサビ①ふるりら
ラスサビ②uni-birth
このじらしが非常に気持ちがいい。
Link
命を賭けて 荒野を駆ける 戦いの日々の中
振り向くと そこにいて
震え 止めてくれる
哀しみの日が閉じれば 野望の陽が昇る
運命 蹴っ飛ばし 思うまま進もう
世界をリンクして
曲名が動詞になるパターン。
コンプレックス・イマージュ
温かい その雫が 透明なら 力となり
もしそれが 深紅ならば コンプレックス・イマージュ
なんとAメロで回収する曲。
トウキョウ・シャンディ・ランデヴ
冗談じゃあないわ
トウキョウ・シャンディ・ランデヴ
その時が来たって如何にもならないぜ
曖昧な本当なんてメランコリ化するだけ
あたしをさあ掻攫って今テイクオンミー
強烈なカタカナパンチ。意味はよくわからないが、とんでもないインパクト
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