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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第四百十四回「永劫の決闘・モルディカイ」

21:00くらいに急に眠くなった俺。気づいたら4:00になっていた。歯も磨いてないし風呂も入ってないのに気絶するように寝ていた。別に昨日何もしてないのに。ジェム8先はしたけど気絶するほど疲れるもんでもないからな…

俺、やばいかもしれない。老人?

本日の抽選は…

Re:414回「他力本願、永劫の決闘・モルディカイ」

RGW-レジェンド
10コストネクロマンサー・フォロワー
5/5→7/7
進化前
EPによる進化ができない。(能力による進化はできる)
相手の能力で選択できない。
場に出たとき、これを含めて、自分の場に出た永劫の決闘・モルディカイがこのバトル中に4体以上なら、進化する。
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進化後
相手の能力で選択できない。
これが場にいる限り、自分のリーダーは「受けるダメージは0になる」を持つ。
自分のリーダーがダメージを受けたとき、これにXダメージ。Xは「0になるまで減らしたダメージ」である。
ラストワード 自分のリーダーは「次の相手のターン開始時、永劫の決闘・モルディカイ1体を出す。この能力を失う」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。

なげー

どれほどの戦いを経ただろう。幾度の死を迎えただろう。
されど、剣戟を重ねて不滅。此処に、勝敗を連ねて不撓。
誓いは今もこの骨に、炎は今やこの顔に。
――決闘ある限り。信念、永劫、朽ち果てず。

決するとは終えること。勝利とは区切ること。
それらを幾つ集めれば、あの死はこの世を去るのだろう。
誰もそれを知れぬまま、しかしその様を見て、ただ思う。
――どうか、いつか。誇り高き決闘者に、最高の決着を。

決闘は永劫、いざ尋常に

永劫の決闘・モルディカイはRGWアディショナルにて登場したネクロレジェンド。テキストが長え

10/5/5で能力は5つ。

まず進化前の能力が3つ。

  • 選択不可

  • ep消費進化不可

  • 場に出た時それが4回目以上なら進化

そして進化後は進化前から持っている選択不可に加え、2つの能力を新たに得る。

  • 場にいる限りリーダーのダメージを0にし、受けるはずだったダメージを自分が喰らう

  • 死んだら次の相手のターン開始時に復活

進化後能力はつまるところ永遠に復活するカウントダウン7の黒死の仮面。一回進化さえしてしまえば相手の打点を毎ターン7もシャットアウトし、生還した場合には相手に手痛い7点パンチをお見舞いできる。すご!黒死と違い体持ちなので、体の方を破壊することでリーダー打点のシャットアウトを解除できる弱点はある。が、選択不可7/7のスタッツはかなり取りづらい。特にラスワに対して使いたい除去である消滅・変身はカオティックエンジェルやブーメランシスターなど例外はあれどその多くが選択する形式。これらのことからモルディカイ進化後はえげち〜くらい強固な壁だと言えるだろう。

ただ、これの障壁となるのがep消費進化不可。イカれた進化後能力を持っているが、ep進化出来ないので雑に寒冷やケリドウェンでリアニ10するだけではダメ。グレモリーや旧レイナのような例外はあるが、基本的にこいつは自身の能力「4回以上場に出たら進化」を駆使して進化するしかない。

この「4回以上出す」というのをどうやって達成するのかというと葬送である。葬送は手札のフォロワーを能力を消してから場に出し破壊するという処理を取るが、葬送したフォロワーの名前情報に関しては消さない。よってモルディカイを場に出す前に3回葬送しておくことで、リアニメイト10から出てきた際に進化するというわけである。

ただ、ここでデッキに3枚しかないカードを3回葬送なんて出来るか?という話になる。普通に葬送するだけだと手札に3枚のモルディカイが必要になる。

ただそれだと弱すぎなので、その問題を解決してくれるモルディカイの4回出しを現実的にしてくれるサポート札が存在している。

1枚目が大腕の沙汰。最近めっちゃ登場してる。これでモルディカイを葬送すると、墓地状況によるがモルディカイが帰ってくる。これをもう1回なんかで葬送することでモルディカイカウントが1モルディカイで2進む。ニュートラルフォロワー多めの構築にしておけば、ゲーム中盤以降もある程度モルディカイを拾いやすいように工夫することも可能。

2枚目がほぼモルディカイ専用サポートである冥河の流葬・カローン。

こちらまずアクセラ1で自分のデッキのコスト最大ネクロマンサーフォロワーを能力消して破壊可能。処理的にはデッキからモルディカイを葬送してるのと同じ。これによって破壊したモルディカイを大腕の沙汰で回収出来るので、カローンの存在は実質的に山札のモルディカイを6枚にしている。偉すぎ!!

