おちんちんと言いなさい!

『おちんちんと言いなさい!相手に失礼でしょう!』
強い口調で母に叱られた。唾とんでたとおもる。

おちんちんは「おおきいちんこ」だから、おちんちん。「ちいさいちんこ」は、ちんちんであり、おちんちんではない。

暇潰しに小1時間、イチモツについて頭をいっぱいにしたことあった。
導いた結論は「イチモツは大きいからイチモツ」だった。
一物は大きいから、個という一つの物として認識できるほどの存在感を感じるから一物というのだろう。

おちんちんと言うとき、親はこどもに夢を託す。未来に大きく羽ばたけ、のびのび自由におおらかに。おちんちんびろーん。

  ◇  ◇  ◇  

男の子の三大コンプレックス。
低身長、薄毛、肥満。俗にいう、チビ、デブ、ハゲ。

だけどデブは違う、なんとかできるから。
遺伝的なものもあるが、規則正しい生活でデブは直せる。
(余談だか、肥満センサーが遺伝子変異を誘発する関係で、自分の二世代前の父方が飽食かどうかで肥満体質かどうかに影響があると聞いたことがある。)

自分ではどうしようもない、そんなものこそ三大コンプレックスだ。
低身長、薄毛、短小。俗にいう、チビ、ハゲ、そして粗チン。

どうしようもならないことに苛まれることほど、人にとってツライことはない。どうしたら身長が伸びるか、どうしたら髪が生えるか、どうしたらポークビーンズがイチモツになるのか。思い悩むだけで現実が変わるなんてことはない。その現実に打ちのめされるだけだ。

一晩悩んだら身長が3センチ伸びました!
一晩悩んだら毛髪が3センチ生えました!
一晩悩んだら◯長が3センチのびました!

そんな話は聞いたことない。
いたら、偉いこっちゃと皆騒ぐぞ~。

隣の誰々さんとこ、短小に一晩悩んだら、3センチのびたんですって~。あらまぁ~本当~?わたしの子にも悩ませようかしら~、何も考えずに野球ばかりしてますのよ~、棒と球で遊んでばかりですわ~、おほほほほ!

なんてことは、ない。

悩むとさらにストレスでちんちんが縮む。
特に二次成徴期のストレスは、チビ、ハゲ、粗チンに拍車をかける。縮むちんちんに呼応して、心なしか懐具合も寒くなる。

変えられないものを変えようとすると、衰弱死するまで囚われ続ける。

ちんちんに囚われる悪循環。

逆におちんちんの持ち主は、余裕の持ち主でもある。

誰かから何かを言われても、「ちんちんなんだなぁ、、」「自分はおちんちんだから」とすぐに感情的にならずに、おちんちんで一呼吸をおいてクールに物事に対処できる。

おちんちんらいふはっく。
けんかは同じレベルの者どうしでしか成り立たない。

男性に向けて、「どうした!おとこだろ!」という意味で、「ちんちん付いてるんだろ!」という表現があるが、「ちんちんじゃねぇ!"おちんちん"だっ!」といつか言ってみたい。

  ◇  ◇  ◇  

サウスパークのチ◯ポコモンのお話。

ゆーあーそーびっぐぺ◯す。まいぺ◯すいずそーべりいべりいすもーる。

おちんちんと言われると誇らしい。


だからおちんちんと心を込めて託す。言の葉は偉大。言ったことは現実になる。

こどもに『ちんこしまえ!』と言う親は、こどもをちんちんにしてしまう。
『ちんちん』ではない、『おちんちん』と言おう。

『ほら、おちんちんが寒がってるわよ。だから、おちんちんをしまってあげなさい。』
子どもはおちんちんが自分の一部だとわかっていないので、この「おちんちんがさむがる」という表現で伝える方法が効果抜群である。情操教育上よろしい。
沖縄とか暑い地方で使えないのが残念。
いや、某ご当地VTuberの配信で知ったが、沖縄はガンガンクーラー効かせて寒いこともあるらしい。冬の北海道の逆パターンだな。冬にコタツでアイスをたべるあれね。うん。

この話を先日母にしたら『ばっかじゃないのwww』とツボ笑いされた。うーん。言ってなかったかしら?

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