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全ての選択肢で全ての人間が不幸になる出来事の当事者になりました

昼休み、僕はいつものシャドバメンバー4人と弁当を食いながらオルピルムマをしていた。誰も大して好きじゃないがぶ飲みメロンソーダの奢りを賭けた熱いんだか熱くないんだかよく分からないバトルをしていた。

で、まぁ色々くだらない話(男女差別についてなど)をしている中、僕はくだらないネタを思いついた。ドンキホーテの曲に合わせて「ドンドンドン!ドン!ドン!ドンドン!ドン!ドン!」と言うだけの名付けて「トイレが近いドンキホーテ」というネタである。あまりにもくだらないので言わなかったのだが、なんか周りが静かになったのでやっぱり言うことにした。(この間10秒)

で、披露した結果まぁ案の定の結末、になった。一人を除いては。一人が結構笑っていたのだ。それを見て周りは「岼音のネタで笑うやつは人生で他に楽しいことがない」だのいつものような煽り合いが始まった。ここまでは普段の日常である。

このネタ「トイレが近いドンキホーテ」は1日、いや、1時間、いや1分で忘れるようなネタのはずだった。しかし一人が笑いそれを煽るという行為を通して、死ぬほどつまらないのに記憶にガムのようにへばりついてしまった。

そして放課後、さっきのメンバーに一人加えたメンバーで下校。くだらない話(小学生の近くで「小学生は最高だぜ」と言うのは許されるかどうかなど)をしている中で先程の「トイレが近いドンキホーテ」が話題にあがった。それでまたさっきの煽りのノリになったのだが、ここで問題が一人加わったメンバーである。そのメンバーは「トイレが近いドンキホーテ」の概要を知らない。そしてこう言われた。

「「トイレが近いドンキホーテって何?」」

俺からしたら、マジで言いたくない。周りの友人も笑った一人を除いては止めてくる。笑った友人はもう一度言うように催促する。そして加わったメンバーはその「トイレが近いドンキホーテ」というワードがへばりついてしまったらしく下校中、一生気になる旨を僕にアピールしてきた。

この友人は前、俺が話した「シリカゲルを軍艦にしたら水分吸い取った時赤くなっていくらの軍艦になる」というしょうもない話で一生ツボってたので、俺の珍奇なワードが好きなのかもしれない。

しかし、ここで「トイレが近いドンキホーテ」を披露すれば確実に俺は怪我をする。友人も後悔する。ただ言わなくても友人は悶々とするし、俺も一生問い詰められる。俺の友人全員が「トイレが近いドンキホーテ」を批判してくれれば楽だったのだが、一人笑った友人のせいで話はややこしくなる。「披露すればいいのに」と。

これ、正解はなんなんですか?

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