【ハースストーン】ヘビカズラは実質聖なる力?ノーナーガバフプリースト
お久しぶりです。と毎回言っているような気がします。guardです。
新年度はずっとコピーデッキや他クラスばかり回していてネタがなかったのですが久々に良さげな構築ができたので公開してみようかと思います。
今回はこちら
ノーナーガバフプリーストです。
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ん?
ナーガはこれだけなのでとりあえず見逃してください。
月並みですが後の項目で採用理由について解説します。
デッキリストの微変更とTOP200到達(8/30追記)
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1枚入れ替えただけでデッキの根幹は変わっていないので記事の大半はそのままですが、新たに採用したサーフィンレー・マルグルトンと、ついでにナジャク・へクセンについての項目を追加します。
コンセプト
主流のナーガプリーストやコンボ(とりかへばや)プリーストが継戦能力や爆発力を持つのに対し、このデッキの強みは再序盤の盤面形成とそれの維持による削り、そして定番のバフによる最後の押し込みです。
40ライフ環境において序盤から形成されるクロックは中盤以降のバーストに凄みを持たせるために必要であると考えこの構築に至りました。
この構成はヘビカズラによる強力な連続バフがほぼ犠牲になり、侍女による大量ドローもありませんが、そのぶん1マナミニオンが多く初手の安定感が売りとなっています。
また、ドローやバーストも無いわけではなく、ナーガデッキのそれとは性質が異なりますが優秀なカードを採用しています。
採用カード
特徴的なものを解説します。
ナーガ型でも採用される物はほぼ省略しています。
虚無に触れし従者
優秀な効果とスタッツを兼ね備え、シャドウプリーストの攻めの起点となっていたカードです。ナーガの3文字が書かれていないばかりに環境で見る事は稀になってしまいました。
ただ、バフプリーストにおいてもそのスタッツは優秀で、多少横並びを意識した構築にするだけで1マナとは思えないダメージ数を稼いでくれます。
祝福で2T6点クロック誕生。
獰猛なスリザースピア
このデッキ唯一のナーガです。もちろんヘビカズラとは併用できたらラッキー程度の認識で構いません。
呪文を使うついでにパワーアップするためこのカードのためにマナを払う必要がなく、無駄のない展開をしつつ有利盤面を作る助けとなります。
同スタッツにはノースシャイアの聖職者やサーフィンレー・マルグルトンがいますが、これらはデッキ本来の動きに加えて要求するマナが多いため、今回はヘビカズラとのシナジーがワンチャンスでも狙える点も考慮しスリザースピアを優先しました。
アイアンディープのトログ
ナーガ型だとどうしてもスペースが無く入らないカードですが、自由枠の多いこのデッキではドルイドを意識して投入しています。と言いつつ礁のドルイドや生きている根に弱いですが、そこは笑顔の相棒との併用でカバー。体力4以上になってしまえばローグにもそこそこ強く出られます。
相手が妥協でトログを増やしてきたらさっさと追加展開を行うことが大事です。特に40ライフのデッキはわざとトログで盤面を埋めて火力を下げることで逆に延命し、AOEで一気に逆転を狙ってくることがあります。
猟奇的な料理人
最近アグロドルイドで活躍中のカードですがプリーストでも強く使うことが出来ます。攻撃力ではなくダメージ数でドロー条件が達成できるため、虚無に触れし従者から続けて展開する事でテンポの良い動きができます。この動きだけで考えれば炎のインプのような3打点カードにテンポで劣りますが、従者を2ダメージ出せる1マナミニオンとして見た場合に体力3というのは安定感があるため、そこが強みと言えます。
また、後手でこのカードをコインから展開し、祝福でバフすることで6/6のドロー装置とする動きも(最速でダマラセられなければ)40ライフドルイドに対して非常に有効で、環境にマッチしています。
黄昏の槌の欺瞞者
ナーガ型との差別点である1マナの厚さを活かして入れています。
ドロー対象は影の中にて栄えん1枚と密言・貪2枚のみで貪が欲しい場合に最悪2マナ払えばアクセスできます。
初手で出し合ったミニオン同士をぶつけたい場合に少し困りますが、それを考慮しても強力なテンポカードだと思い、採用しました。
死者蘇生が無くてもまだまだ現役です。
マンクリック
構成上影の中にて栄えんによるオルグラ呪文のサーチは確定にならないものの、他のドローカードの存在もあり、引き込めば単純な打点に祝福やぺラゴス効果の当て先に大活躍です。また、空盤面、凍結盤面からオルグラドローで3点+猟奇的な料理人で更にドローをしつつ盤面構築をする小技もあります。
