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リプレイを撮ったら速くなるという話

前回の投稿からめちゃくちゃ間が空いてしまった。お久しぶりです。
今回はレースゲーム上達法のお話です。


グランツーリスモ7には「ミュージックリプレイ」という機能が搭載されています。好きなBGMを選択するとそのテンポに合わせてカメラをスイッチングしながらリプレイを再生してくれるというような機能です。
もうちょっとカメラアングルのバリエーションがあれば・・・とかキャッチーで盛り上がる曲がもうちょっと豊富だったら・・・とか思わないでもないですが、こういった機能があるのは結構いいと思っています。

というのは、ミュージックリプレイでお気に入りのBGMを流しているときに画面の中の車がしっちゃかめっちゃかな動きをしていたら萎えるじゃないですか。
そうならないようにするためには綺麗に見える走り方をしなければならない。
「綺麗」の基準はその人の求めるレベルによって様々だと思います。コースアウトやクラッシュをしなければいい、クリップにつけていないとダサい、アンダーステアが出てると気になる等々・・・
逆に、タイムは(表示しなければ)見えないので、スピードはあまり気にせずとにかく丁寧に車を動かすことに集中することになります。

この「タイムは気にせずにとにかく綺麗に走らせる」というのが実はまわりまわってタイム向上にかなり効果がある、と思っています。

綺麗じゃない走り方、例えば車の向きが安定せずフラフラとしている状態では、車をフラフラと動かすために余計にタイヤのグリップを使っていることになるのでその分コーナリング限界が下がります。
ペダルを踏み直したりステアリングを切り直したりするような操作もその間はタイヤの能力を発揮できていないので無駄な操作となってしまいます。コース幅を使い切れていない場合は言わずもがな。
そうした運転を矯正すれば使えるタイヤグリップが実質的に増えるのでタイムも自然と上がるというわけです。

最終的には細かいライン取りの違いや効率的な曲げ方を探るためにタイムを見ながら走る必要もあると思いますが、綺麗に走れてない段階でそういうことをしてもあまり意味がないでしょう。
綺麗に走らせられないということはコースや車の習熟度が低いということであり、そういう状態では走行の再現性が低いからです。

私が最初にリプレイ映えを意識してプレイしたのはグランツーリスモ4プロローグの時代に遡ります。
このタイトルは「どのモードにも関わらずレースBGMがリプレイでしか流れない」というなかなかストイックな仕様が存在しており、さらに本作で初収録された or 本作のみにしか収録されていない名曲が数多くありました。
そうした曲を楽しむためには必然的にある程度の長さのリプレイが必要になるのですが、BGMはスタイリッシュな映像と合わせてこそ・・・ということで複数周に亘って納得のいく走りをしているリプレイを用意する必要があったのです。GTシリーズはカメラアングルが数周分のパターン用意されているのも楽しめるポイントですね。

この練習法はどんなレベルの人でもできますし、タイムは気にしなくていいので目を三角にしてTAやレースするのに疲れてしまった人にもおすすめです。ぜひトライしてみてください。

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