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UWF 1989/1/10

UWF DYNAMISM -BUDOHKAN SUPER BOUT 日本武道館
公式観客動員数 14130人。超満員。
QUESTよりビデオ販売。実況・解説なし。12800円。
当時のビデオは高かった。。。
現在もDVDが販売されている。

宮戸 成夫 vs 安生 洋二
 若き2人が平成UWFの幕開けに相応しい一戦を見せる。双方死力を尽くすが決め手に欠き、時間切れ引き分けに終わった。宮戸のキック、格闘技バックボーンのなかった安生の格闘センスが光った熱戦。

ノーマン・スマイリー vs バート・ベイル
 UWF初の外国人対決となった一戦。バート・ベイルは当時からいい味を出していたが、UWF戦士としては『黒い藤原』スマイリーがリード。関節技の妙技を披露し最後は腕ひしぎ十字固めで快勝。ちなみに藤原喜明はこの時点では第2次UWFには参戦していなかった。

中野 龍雄 vs マック・ローシュ
 渋すぎる一戦。You Tubeで視聴可能!!
アーン・アンダーソン似のローシュはマレンコ道場育ち。なかなかの肉体を誇る。中野との真っ向ファイトは熱い一戦に。ローシュのパワーに押された中野だが得意の逆片エビ固めで逆転勝利。マック・ローシュは総合でも通用したのではと妄想。。。

山崎 一夫 vs トレバー・パワー・クラーク
 山崎のUWFでは唯一の異種格闘技戦。当初はマット・スケルトンが来日する予定であった。代打のトレバー・パワー・クラークは謎のキック・ボクサーだが、動きにキレがあり緊張感のある一戦に。山崎はジャーマンスープレックスを繰り出すなど、プロレスラーの矜持を見せつけ、最後はスタンディングのフロントフェイスロックで大勝利!
 ちなみにトレバー・クラークは現在イギリスで格闘技のコーチをしている模様。

前田 日明 vs 高田 延彦
 UWF黄金カードが平成の幕開けを飾る。
前回対戦で高田に敗れている前田は鬼気迫る迫力を見せつける。1988年はUWF旗揚げの疲れなどかコンディション不良が目についた前田だが、今試合では高田を上回る仕上がり。団体としても時代を席巻し、日本武道館に進出。クローズドサーキットや会場内の演出など飛ぶ鳥を落とす勢いであった。UWF頂上対決はUWF屈指の名勝負となった。一進一退の攻防の末、最後は渾身の逆エビ固めで前田がリベンジを果たす!!
 平成プロレスのビッグマッチ第一段となった今大会は週プロ増刊号で詳報されている。21歳の安生から29歳の前田まで20代の若者6人にプロレスの未来を夢見た平成元年。今見てもUWFの熱量は異常です!!!


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