Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百二十六回「狂信の偶像」
隔週で火曜日は学校に行かなくていい。ダラダラし放題!
本日の抽選は…
Re:226回「賛美ィちゃん!狂信の偶像」
虚偽…欺瞞…空言を捨てよ…
賛美ィ…賛美ィ…賛美ィ…
狂信の偶像はROBにて登場したビショップレジェンド。三馬鹿の1人。
5/0/5→0/5とかいう激ヤバスタッツ。気になる効果を見ていこう。
まず進化前。攻撃できず攻撃されない。また自分ターン開始時に進化する能力を持っている。つまるところ攻撃されない耐性で生き残り、次ターンに進化しろ!というコンセプトである。ただインペリアルセイントやウーラノスといった自動進化持ち進化後前提フォロワーらによく見られるep進化不可は持っていない。そのため、進化する能力を無視して自分で進化を切ってもいい。ep使用不可はSTRのモノが初登場なので多分この当時ではそういうテキスト書けなかっただけなんだろうけど、これのおかげで即座に進化後の効果使えてありがたい。
というわけで本命の進化後。攻撃不可と攻撃されないはそのまま新たな能力が追加される。それが自ターン終了時のアミュレット全破壊。うおおおおおおおお!!!ビショップが得意とするラストワード持ちのカウントダウンアミュの横並びをこれ1枚で叩き割れる。全てをぶっ壊せ👊しかも、ターンエンド時効果なので攻撃されない耐性で生き続けて毎ターン割り続けてくれる。凄い!!
アミュ全割りはCLCでスカルフェインが既に登場していた。こちらは7コストとかいう舐めたコストだったので使われなかったが、偶像は進化権要求とはいえ5コスト。一気に2も軽くなった。これは環境席巻間違いなし!!
ここからは現実を。この狂信の偶像とかいうカード、全然(まともには)使われていない。
その理由をば。
まずターンエンド時であるということ。偶像は攻撃不可なので進化権使うにも関わらず盤面に干渉できない。それなのにアミュを割るのがターンエンド時なのでアダマントバードや壮麗なる隼といった盤面を交戦で処理してくれるフォロワー軍団を動かすことができない。隙だらけである。
次、スカルフェインが使われていない理由。彼が使われていなかった理由は7コストという舐め腐ったコストもそうなのだが、それ以上に割りたいアミュレットが特に無かった。聖なる願いや獣姫の呼び声などカウントアミュ自体は使われていたのだが、これらは汎用カードとして使われており、アミュをいっぱい置きたいというモチベーションでは使われていない。フェインや偶像を構築に入れるなら割るアミュをいっぱい入れないといけないが、そこまでしても大して強くない。聖獅子の牙、天喰らう聖竜など一気に割るといい感じのカード自体はあるんだけど、これらのカードは偶像に依存しすぎている。それはデッキ足り得るか?
そんなわけであまり使われないカードであった。
一応偶像の特性を活かしたデッキとしては偶像冥府がある。
毎ターン割れる性質を活かして夢想の白兎を永遠に割り続け墓を貯める。そしていい感じに墓が溜まったらダークオファリングでどかしながら5ドロー5回復、冥府への道を設置する。偶像、カウントダウン持ち以外も割っちゃうから冥府先置き出来ないのがちょっと噛み合ってない。涙
ただこれもネタデッキではある。偶像、攻撃されないとはいえスペルはもろに喰らうから全然生き残ってる保証がない。偶像死んだ後の夢想の白兎、ゴミすぎる。
この通り偶像は弱弱だったのでネタカード街道を走ることとなる。このカードには能力以外にもイジるところがめちゃくちゃあったのだ。
まず、見た目。
キモすぎ!!!進化前、TENGAだし。手メチャメチャ生えてるし。最高。
そして一番はボイス。進化時ボイスの「賛美ィ…賛美ィ…賛美ィ…」の言い方がきしょすぎる。聞いたことない人は一回ここで聞いてくれ。このボイスから賛美ィちゃんというあだ名もつけられた。なんでヴァンピィと結び付けられたかは謎。
また、偶像には仲間が居た。それがスカルフェインと邪教の権化である。こちら全員アミュレットを不正に割る邪教モチーフのカードであり、みんな強くない。みんなイラストと効果の雰囲気が似ていてかつ揃って弱いから彼らは「三馬鹿」として扱われるようになった。
しかしこの三馬鹿に裏切り者が現れる。それが
スカルフェイン、超絶アッパー。
アミュレットをひたすら並べてスカルフェインのコストを下げ最速4tにぶん投げるゲボゲボデッキが登場したのだ。これ、ありえん強くてアンリミで一強環境を作りあげた。
狂信の偶像は三馬鹿メンバーに裏切られ、より一層カードデータの隅っこに追いやられることとな
らなかった。まさかの共演である。
これが実現した理由はスカルフェインの能力がアッパーされただけでなく、その足回りであるアミュレットがしっかり強化されていたこと。その最たる例が双砲の神罰・アンヴェルト。結晶1でラスワ7/5/6守護+4点aoe+顔2点。CD10だから爆速で割る価値もある。
このデッキのアミュ割りで一番強いのは間違いなくスカルフェインではある。しかし、フェインだけだとコンセプトとして組みづらい。フェイン無かったらアンヴェルト、邪教の神殿あたりのカウントダウン長い組がゴミクズと化す。サブプランのセリーナも4加速しかできない。狂信の偶像はここらのCD長いアミュを割るサブプランとしてめちゃくちゃ優秀なのだ。アンヴェルトは出た瞬間に仕事してくれるのでターンエンド時に割るというのも気にならない。一気に世界が広がった。
標準採用だったかと言われるとそんなことはないのだが、間違いなく一番輝いていた。(この後スカルフェインがナーフされて終わった)
登場時点でネタカード、うんちカード扱いされていた彼、今基準で考えるとなんならROBレジェンドで一番強い。テキストの強さが周りのカードに依存するカードだからね。ドロシーより多分偶像の方がデッキだよな、今なら。気高き魔除け淀みゴカスなどで日に日に強化されてるし、フィニッシャーとしてヤテラパニスナを使える。時の流れは不思議だね。尖ってるカードはいつか活躍できる。
人気カード故かROGでリメイクされた。その名も「賛美の狂信像・イミナ」。こちら、対面を狂信の呪具というお邪魔アミュレットに変身させる激キモコントロールカードなのだが、進化後の効果に1ターンに1度カウントダウンアミュレットが出た時にそれを叩き割る効果を持っている。この効果、ほぼオマケなんだけど偶像のリメイクであるということを思い出させてくれて良い。好き。
スカルフェインも廃滅としてリメイクされちゃったから邪教の権化だけ三馬鹿のなかでめちゃくちゃ置いてけぼりにされている。早く救ってやれ!
ファンファーレボイスが何故か知らんけどセッカと似ている。「虚言、欺瞞、全て振り切る!」。進化時効果でちゃんと振り切られる。
攻撃不可だが一応攻撃時ボイスはある。ミュニエとかで攻撃不可消せば聞ける。崇めよ…。ちな、ボイスはあるけど攻撃時演出は適当に付けられてる
斬撃ではねえだろ
追記:
闇のオーラみたいなやつに変わってた。これならまぁ納得
前回→ハクラビ
次回→ドラゴンバスター・イアン
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