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【CLE】君たち本当に地区連覇できるんですか?【3,4月振り返り】

 お疲れ様です。いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。
 開幕からひと月が経ち、各チーム悲喜交々だと思います。レイズやパイレーツが勝ちまくっているのが羨ましく思っていますが、他地区なので気にしないでいきましょう(殴

 それはさておき、早速3,4月の振り返りに入ります。


1. 3,4月の成績

 13勝15敗で、地区首位のツインズと3.5ゲーム差の2位でした。細かい成績は以下の通りです。

  • チーム打撃成績(()内はメジャー30球団中の順位)

・108得点(26位)
・14ホームラン(29位)
・220安打(23位)
・210三振(3位, ア・リーグ最少)
・103四球(7位タイ)
・35盗塁(2位, ア・リーグ最多)
・wRC+ 84(26位)

Fangraphsより引用
  • チーム投手成績(()内は同上)

・125失点(14位)
・防御率 4.04(13位)
・FIP 4.07(11位)
・26被ホームラン(7位)
・249被安打(21位)
・215奪三振(26位)
・82四球(7位)

Fangraphsより引用

 打撃は「コンタクト能力と走塁能力は高いが、塁に出られなければ意味はない」、投球は「余計なランナーを減らし、ギリギリ踏ん張る投球で耐えている」といったところでしょうか。
 見ているファンとしては、フラストレーションの溜まる負け試合が多い印象だったので、思ったより投手成績が良かったと感じました。全試合の半分以上の試合で3得点以下なので、勝つために投手陣への期待が上がりすぎたのが原因ですね…。また、1点差ゲームもちょうど半分の14試合(6勝8敗)と、試合終了まで気の抜けない展開が多かったこともあると思います。

リンク先以外のデータ参照元:

2. ピックアップ・プレイヤー

2-1 Josh Bell

 FA補強として獲得したJosh Bellは、期待どおりの活躍とまでは言えないものの、徐々に調子を上げてきています。

Bellの打率/出塁率/長打率/OPS

3,4月
.206(102-21)/.305/.382/.687
3本塁打 9二塁打 13打点 26三振 15四球

開幕から4/10までの10試合
.079(38-3)/.250/.079/.329 3安打全て単打

4/11以降の17試合
.281(64-18)/.343/.563/.906 3本塁打 9二塁打

Fangraphsより引用

 Bellは開幕から四球を選ぶ以外に全く良いところがありませんでしたが、4/11のヤンキース戦で移籍後初の長打となる二塁打がようやく出ます。そして、4/14からの古巣のナショナルズ戦(アウェー)で去年の活躍を思い出したのか、3試合で6安打の固め打ちを見せました。
 その後もコンスタントに打ち続け、打点も気が付けばチーム3位の「13」まで増やし、得点力不足に悩むチームを支えています。シーズン全体での成績は序盤の不振のせいでまだ物足りないですが、時が経てばよくなるでしょう。来てくれてありがとう!

2-2 Amed Rosario

ガーディアンズ公式アカウントより引用

Rosarioの打率/出塁率/長打率/OPS
.227(97-22)/.260/.330/.590 2三塁打 5盗塁

Fangraphsより引用

 Bellと対照的に全く調子が上がってこないのが、Amed Rosarioです。開幕から調子は良くないですが、去年も開幕から数試合爆発しながら4月末に向けて今年と同程度の成績に収束したので、その点は特に気にしていません。
 問題は三振がチームワースト(28)メジャー全体で7位タイの併殺(5)、同3位のエラー(6)で、このせいで成績以上にイメージが悪くなっています。首脳陣も手をこまねいているわけではなく、時折スタメンから外して復調を待っているように見えますが、私の目からはまだ何か変化があるようには見えません。ハマればずっと打つ選手なので、今が悪い時期を引いているだけと思いたいのですが…
 チームはセカンドのAndrés Giménezと契約延長したため、二遊間にこれ以上お金を割いてポジションの蓋をするとは思えません。そのため、今オフFAとなるRosarioは恐らくFA市場に参加することになります。このままいってしまうと、チームとしては単純に不振のままでは困りますし、本人としてはオフに良い契約を貰えなくなってしまいます。両方にとって不幸せな結果に終わらないよう、復調を待つのみです。

2-3 Eli Morgan

Morganの3,4月の成績
10試合 12.2回 1失点(自責0) 0.00 WHIP 1.26
13被安打 3四球 15奪三振

Fangraphsより引用

 投手陣は先発、リリーフ共に多くの選手が安定感を欠き、今のところ完全な信頼を置ける選手が少ないです。ですが、その中で数少ない好投している投手がEli Morganです。
 昨年前半はリリーフが大いにハマって無双したMorganですが、後半戦は安定感に欠ける投球を見せていました。打たれている間は良いコースに放ってもヒットにされていたのですが、ここまではその揺り戻しか、ある程度ランナーを出しても要所を締められています。しかもBABIPが.381と、これでもインプレーの打球が運の悪い方に転がっています。
 他のリリーフが続々と信頼を落とすなか、Morganは段々と重要度の高い場面でも使われ始めてきました。今シーズンは昨シーズン後半のリベンジとなるでしょうか。

3. 5月の展望

 実は3,4月の28試合中、同地区対決はタイガースとの3試合しかありませんでした。5月はツインズ、タイガース、ホワイトソックスと計12試合も組まれているので、よく知ったチームを相手にどれだけ勝ちを積めるかが勝負になると思われます。
 昨年は見事地区優勝を果たしましたが、この時期はまだ勝率5割付近を彷徨っていました。必要以上に焦る必要はありません。息を潜めてじっくり機を伺いましょう。

余談

 ここまでのガーディアンズは、シリーズのスイープ/被スイープが一度もありません。ただでは終わらないと言うべきか、取りこぼしていると言うべきか悩ましいところです多分取りこぼしている。ちなみに地区優勝した昨年はというと…


こんな乱高下の激しい試合を続けて
どうやってメンタル保ってたんでしょうね🥴

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