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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百六回「胎動の魔神」

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朽ちた巨兵最強!!!!!!!!!!!!!

リーシェナオーキスが強いだけデッキではあるんだけど、朽ちた巨兵なんだかんだかなりの試合で打点に貢献してくれる。冗談抜きで強いかも?マグナチェンジの異物感凄いけど、これのおかげで勝つ試合めっちゃある。ねじ巻きチェンジで4/6/6疾走なの愉快すぎる。なんならねじ巻き不吉カシムとかで並べるとねじ巻きが生還するから6tに3/6/6疾走が走ってくるぞ👊

それにしてもララミアリーシェナオーキスが入ってるデッキ、かわいいが過ぎる。全部オーブ入れてるし、俺。

本日の抽選は…

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Re:206回「岼音ソウの象徴、胎動の魔神」

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VEC-レジェンド
7コストヴァンパイア・自然・フォロワー
4/5→6/7
ファンファーレ 自分のリーダーを3回復。自分の場にナテラの大樹があるなら、「このフォロワーはEPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)
進化時 このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン終了時、自分の手札が8枚以上なら、7枚になるまでランダムに捨て、相手のリーダーに「捨てたカードの枚数」の2倍のダメージ」と「自分のターン開始時、カードを1枚引く」を持つ。リーダーはこれらの能力を重複して持たない。

偉大な魔神を遂に見つけた。畏敬の念を以て跪こう。
いジょウなこうモり、ジんロウ、キゅうけツキのじケん。
ソのげンきょうタルあれハ……ソノモノ?デアル。狂気。
――ある調査隊隊長の走り書き

イダイダイダイケイケイケイ。魔神。
チガウ。ワタシ?チカラ。ヤメテ?ホシイ。
ヒロガル。ツヅク。ドコカニ。マダ。狂気。
――歪んだ走り書き

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ナテラの大樹
トークン-ブロンズ
1コストニュートラル・自然・アミュレット
ファンファーレ 自分の場に他のナテラの大樹があるなら、ランダムに1つを破壊する。
ラストワード カードを1枚引く。

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正直、今日はRe:天をサボる予定だった。環境初日だしね。適当に朽ちた巨兵を褒めまくる記事だけ書いてnote毎日記録だけは続けとくか…くらいの心持ちでいた。

しかし、事情が変わった。抽選で胎動の魔神ちゃんが出てしまったのだ。私がVEC当時から変わらずアイコンにし続けている愛しき胎動の魔神ちゃんが。

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胎動の魔神はVECにて登場したヴァンパイアの自然レジェンド。かわいい。

効果はかなり不可解。

7/4/5で出た時3回復、ナテラがあるなら無料進化を持つ。ここまでは普通。

問題は進化時効果。まず、自分のリーダーにターン開始時の1ドローを付与。毎ターン2ドローできるようになる。不可解なのはもう一つのリーダー付与で「自分のターン終了時、手札が7枚になるまでランダムな手札を捨て、捨てた枚数の2倍相手リーダーにダメージ」。

何?

かなり変なテキストをしているが、これはつまるところ次ターンに手札から溢れる分を捨てて打点に変換するという効果である。7枚になるまで捨てる事で開始時2ドローで手札上限になるという寸法である。

このカード以前にあった毎ターン2ドローにはカラボスがいた。こちらはこの毎ターン2ドローの代償として出した以後pp最大値が一生増えない。胎動はその点、進化さえすればその後はデメリットなく2ドローし続けられる上にナテラがあればepすら必要としない。凄い!

実際どう使われたかというと、自然を用いたコントロールヴァンパイアで採用されていた。

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(↑自分が使ってたやつ)

生き残って生き残ってゼウスぶん投げて殺すデッキ。それ故に毎ターン勝手にドローを回してくれる胎動は強え。無料進化のおかげで進化回数稼ぎとしても当時なら嬉しい。手札捨てがランダムなのでゼウスを捨てちゃうお茶目さはある。だが、毎ターンいっぱいカードを使えば捨てられずに済むしそれで失ったリソースは2ドローで返ってくるわけだから後先考えずにせずにバンバンカードを使っていけた。

また、胎動の2ドローはVECにて初登場した渇望カードを動かすのにも最適(当時は渇望って名前付いてないけども)。シャランゼアがこれで走ってた。

ただ、めちゃ強デッキだったかと言われると、そんな事もない。VEC、tierGODの自然ビショがアニエスェーォッャームニャールで細々とした打点叩き出してくるからアザゼルが意味を成さず、かといってアザゼル進化しなかったらしなかったで飢餓アニエスにぶち殺される。キツイ!!!

