愛弟とのやりとり その5

以下、ある日のLINEのやりとり。

たしかに初めて煉獄さんの声を聞いたとき「俺やん。」と思ったりもした。溢れる兄貴分、溢れる弟愛。

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記です。

  ◇  ◇  ◇ 

以下、阿鼻叫喚の兄。


初雪の報告。

「雪みるの初めてじゃねーダロ!」と愛弟からなじられた。☺️❄️

  ◇  ◇  ◇

以下、「ぽ」。


ぽ😆

  ◇  ◇  ◇  

以下、ウミガメのスープ?
「窓際リモート族」


結局、泥水だったんやで。。


以下、ネタバレ


男は会社勤めのサラリーマンであった。
コロナが流行るこのご時世。彼が勤める会社も、多くの企業の例に漏れずコロナ禍の煽りを受けていた。

フロアの片隅で窓際族を勤めていた彼であったが、程なくしてリモートワークによる自宅勤務を言い渡される。出社率削減に協力し会社に貢献するのだ。

自宅にて仕事を始めた男であったが、いざ机にパソコンを置いてみると、なんだかしっくりこない。というか、画面がぼやけて見えないではないか。 

それもそのはず。長年の窓際族生活は男を極度の遠視にしていたのだ。遠くのものはよく見えるが、近くのものはボヤけてみえない。

どうしたものか。困りあぐねた男は、なんとか知恵をはたらかせ、名案を思いつく。

「自宅でリモートワークができないのならば、自宅からリモートワークをすればよいのだ!」

さっそく男は、自宅から三軒離れたビルに向かいリモートワーク用のパソコンを持ち込み屋上まで駆け上がる。

これで、準備完了だ。ふぅ。

男は、自宅の窓から向かいのビルを眺めて日々を過ごす。


男は今日も遠い目をしながら、いつもと変わらず窓際で仕事に励むのであった。(終)

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