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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百三十二回「《正義》・イランツァ」

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クランプス、高騰w!

本日の抽選は…

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Re:232回「要らん、《正義》・イランツァ」

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FOH-レジェンド
10コストドラゴン・フォロワー
11/8→8/11
進化前
守護
場に出たとき、「カードを3枚引く」「進化する」の中から、ランダムに1つの能力が働く。
場を離れるとき、自分のリーダーを8回復。(変身した場合を除く)
進化後
疾走
守護 を無視して攻撃できる。
相手の能力で選択できない。

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(ft、見ての通り特殊なので画像)

羽ばたくは法、明日に見る凪

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我が剣は傾きを許さず!

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かっけーーーーーーーーーーー!!!!

堂々の運命の神々演出評価枠tierSSS

《正義》・イランツァはFOHにて登場したアルカナゴッドドラゴン担当。説明の邪魔。

10/11/8→8/11という意味不明のスタッツ変化を持ち、効果も進化前と進化後で全然違う。

まずは進化前のファンファーレ。場に出た時に3ドローか進化のうちランダムに1つ行う。つまり全然違う効果である進化前進化後のうちどっちが使えるかは出た瞬間にランダムで決まる。キモい!スクナウーラノスみたいな「epによる進化不可」は持っていないので進化後に関してはepさえあれば使えるけど、進化前に関しては本当にランダムに左右される。判定がなされるのがファンファーレじゃなくて場に出た時だからなんらかの能力で不正に出してもランダム。キモい!

そんなランダムでしか使えない進化前の性能について。守護と場を離れた時の8回復。あと進化してないってことは先述のファンファーレ3ドローも確定でしている。全体的に受け寄りの性能である。ラスワじゃなくて場を離れた時なので消滅あたりに強いのはナイス。ただ、こんなにも受け寄りのくせにスタッツが11/8。キモい!

次、進化後。選択不可守護貫通疾走。守護貫通疾走は黒リントよろしく打点としてはかなり信頼が置けるし、選択不可のおかげで場残りもいい。全体的に攻め寄りの性能となっている。ただ、こんなにも攻め寄りのくせにスタッツが8/11。キモい!

10コスト払う=他の行動が一切できない、なのに攻めと受けが完全にランダムなの終わっている。ep払えば絶対打点になってくれるとはいえ、ドラゴンのepはかなり貴重。キツい!チョイスすでにある世の中でこのランダムはキツすぎる

このように激キモカードなのだが、採用されていたデッキがある。それが庭園ドラゴンだ。

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5コストのイランツァは流石にパワー高い。どっち来たとしても5pp余ってるからリカバリーも効く。そもそもとしてほーちゃんが登場したSORでは天ジェネがローテ落ちしちゃったせいで大きめの即時打点がこれしか無かった。盤面だけで勝つのには無理があるのでしゃーなしで使うしかなかったのだ。イランツァが強いと言うよりはドラゴンが弱かった。

実際ETAで手から出せる即座打点としてガンダを手に入れた途端イランツァは終わった。打点足りてるならドラゴニックコール禁忌確定にした方が良かった。なんならSORアディのガルグイユ時点でまぁまぁ終わってた

ガチで使われたイランツァはSORのしゃーなし枠くらい。あとはおふざけデッキでの活躍のみ。

そのおふざけデッキで一番有名なのが「ジャイアントマッチ」である。ジャイアントマッチは6コスカウントダウン2でラスワで次ターン開始時に手札からコスト9以上のフォロワーを5枚ぶちまける。これでイランツァを出すと何故かイランツァの効果が出た時効果なおかげで進化して打点になってくれる。イランツァ×3が進化すれば8×3=24点。まぁ、ランダムなんですけど…。

因みにイランツァをファンファーレを起動させずに出す手段、ローテだとジャイアントマッチしかなかった(アンリミならJavaウォックいるけども)。イランツァがファンファーレじゃないのはこのカードのためでしかない。ジャイアントマッチ、こいつと同期なところを見るとジャイアントマッチドラゴン、本気でやるつもりだったのか?という気分になる。嘘だよな?

