11/10 2023 獣ゆく細道とストア派の精神

正午起床。雨上がりで、日中は湿気がひどく暑かった。暮夜は冬らしい寒さ。
昼下がりまでのんべりだらりとし、重い腰をあげて横浜に図書を購めに外出。紀伊國屋とブックオフで計二冊。Urth Caffeで少し読書。ファイナンスの概要にについてぼんやりながら理解してきた。
夕食は天一に行き、注文後に友人のT君から連絡。ちまちまつまみながら、1時間待った後一緒に食事。その後はHubで一杯呑み、有隣堂を一見後解散。
帰宅後一睡。何度か聴いたことはあったが、最近カラオケで聴いてまた気になっていた獣ゆく細道を改めて聴いてみた。

借り物の命がひとつ
厚かましく使い込むで返せ

という歌詞にとても共感した。


ストア派の死に対する考えは、「元いた場所に還るだけであるので、恐れることはない」というものだ。自然より出し自身が自然に還ることは、自身を自然=宇宙の一部と考えるストア派にとって、何も恐れることはないし、本来的なことである。このストア派の宇宙観から導出された考えは、自分が所持していると思っているものも、自然の成したものであり、実際には一時的に預かっている物、”借り物”であるという態度をストア派に取らせる。この借り物には、大切な人間や大事な物、そして自分の命も含まれる。そのため、それに触れられることに感謝し、より愛を注ぎ、丁重に扱うように彼らは勧めている。(また、自ずとそのような心構えが芽生えると思う。
ここで、借り物であることに落胆することや、よそよそしく扱うことはナンセンスである。

ストア派は、その思想を例え話や標語にすることを好んだ。ストア派的思想が散りばめられたこの曲をエピクテトスが聴いたら、感心したに違いない。


厚かましく使い込み、借りた時以上の状態で持ち主に返したい!!

だらだらすることを、まずやめないと・・・



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