VEC以降で自然を用いたコントロールデッキは成立した。

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ただ、胎動はいなかった。VECなら7コスト進化が諸々の効果付与してもギリ間に合ってたけど、このデッキが戦ってた時代の7tは鋼鉄と大地の神。胎動の魔神でウダウダするのはキツかった。

一応自然フォロワーなので鉄地サポートを受ける側も出来るが、こいつ自身に明確なフィニッシュ力がないためヴァンパイアの鉄地は機械メインで組まれる。そうなると鉄地から引いても4コスだわ場にナテラを要求するわで採用される道理はなかった。

僕はROGの機械進化復讐の幻影に引き摺られてコントロール寄りのヴァンパイアを好き好んで使っていたから胎動にはかなりの思い入れがあるんだけど、使われた実績は大してない。悲しいね。

自然ヴァンプ、こいつが親分であるせいでコンセプトがいまいちわからない。ヴァイディとかベイリオン、ライリーと何をするか分かりやすいカード多い中、胎動のよく分からなさ凄い。部下が全然協力的じゃないしな、胎動。後に背徳とかいう超協力的な部下が現れたけど、強すぎて単体でデッキになっちゃった

毎ターン2ドロー界隈、インフレが凄い。まずは《節制》・ルーゼンの飽くなき切望。渇望状態なら1コストで一生2ドローできるようになる。その代償としてppが最大値-1しか回復しなくなる。このカードは全然使われていないが、手軽さで言えば胎動の魔神のそれを大きく上回る。そして次が本命、つい昨日ローテ落ちした終幕の吸血鬼・ユリアスのナイトメア・タイム。3/3/3で進化時に手札を3枚捨てた後手札に加わる3種の1cスペルのうちの1枚である。ユリアスが場にいるとep回復のおまけまでついてくるので、実質4/5/5突進が2ドローを付与する。これに加えてブラッディネイルとドレッドオーラまであるの無茶苦茶すぎるだろ。

手札溢れをコンセプトとしたカード、この後1枚だけ登場している。それが妖精の芳香。

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妖精の芳香
DOC-ブロンズ
5コストエルフ・スペル
カードを4枚引く。
ランダムな相手のフォロワー1体に4ダメージ。これをX回行う。Xは「これによって手札に加えず墓場に置いたカードの枚数」である。

「これによって手札に加えず墓場に置いたカードの枚数」って書き方ができるなら、胎動の魔神と同コンセプトのカードが今出たなら手札を捨てて溢れないようにするのではなく山札をそのまま燃やして打点を飛ばすカードになっていることだろう

今や渇望はお馴染みの効果となったが、この概念が登場したのはVEC。同弾にて登場した2ドロー永続付与、胎動の魔神は実質的に渇望の生みの親みたいなものと言えるだろう。かっこいい!

ちなみに「渇望」の名前の由来ももしかしたら胎動の魔神かもしれない。胎動の魔神と同時期に活躍していたフォロワーに悪逆の公爵・ユリウスというカードがあるのだが、そのファンファーレボイスが「渇望の胎動、止まりはしない」というもの。胎動の魔神が渇望効果サポート→渇望の胎動ってボイスあったな〜→名前渇望に決定!って流れがあったのかもしれない。(無い)

フレーバーテキストは自然ヴァンプ特有の狂ってく構文。自然Vの親分だからか歪みし蝙蝠、狂える人狼、ナイトレイドヴァンパイアについても記載がなされている。ヴァンパイアの自然はもともと存在する生物がおかしい状態になっている(歪みしだの狂えるだの)というもので胎動の魔神はそのおかしさを産んでいる原因なのだろう。どうやっておかしくしてるかは知らん。ただ、自然ヴァンプの面々を観察した人もフレーバーテキストでおかしくなってるところを見るにこの狂いは感染するようである。胎動のモチーフは病原菌なのかもしれない。

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デザインのキモさ、凄い。進化前、殻を開く謎の妖精みたいなのいる。面白い

僕がこのカードをアイコンにしている理由だが、シンプルに可愛いからである。

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めっちゃかわいいよね?かわいい!!かわいい!

カオティックドゥームも全体の見た目だったら胎動の魔神に並ぶくらい好きなんだけど、アイコンとしての映え度で言うと胎動の魔神のフィット感が最強すぎる

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そもそも、引けてないし

↑でも世間的にはそんな事ないらしい、涙

前回→死の哲学者

次回→地裂弾

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