コツをつかむ

 趣味でギターを始めたのが14歳のときで、今もやっているからキャリアだけみたら23年のベテランだけど

 ギターに青春の全てを捧げてきたとか、23年間殆ど毎日練習してますとか、そういう意気込みじゃなかったので

 年数の割には全然下手な部類なんですね

 始めたばっかりの頃に、同級生のギターが上手いやつに教えてもらって、初心者向けの教則本見て、あとはチョロチョロと好きな曲をコピーして

 だから、けっこう基本的なスキルを知らなかったりする 例えば単音速弾きするときに、ピックを弦に対して縦ぎみに当てるとか、

 人差し指、中指でチョーキングするときは、弦を持ち上げるんじゃなくて下に引っ張るのが主流とか、

 この半年以内くらいに初めて知ったことだったりして

 ちょっと恥ずかしいことなんだけど、ぼちぼち楽しんできたスタイルなんで、まぁいいかと

 ただ、そうやって基本的なことを20年以上経った今更知るので、そのスキルに挑戦して、コツをつかんだときの感覚をいまだに味わうことができる

 スポーツでもなんでもそうだけど、コツをつかんだときって、急に自分がワープしたような、2つも3つも上のステージに一気にジャンプアップしたような快感があるじゃない

 それを、ギターを始めて20年で感じられるのは、ちょっとラッキーだなと思うんだよね

 一昨日は、右手のピッキングの感覚が急に良くなったんだよ

 今まで、どうしてもピックの持ち方、弦にピックをどう当てるかっていう、手首で弾くってのは知識としてあるんだけど、右手の先っちょにばっかり意識がいってたんだよね

 だが、一昨日、弾いていてふと、親指の付け根と手首の間、手の甲の左端に意識がいったんだよね そこを中心に右手を動かすという

 そうしたら、例のワープした感がいきなり来たのよね 指先に意識があったときよりピックが手からずれないし、リズム感良くなったし、正確性も上がった カッティングもスムーズになった

 こうなるともう楽しいてしゃーないね、ギター弾くのが

 この右手の感覚をちゃんと自分のものにできるように、毎日練習しなきゃ

 

 

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