【デュエプレ】至高無上神採用 光抜き4Cドルバロム
今回はHSではなくデュエルマスターズプレイスのデッキ紹介記事です。
現在主流な自然抜き4Cは語りつくされていそうなため、この記事では最近回し続けている光抜き4Cについて書いていきます。
※レートは1600~1620ほど、連勝数は10あるデッキのため、それなりに戦えるものになっていると思います。
デッキリスト
まずリストですが、このような構築になっています。マナ加速に関しては少なめですが、ドローソースはきちんと確保し色も極力揃えつつドルバロムで焼けるマナも多くて2マナになるよう調整しました。
フィニッシャーは悪魔神ドルバロム(邪霊神官バーロウ)や定番の竜極神に加え、至高無上神を4枚採用しています。
その他にも多少特徴的なカードがあるため、以下でこの型の良い点・悪い点を交えつつ解説していこうと思います。
自然文明入りの利点
①フェアリー・ギフト
身も蓋もありませんが正直なところ自然入りの理由の殆どがこれです。以下で解説するカードはこれを採用するために犠牲となった光文明に代わる、強みのあるものを何とかして見つけてきたといった面々になっています。逆にこれを使わないのであれば主流な自然抜きの型が無難でしょう。
単純にビート系のデッキに対してバーロウを間に合わせられますし、マナ加速だけでは相手に次に何をするかが読まれてしまいがちなところをコスト軽減による急な行動で意表を突くことも可能です。
具体的には
こちらがもたついていると見せかけてヘブンズ・ゲートを先に撃たせ、ドルバロムで壊滅させる。
ロスト・チャージャーを引けていない時、いきなりヘックスペインを召喚して準備を完了させる。
メツを早期召喚し、相手の進化元を潰す。
といったことが可能です。相手もこのカードは読んでくるでしょうが結局割り切って動くケースもありますし、行動ターンを早められているのは事実なので悪くはないでしょう。
非常に強力なカードですがマナゾーンに置くとドルバロムで焼けてしまい、5Cデッキなどドルバロム着地後の戦いを想定する相手に対してトップドローが弱くなると危険なため枚数は2枚に抑えてあります。
②至高無上神(オービタル・アンダーワールド)
フェアリー・ギフトが最大の強みでありこの色で組む意味とは言いましたが、これもサポート役としてはかなりの活躍が見込めます。
まず、このカードは色が非常に優秀です。以前の環境でこの色でデッキを組んでいた時は霊宝の宝アルバトロスを使っていましたが、そもそも殆ど色のために無理やり採用していた上に蘇生対象である腐敗幽騎ガレックや腐敗電脳アクアポインターがND落ちし、使い続けることが困難になってしまいました。
そこで、同色かつ単体で活躍可能なこのカードの採用に至ったというわけです。
肝心の効果の方は、カードパワー控えめながら案外悪くありません。ドルバロム単体では闇入りの低速デッキに対しての詰めが甘く、4マナも残っていれば破壊したシールドを利用してじわじわと巻き返されることも多いのですが、そこでこのカードの出番が来ます。
このデッキは極力自分のマナが焼けないように色配分をしてあり、ドルバロムの着地後も8~9マナ残ることが多いです。
そのためドルバロムでTブレイク→オービタルアンダーワールドのリンク速攻、9000未満ブロッカー貫通効果、マナゾーンからの同カード(およびゲキメツ)回収効果の3つを活かしてドルバロムの通りが良くない相手にも圧力で無理やり勝ちに行くことを可能にしています。リンク元のカードが多色であるため聖鎧亜キング・アルカディアスに阻害されず非常に頼りになります。(パワーが9000止まりなのが惜しい…)
奇跡のトップドロー
ハンデス効果も相手が選ぶためおまけ程度のものですが、相手の手札が少なければそれなりに刺さるため案外バカにできません。
また、フィニッシャーや色確保以外の地味な強みとしてドリームメイト相手に先攻であればマナ加速からアンダーワールドを先出ししておくことで独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍を牽制できるというものがあります。
後攻であっても大冒犬ヤッタルワンやこちらのフェアリー・ライフの有無に左右されるものの、アンダーワールド先出しからのフェアリー・ギフトによる奇襲で、リクルートされた幻獣竜機ボルパンサーまでハンデスしながら壊滅させることが可能です。もちろんこの行動は先攻であれば難易度が下がり行動もほぼ読まれないため、遅延方法の1つとして覚えておくとほんの少し勝率が上がるかもしれません。(多色カードの仕様上、オービタルは1マナではなく2マナにしかならない点に注意)
幻獣提督ウー・ワンダフォーが出てきたら泣きましょう。
ここまで利点を挙げてきましたが当然致命的な弱点もあります。腐敗聖者ベガです。ハンデスは回収効果に刺さりますし、いくらブロッカーを貫通できても追加されたシールドまではどうにもできないためシールドを一度0にしてもこれだけで粘られることがあります。このデッキが苦手とする自然抜き4Cドルバロムやザマルビートがこれを採用していることも相まって非常に苦しめられるでしょう。特に後者との相性は絶望的です。
