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大病経験者のワクチン接種レポート その1(モデルナ1回目)

こんにちは中村です。某システム開発会社で働きながら、ライフワーク兼副業として台湾のカルチャーを日本へ発信している30代女性です。

私は実は過去に大病を2回経験しています。悪性リンパ腫(血液の癌)とバセドウ病です。どちらとも既に治療は完了し、予後観察フェーズに入りました。

そんな私がビビり倒しながらワクチンを接種した記録が誰かのお役に立てればと思いこのnoteを書きました。

長くなるので結論を言うと、「副反応はあるけれど、一般の方と同じ。大病経験者の特殊なことは起きなかったぽい」です。それでも良いよ~という方はお読みください。この記事が、病気を経験しても、前向きに頑張っている方々に届けば幸いです。


病歴について

私は、悪性リンパ腫とバセドウ病だった時があります。

(1)悪性リンパ腫:高校生の頃
  <治療>腫瘍摘出2回、抗がん剤治療約3ヵ月
  <現在>5年寛解後は通院なし

(2)バセドウ病:20代半ば
  <治療>投薬→甲状腺摘出手術→寛解
  <現在>チラーヂンを毎日服用、年数回の通院のみ

そこそこ大病のわりに、ワクチン接種における国が定める基礎疾患の定義には当てはまらないため、自治体の優遇接種枠にも入れず、通常枠の予約も全然取れず(笑)。「ワクチンって実在すんの?」という感覚でした。

そもそも、寛解フェーズにいる人って、不安な気持ちを騒ぎにくいんですよね…

「いや、大病とはいえ過去のことだし、いま大変な人いっぱいいるし。人様に迷惑かけたくない&もう病院行きたくないから自衛に努めよ…」

っていう。

幸いにも会社がリモートワークOKだったので、出社をギリギリまで減らし、「いつか誰かがワクチンをくれたらいいなぁ」と流されるままに過ごしていました。

接種2週間前:地方出張が接種のきっかけ

ワクチン接種のきっかけは、某地方への出張が入ったことです。

どうしても時期をずらせないこと、遠隔対応がむずかしい仕事であるため行かざるを得ず。

さまざまな事情を考慮し、出張先に迷惑をかけないためにも「一旦ワクチン接種ができる方法を模索して、ダメだったら直前にPCRを受ける」という作戦をとることにしました。

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接種1週間前:自衛隊の大規模接種にワンチャン賭ける

出張が決まったのと同じタイミングで、友人から自衛隊の大規模接種会場が、近々予約受付をはじめるようだ」という情報を受け取り、挑戦してみることにしました。

当日、18時から予約スタートで、50回は電話したでしょうか。18:05まで粘り、電話は全然つながらず。もうダメだ…と諦めたときに、Web予約の画面が動き、何とか予約が取れました。

今思えば、友人からの情報がなければ接種できなかったので、本当に感謝ですね…

予約~接種直前まで:接種イヤイヤ期

予約が取れると急に、「副反応めっちゃ怖いな!!??」という気持ちが押し寄せてきました。

ワクチンについては、わからないことが多い。今それなりに健康とはいえ、大多数の方とは、体の中身が少し異なるであろう。それでもワクチンは回避できない。出張までに副反応は収まるのか?そうでなければワクチンを打つ意味って…

予約した以上、「ごちゃごちゃ考えず打つしかないぜ!」という状態なのですが、不安なものは不安です。

この気持ちをツイートすると、既に接種したお仲間から続々とリプやDMが届き、たくさん励ましていただきました。。。


多分この励ましがなかったら、平常心ではいられなかったでしょう。気持ちを切り替え、ええい!ままよ!の勢いで接種に行くことを決めました。

接種当日:ハプニング発生!!