さらに本体。スタッツは6/5/5守護。ファンファーレでアクセラ1を打った後、進化時にリアニメイト10+突進付与+ターン終了時にそれを破壊。凄すぎ。ファンファーレでモルディカイを破壊しつつ進化でモルディカイを出せるので、こいつを出す前に2回モルディカイを場に出しておけばモルディカイが進化する。進化した2人で面を取った後ターン終了時にモルディカイが死ぬことで、体力満タンのモルディカイが相手ターン開始時に立つのも高相性。モルディカイが考えたオリカとしか言い表せない。

沙汰とカローンの存在により、モルディカイは6tから進化することがそこそこの確率で可能となっている。6tから選択不可7/7が毎ターン生えてくるだけでも結構凄いのに、無視して顔行こうにも7点シャットアウトされる。

モルディカイを主軸にしたデッキは以下のようになる。

デッキの見た目通り、葬送いっぱいした後カローンでモルディカイ出してウリャ〜〜ってする。

このようにデッキ自体は組めるのだが、実際のところモルディカイは全然活躍できていない。

色々理由はあるがまず第一にあげるべきはそんなに安定して出ないというところだろう。カローンと沙汰は確かに凄いんだけど、それ以外のカードは普通の葬送札。こいつらが見えてない時にモルディカイを呼ぶのはかなりめんどくさい。カローンはリアニメイト10の起動役でもあるからアクセラ打つなら2枚必要だし。全然安定せん。

で、この安定感の無さのうえで次に問題となるのが出しても勝たない点。安定感がある程度低くても出して勝ちになるならある程度使う人がいてもおかしくない。だって勝つから。しかし、モルディカイ召喚はいうて勝ちにならない。なんせ自分から攻める能力を持っていない。相手に7/7の処理を毎ターン押しつけることが出来るけど、相手が処理に長けていればその分だけターンが伸ばされる。さらに、相手が処理に長けていればリーサルターンにもその処理能力でモルディカイが消されるのでダメカが機能しない。流石に6t最速モルディカイを毎ターンいなせるデッキというのはそこまで数多くないが、タイミングが遅れたモルディカイは意味をなさないことが増えてくる。

モルディカイの弱点は盤面処理をしてから疾走してくるカードになるのだが、盤面処理+疾走の組み合わせは強カードとしてデッキの主軸にされがち。ダイヤモンドマスターだの双姫の大魔術だの副総長ガロだの。この手のカードって大体強くて軒並み環境に入ってくるから、それに弱いモルディカイはいただけなすぎる。じゃあ誰に勝つん?って話になっちゃう。

あと最初に例外で片付けたが、選択を介さないラスワ回避除去はルルナイや金剛の拳聖、コスモスファングなどなんだかんだいるって話もある。かわいそうだね

そんなわけでランクマではたま〜に見るが、環境としては一切いない不遇のレジェンドとなっている。今弾で沙汰落ちるから、本当にもう一生活躍できなさそうで泣いてる。沙汰の代わりが寿命の確認に務まるわけがない

モルディカイ、自身以外にサブフィニッシャーを設けたいが相性いいのが全然いない。毎ターン進化するからレイダーと相性いいかと思いきや、レイダーのコストダウンは自分ターン進化のみなのでモルディカイでは反応しない。嫌がらせ?

葬送ギミック主体のくせに墓使わないから暴食とは相性いいかも。生き残る前提ではあるが、モルディカイの問題は生き残ってもまだ勝ってないところだったのでそれを勝ちに出来るのは偉そう。

2pickだと吐くほど邪魔。ゼラエルより邪魔。昨日pick交換戦ニャル子ぽけとやったんだけど安心して送りつけれた。弱すぎるため。

ワザップとして進化後モルディカイの能力を消すとリーダーが一生無敵になる、というのがある。これはリーダーダメージ0がリーダーの持つ効果、ダメージの肩代わりがモルディカイの持つ効果だからである。モルディカイが能力消されているとはいえ場にいるためリーダー付与能力によりリーダーへのダメージは0になるが、それ以外はリーダー付与じゃないので処理が行われないという理屈。この状態で潜伏とか付ければかなり無敵である。こんなことほぼ起こらんけども。

RGWということでリメイクカード。リメイク前はデュエリスト・モルディカイ、永遠の決闘者・モルディカイである。全員自己蘇生の能力を持っており統一感がある。ただリメイクされるたびにどんどんテキストが長くなっていき、それに伴い環境での活躍具合がどんどん下がっている。初期の自己蘇生しか書いてないモルディカイが一番強かった。当時の旧モルディカイが一番活躍してたのは当然として、なんなら今でも旧モルディカイが一番強いまである。他2枚はデッキ縛りすぎの割にテキストがしょうもねえよ。「リメイク前の方が強い」っていう言葉、大体は旧ネアに対する新ネアのようにリメイク後の方が単体として見たら強いけど環境的には前の方が活躍してた、みたいな意味で使うことが多いのだがモルディカイは例外かもしれない。

これは珍しく合ってた事前評価

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