③無敵死神ヘックスペイン
マナに置いたドルバロムを落としつつバーロウを回収し、更にマナ加速が可能な半デザイナーズコンボカードです。ビートダウン相手には間に合いにくい動きですが、天門デッキや5C、サファイアコンなど多少の猶予のあるデッキに対しては圧力をかけられるのでとても優秀です。フェアリー・ギフトはバーロウに使っても良いですが、このカードに使って早出しし、テンポアドバンテージを取ることでハンデスにいいようにされづらくなります。その場合はターン数的にまだ水マナが確保できていない事もあるため、猛菌恐皇ビューティシャンをマナに送る役割も地味ながら見逃せない利点となります。
④無双恐皇ガラムタ
トリガービート系に対しての詰めが一気に楽になるカードです。
闇文明が入っていない型が多いので基本ドルバロムで壊滅させられるものの、こちらのシールドも基本ボロボロになっているため、ゼンアクの入っていないこのデッキはS・トリガーをケアしきれずどうしても運ゲーになってしまいますが、このカードを出せれば完全に運を廃することが可能です。
1枚挿しではありますが、ヘックスペインでのサーチは可能かつ相手がシールドを殴ってくる関係上盾落ちの心配も少ないためそれなりの確率で手札に入れることが可能です。ドルバロムの2体目を出すなどして遅延しつつ確実に着地を狙いましょう。序盤に手札がどうしても苦しい時以外は相手のデッキが発覚するまでチャージに使わない方が良いでしょう。
自然文明入りの悪い点
①相手の闇文明が厚いと強みが激減
これはドルバロムデッキにとっては至極当然なのですが、自然入りの場合はそれが更に顕著になります。主流な自然抜き型であれば魂と記憶の盾による除去で様子見をしつつゼンアクおよびゲキメツで圧をかけ続けたり、状況によってはLO勝ちを狙えますが、それができないこのデッキはドルバロムへの依存度が高くデッキも自分で削るため基本的には殴り勝ちしか狙えません。
有効に使える札が相手より少ないという事は多くのカードをぶつけ合う持久戦において圧倒的不利を意味します。
こちらもゲキメツこそ入っていますが基本は除去されて終わりでしょう。そしてゴッドではあるもののCIPも耐性もないオービタルアンダーワールドはあくまでも優勢時に輝くカードなのでパワー不足です。
②除去が貧弱
要は魂と記憶の盾が入れられないという事なのですが、これが無いことでコッコ・ルピアやガントラ・マキシバス、①で挙げたゼンアクの除去がほぼ不可能になっており、更には中盤のロスト・チャージャーを絡めた7マナの動きもできません。コントロール寄りデッキの要とも言えるこのカードを使えない事は非常に痛手となるでしょう。
一応、ドラゲリオンに対して1発の破壊力が高い炎槍と水剣の裁やゼンアクをごまかせるよう策略と魅了の花籠を採用していますが、あくまで相手の事故に付け込んで逆転や突破を狙える程度のカードなので頼れたものではありません。
③アクアンが入れられない
フェアリー・ギフトを拾いたい関係上、ゲキメツ+ドルバロムのデッキと相性の良いアクアンを入れられません。プリズム・ブレインのドロー期待値はアクアン採用デッキのそれとそこまで変わりませんが、相手側のアクアンや霊騎幻獣ウルコスによるビートの抑制およびゲキでの蘇生ができないため、リソースが枯れやすくコントロールデッキとの戦いでドルバロムを出せないうちは主導権を握られやすいです。
1枚程度であれば追加で入れても構わないのですが、その入れ方ではアクアンの強みであるアクアンでアクアンが落ちてしまったがそれをゲキで釣り上げるという動きができないため、やはり入れない方が無難です。ドローソースを1枚追加するのであれば1マナ軽く多少動きやすいエナジー・ライトか、1ドローなので厳密にはそう呼べませんがハンデスも兼ねた猛菌恐皇ビューティシャンの追加でごまかすのが良いでしょう。
最後に
今回は初のデュエプレ記事ということで、軽いデッキガイド…というよりは「メジャーなタイプではなくこの構築にする意味とは何か?」に絞って軽く解説してみました。欠点の項目に書いた通りピーキーな仕上がり(オブラート包んだ表現)になっているため、『そりゃあ自然抜きや早出しに特化した闇自然の2色の方が人気になるだろう』ということが感じ取れるでしょうが、ギフトが無ければ結局ミッドレンジに間に合いませんし、早出しに特化しすぎても手札が枯れれば闇入りの天門には結局押し返されるため、このリストは両者のいい所取りデッキとしてその力を発揮できるとも自分は考えています。
それなりに戦えてドルバロムの3枚目やリバース・チャージャー、ドローソースの追加など弄れる要素もあるので、興味のある方はぜひ使ってみて下さい。
お読みいただきありがとうございました。
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