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雑魚釣りの世界。別にマスじゃなくてもいいじゃん。

雑魚と呼ぶのは少し可愛そうな気もしますが・・・

フライフィッシングで釣れる近所の魚のお話をしてから、筆者や友人の日々の釣り話に進んでみたいと思います。
そこには、マス以外の釣りの世界がありますよ。
日曜日の午後、ちょっと竿を持って出かけようと思わせるフライフィッシングのお話です。
ワタカ
ブルーギル

この2種は筆者にとっては、2大巨塔です。
釣るのが易しいのです。
近所には、これしかいません。
というのも、ドブ川と汚いため池しか近所には水面がありません。

ちょっとだけ足を延ばすと、割とまともな池や用水路もあります。
用水路やため池まで出向くと・・
鯉(コイ)
フナ
カワムツ
ニゴイ
ウグイ
ハエ(オイカワの地方名)
ブラックバス
ナマズ
自転車、徒歩、散歩途中で、フライフィッシングに興ずるための大切な対象魚たちです。

いきなり対象魚が賑やかになります。
20キロも車で走れば海へ出ることができますが、今回は省略です。

外来魚が日本から居なくなってほしいとか、コイも外来ではないかとか原理主義的なお話は、ちょっと置いておきます。論じる場所はここではありません。

さて、ブルーギルを釣りに行ってみましょう。
近所のため池へ出向きます。
季節は春から秋がいいでしょう。寒いと釣りにくいです。

毛ばり(フライ)初心者キットに入っています?
キャスティング(投げる練習)は必要ありません。

竿先からカラフルなフライラインを引き出して、ラインコネクターでリーダーをフライラインに固定し、直接リーダーの先にフライを結んでしまいましょう。
ハリス(ティペット)を結ぶという、1工程を減らせます。

1メートルほど竿先からフライラインをだして、前にエイッと投げてみましょう。
竿の長さ+1メートルくらい沖へ毛ばりが飛んでいきましたか?
毛ばりは浮いていますか?半分沈没していますか?
ちょっと待てば、ブルーギルが毛ばりを食べに来ますよ。

勝手に針にかかりますが、魚がフライを食べたのがわかれば
竿を上に向かって上げてみましょう。

釣れます。ちびっこですが。

手持ちのフライを適当に投げれば、魚の反応があるはずです。

フライが止まっていれば、ギル。
フライが動いていれば小バス。
釣り分けも可能ですよ。

水面に浮いているフライを、ゴミではなく昆虫などと間違えてくれるという原理で魚はフライを食べます。これで、パパさんの勝利です。

用水路には沢山のワタカが棲んでいます。
近畿地方から他の魚の移殖に伴って混入してきたいわゆる移入種。
稲など植物系の餌も食べてしまう、害魚の側面も持っています。
季節は真夏がいいでしょう。
用水路のちょっと深いところなどで、盛んにライズします。
小さな虫を食べているはずなので、小さめのフライを結んで
ダウン(下流へ向かって糸を出して流し込む)で毛ばりをライズしている場所まで届けます。
すぐに反応があるはずです。素早く合わせを入れないと、
ギルのようにいつまでも咥えていてくれません。

夏の疲れ切ったワタカの引き味は弱々しいものですが、
ライズを狙える貴重な存在として、重宝しています。

ワタカは写真に撮りませんね・・・画像なしです(笑

ここまで、お手軽2大雑魚についてお話してきました。
言うなれば、代替品であり、手軽な慰みとしての存在だと思います。
専門に狙うのであれば、ブラックバスのほうがエキサイティングでしょう。

岡山県の県北まで数時間かけてドライブし、高価な入漁券を購入して
アマゴを狙う!!至高の楽しみです。

でもシーズンオフや、ちょっと暇な時間ができたときにでも楽しめるネタとして、近所での釣りにもフライフィッシングが通用するということを覚えておいて下さい。

まだタックルが手元にない方には実感の持てないお話ではないかと
思いますが、イワナやヤマメでなくても充分楽しく釣りができるというお話を長々と致しました。

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