ライフ40を削り切るにはこういった規格外のカードの力も借りていくことが大切です。
共謀者
各種バフ、特にマナを必要としない贖罪の大聖堂とのデザイナーズコンボが話題になったカードですが、結局はナーガではない事と他のパワーカードとのマナ被りが祟り、あまり見なくなった印象です。
このデッキにおいても重さが気になるため1枚採用ですが、単純に中型を横に広げることはオニクシアの鱗のケアに繋がり、ドルイドを意識するなら頼りになるでしょう。
魂の案内者
実は攻めのデッキがテンポで出すと案外強力で、序盤から残っているミニオンを1ターン急襲から守ってクロックを維持、あわよくばキルパーツである密言・貪と祝福、超越者の恩寵を引き込みます。影の中にて栄えんも対象なので大体は欲しいカードが手札に加わるでしょう。放置された場合は単純に打点5なので、沈黙しつつ後ろのミニオンをトレードされたり凍結などで濁されたりしなければ役割を果たせていると言えます。
バトルグラウンドのバトルマスター
神授の霊力が無いスタンダードのバフプリーストは追加打点をある程度想像しやすく、盤面にミニオンが残った状態で「ある程度リーサルをケアしたつもり」にさせることができます。そこで意表を突いてそのまま勝てるのがこのカードの採用理由です。
もちろんプリースト側の上振れもあるため毎ターンミニオンを全て掃除したり凍結することを徹底すれば良いのですが、そもそも相手がそうできない手札の時もそれなりにあるため、見た目以上に強力でコンセプトにマッチしたカードと言えます。
攻撃回数を増やす関係上、虚無に触れる従者とはシナジーを形成しており、とんでもないダメージを出すことが可能です。
難点は2回攻撃時の自滅による攻撃回数増加も考慮してあらかじめ配置を行っておかないと後悔する可能性があることですが、相手の出方も込みで考えるのは困難なため、内側に弱いカードを置いたり贖罪の大聖堂は端に置いたりする程度で構いません。
サー・フィンレー・マルグルトン(8/30追記)
スリザースピアの項目では能力の活用まで考えた場合の非効率さを理由に選ばれなかったカードですが、笑顔の相棒との入れ替えという形で採用し、TOP200到達したので項目を設けます。
このカードの良さは前述した通りまずはスタッツです。ワイルドのバフ系列プリーストと違い、スタンダードでは神授の霊力が使えない関係上2ターン目に祝福を当てて殴り始めた方が結果的にダメージを稼げるパターンが多いため、1/1/3という祝福を受けるために生まれたような標準スタッツは重宝されるわけです。
もちろんスタッツだけなら他にも適任は居て、現にその選考ではスリザースピアに負けていますがこのカードにもしっかりとした唯一無二のメリットがあります。
それは直接打点を出せる可能性です。シャドウプリーストと違い、このデッキにはミニオンの攻撃以外のダメージソースがありません。バフをオールインして返された場合、1だけ残った相手のライフすら削ることができないのです。そのような状況に陥った時にトップドローに希望を託したり、陥る前に序盤中盤のテンポ置きでダメージ系ヒロパを獲得、布石とすることができます。
当然ヒロパとはマナ効率が悪いもので毎ターン押すようなものではなく、そんな物のために採用枠を潰すことに抵抗はあるかもしれませんが、このミニオンを標準スタッツのバニラとして置いて戦線を強化する事自体は悪い事ではないため、バフの種が大事なこのデッキにおいてそれだけで最低限の仕事は出来ているわけです。そのおまけに選べるヒロパの保険があるとなれば十分強力と言えるでしょう。
取るべきヒロパ
とにかく火力系のヒロパを狙います。何度も押すものではないため依存はしませんが、他のカードにできない動きであることには違いなくダメージという性質上、虚無に触れし従者とのシナジーが見込めるためです。
・ローグ・ハンター・デーモンハンター
とにかくダメージ効率が良いです。ローグとデーモンハンターは相手のドルイドが30枚(=アグロ)だった時に択が増えます。
ウォーロック
火力は無いものの盤面を取っている時やオルグラが埋まっている時、初手でも他の手札が微妙な時に使えます。
メイジ・ドルイド
効率が悪いので上記のヒロパが来なかった時やウォーロックを取る必要が無い時に取ります。
パラディン・シャーマン・ウォリアー
絶対に取らないでください。全部並んだら渋々シャーマンをピック。
ちなみにプリーストヒロパを失うデメリットですが、このデッキはコンボというよりアグロに寄った構成でプリーストのヒロパはそこまで噛み合っていないため、祝福やペラゴスを使う際に困る可能性が少しある程度です。
ナジャク・へクセン(8/30追記)
メジャーなカードなので省略していましたが、基本的な使い方だけ載せておきます。
まずは意志収束とのコンボです。支配はバフ扱いなのでそれを消して単純に返却拒否。5マナでの精神支配+αは強力の一言。
