【201201】小林賢太郎さんの芸能界引退を受けて学んだこと

 ぼくは、ラーメンズが好きだ。好きと言っても、そこまで熱狂的ではない。ラーメンズの公式Youtubeに上がっている動画を全て何回か見たことがある、ある程度のファンだ。

 あの二人のコントの世界観は、本当の意味で唯一無二だと感じる。しばしば「唯一無二の世界観を作る二人組!」なんてどっかのコント番組で紹介されるが、ラーメンズの比ではないといつも思っている。どっかのコント番組で紹介されている「唯一無二の世界観を作る二人組」をディスっているつもりはない。話が逸れるが、こういう使い回された言葉には少し疑問を感じる。言語化のショートカット的に使われている気がして、なんか嫌だ。

 要するに私が言いたいことは、あのコントが本当に面白かったということだ。何度見てもは言い過ぎだが、ことあるごとに振り返ってコントを見てみると、いつでも笑わされる。いつも天然の笑いを届けてくれる。

 いつかは絶対に小林賢太郎さんの舞台を観に行きたいと思っていた。しかし、僕は行動しなかった。その中でコバケンさん引退の発表。

 大体においておれは中途半端だ。好きになってもそれを探求しきることなく、いつかそのことを忘れる。藤井聡太ブームでハマった将棋、コロナ禍でやったけん玉、読みたいと思って買った本、いろんなことをいつか忘れている。

 好きなことに貪欲になれている人間には憧れる。
そのことについていろいろ語れる人間がカッコいい。そういう人間になりたいと思うが、結局僕は行動しない。

 そんな僕でも今まで長いことやってきたことがある。サッカーだ。幼稚園の頃から小中高大とずっとサッカーをやっている。上手くはないが、15,6年ぐらいずっと続けてやってきたことだ。技術的には中途半端かもしれないが、サッカーに対する姿勢という部分が大事なんだと思う。

 僕はとてもサッカーに助けられている。今年4月に大学に入学したものの、コロナ禍で大学の授業はオンライン。普通ならずっと家にいて本読んだりゴロゴロしたり、堕落した生活をしていたかもしれない。しかし、サッカー部に入ることで生活は見違えた。5時起きの朝練、規則正しい運動習慣、そして何と言っても大学の友達だ。彼らとのボールを介したコミュニケーションは、とてつもなく心地よい。僕はインドアなので、頻繁に外に出る動機を与えてくれるという点でも、ありがたいことだ。

 ラーメンズはめちゃくちゃ面白い。何度見ても笑える。そして、生でコバケンさんの舞台を観たかった。

 行動しなかったことの後悔は、得てして大きくなるものだ。人生あまり後悔したくない。

 人生のToDoリストを溜めるなんてことはやめて、行動する。これが大事なんだと、コバケンさんに教えてもらった。

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