コーヒートークのプレイ感想
PS4版でプラチナトロフィーを取得したので、ネタバレなしの感想を。
~このゲームについて~
喫茶店のマスターとなり、カウンターのお客さんから注文を受けて、飲物を提供し、お客さんとの会話を楽しむアドベンチャーゲームです。
インドネシアのゲーム会社Toge Productionsが開発。
VA-11 Hall-Aをリスペクトした作品だけあって、システムやUIなどはだいぶ似ています。
違うところといえば、VA-11 Hall-Aでは生活費をバーの仕事によって稼いでいましたが、コーヒートークでは金銭を稼ぐ必要がありません。
電気代やアパート代が支払えなくてバッドエンドにもなることがないので、余裕を持ったプレイが出来るかと思います。
反面、ずっと喫茶店パートなので、自宅パートで家具を買ったり模様替えといった要素がなく主人公の生活感が見られないのは寂しい所です…
~注文を作る~
ベースとメインとサブの3つ素材を組み合わせれば自動で作られます。
例えばコーヒーをベースにミルクとミルクでカフェラテなど。(コーヒートークはホット専用店なので、アイスはないです。)
牛乳をいれてラテにするとラテアートを描くことが出来ます。一応、操作方法は画面上に表示されているのですが、うっかり○ボタンで描くと思っててそのまま提供してしまうことがありました。(描くのはR2ボタン)
実際にラテアートを描いたことはないのですが、操作については大分それっぽくなってて、狙って描くのが難しいのですが面白かったです。
さて気になったのが飲物の作り方についてです。
作中に出てくるスマホで、レシピを見られるのですが、作ったことがない飲物は???となっておりレシピが分かりません。
これについては、組み合わせを色々試してレシピを自分で見つけないといけません。
ストーリーモードでは、お客さんからチャイラテ作って!と、いきなり言われてスマホを見ても作り方が???で分からないし、作り直すにしても5回までしか作り直しが出来ないのがちょっとストレスでした。
素材の組み合わせを考えて新しいレシピが見つかるのは楽しいのですが、
必要な素材は合っているのにメインとサブの素材が反対になっていると別物になってしまうので、最後の方は総当たりになってしまい、レシピを自力で見つけるのは、かなり困難でした。(結局攻略サイトをみて全部埋めました)
一応、どこでもセーブとロードは可能だったり、途中でフリーモードに切り替えて、試行錯誤は出来るのですが、どうせスマホがあるならレシピのヒントを調べることが出来たら良かったかなと。
~ストーリーについて~
さて、ストーリーについてですが、2020年9月のシアトルが舞台ということで、今からちょっと未来の物語。
大きく違うのは地球人だけではなく、異種族がいて普通に生活している世界だということ。そんな世界で、主人公は深夜にだけオープンする喫茶店のバリスタかつマスターです。
異種族であっても悩みや困っていることは当然あって、お互いの種族の立場から付き合うのが難しいカップルや親子関係に悩む父と娘などキャラクターの物語が展開されます。(個人的には、アクアとマートルの話が好き。)
専門用語や複雑な人物関係はないので、かなり読み進めやすいストーリーだと思います。
主人公の入れる一杯の飲物が、そのキャラの運命を左右するのですが、基本的に注文を間違えなければだいたい良い方向に向かいます。
なのでストーリー攻略の難易度は低め。早送りや未読ストップもあるのでサクサク進むのはずです。(大体6時間ぐらいでクリアできます。)
ちなみにVA-11 Hall-Aと比べると下ネタはほとんどなく、あっても生殖に関する話ぐらいでした。(CERO B 12歳以上)
~曲とグラフィック~
曲はゆったりなジャズ系(どうやらチルポップというらしい)で、しっとりと雨が降った深夜の喫茶店の雰囲気と合ってかなり良かったです。ラテアートを描きながら流し聞きするのがお気に入り。これはサントラ付きを買って正解でした。
グラフィックはドット絵で描かれて、結構細かいアニメーションもします。
ギャラリーモードが搭載されているので色々なドット絵や資料を見られるのが良かったです。
~まとめ~
良かった点
・クリアまで6時間ぐらいなのでサクッと短編ストーリーを楽しみたい人向け。
・キャラクターデザイン、グラフィック、曲は良好。
・VA-11 Hall-A好きならぜひ(スタッフロールにも注目です)。逆にまだならVA-11 Hall-Aをやるのもオススメ。
悪い点
・新しい飲物のレシピを見つけるのが面倒。作業的になってしまう。
・若干ロードが長い
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