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#新世紀エヴァンゲリオン

ウテナはなぜ×××になれなかったのか?

「昨年3つの「ウテナ」が終了した。TV版「ウテナ」と漫画版「ウテナ」と舞台版「ウテナ」である。TV版は「王子様はいない。あえて王子様になろうとする者は、こんなにつらい」という男性の女性に対する主張の出たラストになっていて、これは作品を創ったのがビーパパスの男性スタッフだったから、当然の結果だった。」(さあ私とエンゲージして/さいとうちほ) 緊張のあまり吐きそうになりながら観た「少女革命ウテナ」の最終話「いつか一緒に輝いて」の放映日から、長い年月が過ぎようとしています。筆者の

新世紀エヴァンゲリオンパスティーシュ

TV放映版「第弐拾四話 最後のシ者」脚本の文体パロディです。 ◆原型 「新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者」より抜粋 シンジ「トウジも、ケンスケも、みんな家を失ってほかのところへ行ってしまった。友達は……友達と呼べる人たちはいなくなってしまった……誰も」 シンジ「綾波には会えない。その勇気がない。どんな顔をすればいいのか、わからない。アスカ、ミサトさん、母さん……僕はどうしたら……どうすればいい?」 カヲル「フンフンフン……(第九の鼻歌)」 カヲル「歌は