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秘すれば花ー浅草ロック座

2021年も9月に入り後半に入りました。9月に入り気温も下がり25度程度の肌寒い気温になりました。
大学も夏休みを終え、人生最後の夏休みも無事終わりました。
今年の夏休みは去年と同様旅行にも行けず、、、

そして2日浅草ロック座に行ったのでレポートしたいと思います。今回は友達と来場。友達は初めてのストリップで
今回テーマは『秘すれば花』どんな公演になるのか胸を弾ませながら浅草へ向かいました。
13:20ごろ会場前に到着一回入り口まで既に並んでいました。13:30入場受付開始と同時に階段を登り、検温、消毒、料金支払い。

奇跡的にボン横に二人とも座ることができました。毎回横あたりに座っているので他の席がどう見えるのかわかっていませんが、この席はほんとオススメです。踊り子さんと近い。
いつかは、前の席にも座ってみたいです。

本日は2公演見ました。平日にもかかわらず1公演目は全体的に2/3ほどのお客さんの入り。二公演目からはほぼ満席でした。

全体、感想

前回の祭音とはまた違った雰囲気。元気一杯の前回とは変わり落ち着いた大人の妖艶さがプンプンしてきました。
景ごともテーマは違えど、似た背景があるストーリーが多い気がしました。
ホラーの雰囲気、不気味な雰囲気、何か通じるものが見えました。

演者さんも幕が閉じて終わる景もあれば、照明での終わらせ方もありいろいろと挑戦されているのかなと感じました。

1景 川越ゆいさん

最初の景。相変わらず、ものすごい照明、スモークに心が取り込まれました。

中国的音楽に乗せ扇を優美に仰ぎ、大勢でのダンスの一体感。あぁロック座にきたんだストリップに来たんだと思わせていただきました。
照明の光が冠にあたり反射。神々しさも感じました。そのおかげで叙事詩的なストーリーも妄想できました。
優しい表情とダンスに衣装が相まって特別な雰囲気でした。

2景 ののかさん

登場最初から度肝を抜かれました。矢に打たれ壁に貼り付けられたののかさん。そして小川を模したであろう二枚の布をダンサーさん二人が上下に揺らし。その揺らし方もリアルで演目に入りこむことができました。
顔にはペストマスクを、そしてボロボロの衣を身にまとい。鵺を表現しているのでしょうか。ダンサー二人との機敏なダンスで音楽との融合感がすごい。
ペストマスクということでこのご時世に対する何か強い意味を有しているのではないのかとも思わせてくれました。
この景は、何と言っても雰囲気、衣装、髪型、演技どれもカッコいい。
2公演目には矢が落ちるというハプニング。近くに座るお客さんが拾ってお盆に乗せてくれたことで演目が完成されました。これが踊り子さんをお客さんスタッフさんが支える、踊り子さんがお客さんを感動させてくれる。この相互関係を見ることができた気がします。美しかったです。

3景 椿りんねさん

いやすごい。びっくりします。この公演で一番驚いた景です。
最初は巫女さんに扮した椿さん川越さん。可愛く採物をふりダンス。
ここはライゾマか?のごとくプロジェクションマッピングを使いパフュームの歌に合わせて踊り子さんともう一人の”誰か”の3人でダンス。映像には歌詞もあり不気味なフォント、、、曲も終わり。
真っ赤な照明に照らされたスモーク。そして一気に曲調も変わり、雰囲気も暗い感じに。
手には髪の毛、血に染まった採物、、、
ここから先は言葉で表現できないのでぜひ足を運んでみてください。
いやすごいです。

4景 沙羅さん

この景もほんとにヤバイ。
一番ヤバイのはお経をリミックスした音楽に合わせて踊る沙羅さん。これがまたカッコよすぎる。
前回祭音で見た純粋で無垢な女性像とは異なり酒呑童子を退治する侍に近い力強い祭司を演じられていました。
やはり沙羅さんは、白の衣装が似合いますね。
もう一つヤバイポイントがあります。それは八角鏡を持ったダンサーさんたちが照明を反射させ照らすという演出。「これすごい」「こんな発想できない」ってほど一体感が出てました。私的チェックポイントですね。
1公演目はセットミスで垂れ幕が垂れず、艶美な部分が少し見れず残念でしたが、2公演目では無事垂れ、その奥で着替えられる姿が影になり映し出される。そんな奥でどのような物語が繰り広げられているのか想像するだけで楽しいです。

5景 宮野ゆかなさん

今回の中で一番好きな景です。ほんとに好き。
天狗の教師が鬼(?)の生徒四人を指導。セレブロの有名な曲に合わせて軽快にダンス。なんか懐かしい
我らの「あやや」のような衣装の宮野ゆかなさん、「元気出していこうよ!頼むよ!」と訴えかけられてる気がしました。そんなの元気にならないわけがない。
そして今年のオリンピック開会式と浅草ロック座のコラボ。このギミック最高です。
一番好きな由来でもあるんですが、2公演目にトラブルでピンク色のパンツを脱ぎ忘れてお盆で脱ぐシーンがありました。そんなトラブルにも対応、ヒールを履いてのダンスだったので転びそうなシーンもありましたが難なく成功。そのピンクのパンツを手首につけて踊られ光景とても可愛らしく美しくセクシーでした。もうファンです。

6景 広瀬あいみさん

バイオハザードの扉が開く音とともに洋館で流れるようなメロディに乗せ朝顔を持って出てきた広瀬さん。
夏から秋に変わる季節。しかし、お嬢様が持つ花瓶には朝顔のまま。少しホラーチックにも思えます。
お盆ではリストの愛の夢に乗せ、首元の蝶のように軽く羽ばたくような身軽で繊細な羽ばたきを見ることができました。お客さんもポーズごとに拍手せざるを得ない演技でした。

7景 真白希実さん

真白さんは、私がちょうど思春期の時にビデオに出演される女優さんのイメージ。思い出深い女優さんの一人です。
そんな真白さんとストリップという場で出会えるとは、、、
和風の羽織にベリーダンスの衣装でエジプト風の音楽にのせダンス。モロッコの歌手OUM(多分)の曲など渋すぎる選曲。
7景全体に美しかったイメージ、お盆では妖艶で溶けるようなポーズ、そして鋭利な一直線に伸びた足。汗。どれを取っても美しい。
目の前に立たれた時はあの頃の記憶が蘇りました。
般若のお面どう被ってるの?



友達も満足して一緒にホカホカして帰りました。
最後の夏休みいい思い出になりました。

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