ちなみにテキストからは分かりにくいですが
ナジャクに支配を表すバフが、支配された側にナジャク死亡時の返却バフが付いており、どちらかを沈黙で消せば連動してどちらのバフも仕様上消え、支配された側を沈黙した場合でもナジャクのカード自体に書いてある返却テキストは無視されて自陣にそれらのミニオンが居るという事実だけが残ります。つまりどちらに意志収束を当ててもいいのです。
基本はナジャクに当てて奪ったミニオンは素のアタッカーとして活用、ナジャクを祝福の当て先にするのですが、デメリット持ちのミニオンや場にそぐわない断末魔を持ったカードを奪った時など、状況を見て対象を変える事も覚えておいた方が良いでしょう。
次にテンポプレイ。だいたい取り返されるのであまりしたくない動きですが、攻めている最中に出てきた中型ミニオンに構いたくないターンには案外このプレイをすることがあります。他に良い手が無ければメイジの骸骨トークンに対して雑に投げても構いません。例えるなら凍結カードを使う感覚です。1ターン誤魔化して本当に効率的な手を打てるマナを貯めつつダメージも稼ぎ、取り返されなければ儲けものです。
特に虚無に触れし従者とその取り巻きで攻めている時はとにかくダメージを与える回数が大事でトレードに複数体のミニオンを使いたくないため、有効な一手となります。
最後に急襲奪取です。急襲や突撃ミニオンは奪ったターンでも攻撃が可能なため、取り返される前に同士討ちさせる狂気ポーション的な動きをしたり、突撃持ちならそのまま顔に向かってとどめを刺せるパターンもあります。(こちらは本当に稀)
ただ、即行動可なのは相手からしても同じなため、奪った急襲ミニオンを殺しきれないまま放置するのは本当にそれしか手が無い場合を除き、絶対に避けましょう。
ヘビカズラ
冒頭に書いた通りこのデッキではほぼ使い切りのバフとして採用しています。持ち味が死んでいるように見えるというか実際死んでいるのですが、+1/+2のバフはそれだけで強力で取り回しも良い唯一無二の存在です。
初手に獰猛なスリザースピアとセットで来た場合は次のナーガが1枚しか無い関係上、(他にやることが無く、ぺラゴスの起動プランもなければ)オールインしてしまっても構いません。
特に交換等で相手がローグだと発覚したらワイルドポーのノールで走って来るまでにアタッカーを有利トレードされないようにバフする形になります。
意志収束
ナーガ型でもそうですが凍結対策とナジャク・へクセンやぺラゴスとのコンボ用です。
ペラゴス自身に当ててしまうとあまり意味が無いですが、他のミニオンに当てれば問題なくバフとして機能し、凍結されていた場合は解除もされます。
ナールの欠片と違い分類無し呪文のため魂の案内者で手札に来ませんが、こちらの方が用途が多く、そもそも祝福や超越者の恩寵を引きやすいメリットとも取れることから気にするほどの差ではありません。
贖罪の大聖堂
ナーガ型でも単純にパワーカードかつ剣匠サムローとコンボする役割がありますが、このデッキにおいては猟奇的な料理人でのドロー条件をクリアし、このカード自体にもドロー効果があるためマンクリックのサポートにもなるという明確な役割が更に増えています。自然に攻めながらドロー枚数を稼げるので必ずしも侍女に劣るといった事はないでしょう。
マリガン
アグロドルイドが増えてきて裏目が怖いものの対ドルイドで後手なら猟奇的な料理人+祝福が欲しいところです。探しにまではいかなくても良いですが自分は料理人単体か両方来た時にキープしています。
これは相手がアグロでないと読むならとりあえず欲しいセットで、獰猛なスリザースピア、虚無に触れし従者、アイアンディープのトログ+祝福、ヘビカズラ、笑顔の相棒などの基本キープしたいセットと同列に考えて構いません。
バフは笑顔の相棒を除く1マナとセットキープで、単体キープはヘビカズラであろうとしません。(当然、ナーガデッキではないためです)
ただしドルイド対面で相手がアグロだった時を考慮したりウォーロックのインプトークンを狙っての密言・貪のキープはアリです。これが綺麗に決まるかどうかで全く別のゲームになります。
他に関しては基本の1マナ+バフをキープするだけなので別段言う事がありません。強いて言えばシャーマンに不利すぎるためマンクリックを引いたらキープして上振れを狙うぐらいです。
おわりに
怪しげなリストですが
勝率66%、順位は1400→400程と中々です。
環境が変わるとさすがに分かりませんが、今のところは勝ち越せるパワーのあるデッキだと思っています。
メジャーな型との差別点もしっかりとあるつもりなので気分転換をしたい方はぜひ使ってみて下さい。
今更ですがタイトルの聖なる力というのは比喩ではなくこれの事です
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