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当日会場に着くと、同じように接種を受けに来た方々がいました。パッと見た感じ、20~40代の働き盛り世代が多めのように見えました。皆さん自治体接種から溢れてしまったのでしょうか…。

特にピリついた空気はなく、「無事終わらせようぜ」という雰囲気が漂っています。


そんな中、受付でハプニングが発生しました。

ワクチン接種のクーポンを提出し、接種会場側の端末で予約状況を確認してもらうのですが、何度確認しても「該当する予約が見当たらない」という結果が出てしまうのです。

私「えっえっ…でもWebで予約とれてて…メモもとって…」
職員さん1「その時スクリーンショットとかとりましたか」
私「取ってないです…マイページ?みたいのに入ろうとしたのですが画面が遷移しちゃって…」
職員さん1「ええと落ち着きましょう!後ろで1回調べてもらいますね!」

別の受付を案内され、別の職員さんが詳しく調べていただきます。

職員さん2「(カタカタ)あ!あー…予約取った日って覚えてますか?」
私「確かツイートしてたのでちょっと待ってくださいね!はい出ました!13日です!」
職員さん2「予約ありました!ええと、これ、予約券番号が1桁間違えてますね!でも大丈夫です!今日接種できます!」

クーポンにあった番号を1桁間違えて入れてしまったようです!痛恨のミス!

私「ああそうだったのですね…本当すみません…」
職員さん2「いやいや、1桁間違えても取れちゃうことが問題なんですけどね(笑)」
私「(「それは確かにバグ」としか言えないが短納期かつ突貫でシステム作らざるを得ない開発会社の気持ちになると)いや私がうっかりしてたんで!すみません!」

というわけで無事予約は確認でき、接種が終わりました。
接種についてはいろんな方が情報を上げているので割愛しますが、自衛隊さんや職員さん、医療従事者の方々は終始笑顔で対応していて、すごいなー、と思いました。

接種当日~3日後まで:副反応その1

というわけでここから副反応タイムです。

結論、接種24時間後~40時間後くらいがピークで、それ以降は「ちょっと頭痛いな」という感じでした。

社内Slackでは予め、「翌日休むかも」と伝えていたのですが、休むほどではなかったです。

じわじわ熱が上がってきたのが、接種24時間後だったと思います。ピーク時が37度台前半で、風邪のひきはじめのような感覚。抗がん剤に比べれば全然チョロいです(笑)接種翌日の夜は解熱剤を使って寝ました。

これは移動日の朝ですね。この時は、「熱でつらい」というより「熱がしつこい」という感覚でした。この後空港に向かいました。


チョケてますね。飛行機の中ではいつも仕事したり、仕事したり、あと仕事したりしているのですが、今回はあまりそういう気になれず、休んでいましたね。
いつもは移動中寝ない方なのですが、機内では眠ってしまいました。やっぱり疲れてたのかなー。


ホテルに着くとドッと疲れが出て、早めに眠ってしまいました。

翌日(つまり接種後4日目)は、出張先で仕事をしていたのですが、あまり色々やろうとせずに流れに身を任せていました。暑かった。

気を付けていたこととしては、今回の出張のためにワクチン接種をしてきたこと(まだ1回目だけど)+一か月ほぼリモートワークであったことを丁寧にお伝えしていた記憶があります。殆ど笑顔で迎えていただき大変ありがたかったです。


接種10日後~2週間後まで:副反応その2「モデルナアーム」

というわけで、接種後4日以降~一週間後くらいまではちょっとダルいかな~、くらいだったのですが、10日後くらいから所謂「モデルナアーム」と言われる症状が出ました。

ずっと、「モデルナアーム=腕が上がらないこと」だと思っていて(笑)、本来のモデルナアームをモデルナアームとして認識していなかったです。

皆さんが優しく教えてくれたので、モデルナアームを正しく認識しつつ耐えることができました~


二回目接種に向けて

そんなわけで、途中から既往歴は関係なくなってしまいましたが、

既往歴があっても副反応は他の方と大体同じ。
不安は一人で抱えずに周りに相談!
券番号の誤入力にご用心(笑)

ということが分かりました。個人的には、ワクチンを打ったので、社会的に動きやすくなったのが良かったと思っています。が、引き続き、外出時にはしっかり対策をできたらと思います。

最後に、言うまでもないですが、これはあくまで私の一例です。ワクチン接種や体調についてご不安なことがある場合には、担当のお医者様によく相談してくださいませ(まー大病層はこの感覚、わかってくれる、、、よね…!!)

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