イランツァと言えば説明の邪魔。

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FOHpvにてローフラッドがアルカナゴッドについてウダウダ語っている場面、ドールズオーナーが操っている人形が天秤に落ちてくるという形で登場した。しかし、ローフラッド的には説明の邪魔だったらしく、上記画像のように画面の外に追いやられた。これと全然採用されない性能を合わせて「要らんツァ」という愛称が定着してしまうこととなった。

進化後の見た目が剣を咥えているドラゴンということでドギラゴン剣呼ばわりされている。

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あと、剣盾発売からまだ半年しか経ってなかったのでザシアン呼ばわりもされている

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アルカナゴッドということで彼女の司る《正義》について語っていこう。

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↑死滅の霧っぽい

タロットカード「正義」は版によって番号が異なる。ウェイト版と呼ばれるものでは8、ベルサイユ版と呼ばれるものでは11となっている(因みに入れ替えの相方は《力》)。11/8→8/11というスタッツはこれが元ネタとなっている。

イラストには天秤と剣が描かれている。イランツァにもこれが描かれている。

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天秤に剣もついていてオシャレ。

そしてこの剣、抜くことが出来る。

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抜くことによって天秤が傾く。これが意味する事は後述。

進化前に対応する正位置が示すは「平等」。イラストの天秤も傾いていない。またフレーバーテキストでも右側左側に均等に語りかけている。「友よ、その叫びを聞きましょう。」というテキストも「叫び」というお互いに聞こえるものを聞いている。また、能力も相手のヘルスを削らないで一時休戦的なものになっている。

一方で進化後が対応する逆位置が示すは「不正」。イラストの天秤は傾いている。フレーバーテキストは右側に偏っているし、最初の文章も「友よ、その囁きを聞き届けます」とイランツァにしか聴こえないものを聴いている。能力も相手のライフのみを削る疾走だし守護貫通選択不可と不正っぽ〜い効果を持っている。

また、そもそもとしてファンファーレのランダムな進化。これもランダムによる平等を表現している。これは不正なジャイアントマッチなどでの召喚でも必ず働く。《正義》の前には《不正》は許されないという事だろう。

ただイランツァのカードデザインには謎な点もある。それがepによる進化が可能であるという点。進化はイランツァにとって《不正》そのものなのに、進化できちゃう。カードパワーのためといえばそうなんだけど暴走オルオーンが能力の強さ関係無しに完全に暴走しているところや、他の能力の再現具合を見るにこの進化を受け入れるという点も何らかの意味があると考えたくなるのは必然の流れだろう。

これ、正味よく分からんけど《平等》なはずのイランツァが自身で進化して《不正》になることがあるというのがポイントだと思われる。イランツァにはイランツァが定める《正義》というものがあり、それに従って行動しているのだからepというプレイヤーからの囁きに応じて裁きを下す進化面に裏返ることもする。彼女なりの正義に基いて。知らんけど。結局どちらのイランツァも《不正》なのだ。知らんけど。本当に《平等》ならスタッツX/Xのがいいしね。知らんけど。《平等》ならマーウィンみたいにお互いに恩恵与える能力持っててもいいはずだしね。知らんけど。イランツァ、カードイラストでは絶対11の方向を向いてるんだけど11がプレイヤーを象徴しているのかもしれん。数値が大きい→イランツァが重要視している→プレイヤーの象徴、みたいな理論。知らんけど。

こいつ、めちゃめちゃ変だしランダムだしでカードゲーム的にはうんこな能力なんだけどこうやって元ネタをなぞっていくと、すげ〜の。天才デザインすぎる。考察したくなる要素があまりにも詰まっている。アルカナゴッドの中で一番話してて楽しいかも。

これは金鉱のネクロマンサー、イランツァ説

前回→冥守の継承者・カムラ

次回→ドラゴニックマーセナリー

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