4-1≠3の話

7日(金)夜、AKIARIMが定期的にやっている配信ライブがありました。

この後の長文はさておき、ぜひ8月9日(日)のうちにここを読んだ方はぜひライブのアーカイブを観てください!↓
https://twitcasting.tv/akiarim/movie/633162673


はじめての欠員

前日の6日(木)に出された、meeちゃん休演のお知らせ。

本人は「腎臓以外は元気」とのことで、配信ライブと特典会を一ファンのごとくコメントしながら見ていました。
なので一安心ではあったのですが、結成以来4人が揃わないライブは初めて。短時間でどこまでどう仕上げるのか、開演前は勝手にそわそわしていました。

セットリストはコトちゃんのツイートから。


ライブの感想(各メンバーごと)

前回のように一曲ずつには触れませんが、ライブ中の3人の印象をちょっとだけ。

Kotono
meeちゃんの歌パートをフォローする場面が多かった印象。緊張も見え隠れしましたけど、「自分が引っ張っていかないと」という意志を感じさせつつ、肩の力はほどよく抜けていたのでは。観ていて楽しいパフォーマンスでした。

今日のコトちゃんで一番印象的だったのは『FLOWER』かな。
間奏、コトちゃんが真ん中で、背の高い二人を脇に従えて踊るシーンがあったんですけど。引きで全身映っているその画がとても良くて、「あーやっぱりコトちゃんの踊り方好きだなー」と思いました。


ちなみにAKIARIMのダンスに関しては、同じ振りでも全員それぞれのクセがあって、でも全体がバラバラには見えない、というのが良いなと思っています。


Reina
meeちゃんが以前、Twitterで絶賛連載中の漫画でれいなちゃんを「空間のバランサー」と表現してたんですよ。

これは人間関係における話なのかなと思うんですが、ステージ上でもそういう面があるなと思いました。

曲中、自分の見せ場では存在感アピールするし、推しカメラ感覚でずっと彼女だけを見ていたらたぶんずっとかっこいいんです。
当然だけど、手を抜いている場面なんてない。
でも全体で見たときに、引くとこは引いて周りを立ててる時もあるなと。
悪目立ちで邪魔したりしない、いい意味でうまく「消える」ことも出来るのかなと。
これ結構塩梅(あんばい)が難しいと思うんですよね。
存在感強すぎず弱すぎず、というのが。

ちょっと脱線するんですけど、以前コトちゃんが舞台にいくつか続けて出ていた時期のことを思い出しました。
当然と言えば当然なんですけど、舞台上って、スポットが当たってセリフを言っている人とは関係ないところ、いわば背景の人たちも演技はしてるんですよね(「影芝居」みたいな呼び名で話していたような?)。
注目を集めちゃいけないんだけど空気感は共有しているという。
一つ前の段落で言ったこと、そんなイメージなんです。
もうちょっと簡単な例えが思いついたらまた書きます(笑)


あと琴石パイセンは曲もMCもですが、はしゃいだりポンコツな面を見せたりしても要所はきっちり締めてくれる、という安心感があります。
いやこの日出ていた他の二人がそうじゃないとは思ってませんけどw、いてくれる安心感はやっぱりありました。


Ruka
いつも以上の気合いを、特にソロパートでの歌声に強く感じました。
今日一番胸に響いたのは、るかちゃんの声だったかも。
歌が苦手も得意も関係なく、思い切って張り上げないと始まらないってとこありますよね。ひたむきに汗をかく感じがとても良かったです。

後はとにかくまた生で観たいんですよね…生で観て、配信で観る時とのギャップを一番感じたのがるかちゃんのダンスだったので。
配信が物足りないわけではないけど、迫力が違いましたので。


ついでに、別にフォローじゃないけど(笑)、配信ライブならではの良い点も一つ挙げときます。
カメラが客席からは見えにくい角度を映してくれたり、一曲の中でアングルが切り替わっていくつかの方向から見られたりするところ。
この日で言うと『NO ANSWER』とかいい感じでしたね。


別メニューの味わい

メンバーの誰かが欠けてるライブって、正直見方が難しいと思うんですよ。
「今日良かったね」だけだと「じゃあ私(欠席者)は要らんのか…」になっちゃうし、「やっぱりみんないないとね」だけだと「じゃあ今日はあかんかったんか…」になっちゃうし。

普段4種類の具材が入るおいしい料理だけど、今日は1つ手に入らない具材があった。
それならと少しレシピを変えて、残り3種類が一番引き立つ味付けにした。
これはこれでおいしい!
でも別メニューの3種類バージョンがおいしかったからといって、4種類バージョンの味が色あせるわけではない。やっぱりあれが一番おいしいし、また食べたい。そんな感じかなと。
レアなものが味わえて面白かったです。

あと「一人いないとこうなるんだな」と思う、ってことは実質いないひともいるってことですからね。関わってはいるんですよ。
この辺を話し始めるとサニーデイ・サービスの『桜 super love』泣けますよね、みたいな(※歌詞が「きみがいないことは きみがいることだなぁ」で始まります)、ものすごい脱線していくんでやめときますけど(笑)

違わない違わない!その通りその通り!

呼び名は「アイドル」でも「ダンス&ボーカルグループ」でも何でもいいんですけど、ボーカルが入ってる以上はやっぱりそこがメイン、木の幹にあたる部分じゃないかと思います。
音源で曲を聴く時にも主役なわけだし。

歌をどう歌うかということが「こういうグループです」と打ち出す部分の中心にまずあって。
ここにも個性は反映されますけど、それプラス表情なりダンスなりトータルのパフォーマンスをそれぞれがどう表現していくのか、があって。
そこが一人ずつの個性がさらに発揮される、木で言えば枝葉が広がって花が咲いたり実がなったり、色付く部分、彩られる部分かなと。

だからもちろん歌>ダンスなわけじゃなくて、それぞれ大事なんですけど。
でもそれぞれの個性をつなぎ合わせるというか、紐づけするというか、まとめるというか、扇の要にあたるのはやっぱり歌だと個人的には思います。
だから一番歌唱力のあるmeeちゃんがこういう風に現状認識してるんだとしたら、個人的には嬉しいです。
腎臓お大事に…


次回のライブも楽しみです!終わり!

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