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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百五回「死の哲学者」

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この構築で最速グラマス到達しました!!(素振り)朽ちた巨兵が強過ぎました!!(素振り)皆さんも使ってみてください!!(素振り)

本日の抽選は…

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Re:205回「哲学と言えば分身(!?)死の哲学者」

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SOR-ゴールド
9コストネクロマンサー・フォロワー
5/5→7/7
結晶 1; カウントダウン 3
自分のターン中、リアニメイト によって自分の場にフォロワーが出るたび、それは「EPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)
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守護
ファンファーレ と自分のターン終了時、死の哲学者1体を出す。

思想とは、器無き魂。刻まれし本は、知識の死体と思う。
そして、肉の命と同じく、死体も再び生きぬと限らない。
人へ取り憑き、増えていく――成程、死霊術の様である。

書庫とは知の墓。入り浸る私は、死体漁りに他ならぬ。
恥と恥以外を知ろう。生の無常と死の豊かを取り込もう。
何れこの学、人に取り憑く時が来る。只々楽しみである。

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死の哲学者はSORアディショナルにて登場したネクロマンサーフォロワー。デカい。

1コストの結晶と9コストの本体を持つ。

まずは結晶1。CD3で場にある限りリアニメイトで出たフォロワーに無料進化を付与する。カウントダウンアミュレットにしては珍しくファンファーレもラストワードも持たない。無料進化付与は妖精の開花を見るに恐らく2コスト相当。それを1コストで3tの間ばら撒き続けられるこのカードは結構凄い。ただ、リアニメイトによるものにしか付与できないのでうまく使おうと思うとかなり構築を縛るのも事実である。デッキとしてまとめるのが難しいが、まとめられれば強い!って感じのテキストである。

次、本体。9/5/5守護でファンファーレとターン終了時に分身する。手出しした場合はファンファーレの分身とターン終了時分身により4体に増える(ファンファーレで分身したやつも分身する)。またリアニメイトで出した場合でもターン終了時能力は働くので2体に分身する。

結晶と本体、かなり違う性質なので同じデッキで双方を上手く使うのは難しい。ただ、片方だけなら上手く使えるデッキ、カードは存在していた。

まずは結晶。これが使われたデッキと言えばソウルボックスOTKである。

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ソウルボックスにインモラルディザイアを3回付与したうえで自壊させることで7×3=21点を叩き出すOTKデッキ。JCGでベスト16は入れるくらいの実力はある。

このOTKを実現するためには闇セレスを3回進化させる必要がある。しかし3回進化は先攻だとepが2個しかないので不可能。上のリストだと入ってるけどこのデッキが成立した時点ではルナはまだ登場していなかったので、哲学者結晶に頼るしかなかった。セレスは金鉱のネクロマンサー、輪廻の強制でリアニメイトすることが可能。これらはソウルボックス用の自壊札にもなるので凄い噛み合っている。またソウルボックスで7×3を出すためにはファンファーレの「アミュレットがあるなら進化」を達成する必要があるのだが、哲学者結晶はそれにも貢献してくれる。アイアロンの残骸ルナ人形は1tで割れちゃうし、スカドリから出る機動二輪車も勝手にどっか行っちゃうしと色々面倒なので、哲学者結晶がなんだかんだで一番楽。(ノーパン序盤に引けてればそれで良いが)

次に本体。こちらはアンリミで(ネタデッキ寄りではあるものの)こいつ自体がコンセプトとなっている哲学者ネクロと呼ばれるデッキが存在する。

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このデッキの最強ムーブは5tララ哲学者である。哲学者を百鬼ボンドミといった1c葬送で捨ててララで回収、これをそのままプレイする。そうするとファンファーレ分身とターン終了分身がなされた後、最初に出た哲学者のみがララの効果で破壊され盤面には4/4+5/5守護×3が並ぶ。これで相手の疾走打点をシャットアウトし、最後はデスタイラントで締める。哲学者が1体でも残れば進化込みで13+7=20点を叩き出せる。凄い!

そこまで強くはないが一応結晶本体両方活かせるデッキがある。それが骸ネクロ。骸の生贄として有能な1コスアミュレットでありながら、幽魂の棺にしまっとけば5/5守護×2になってくれる。

ただガチガチの構築には結晶も棺も有能なデスブリ、雷神が優先して採用されている模様。フェイタルオーダーが入ってるので哲学者の結晶が完全にバニラかというとそんなこともないのだが、他と比べると微妙か。

追記:ファンファーレ持ちなせいでセスナに引っかかるから採用できないらしい。そういえばそうだったわ、リミ骸

上で挙げた例、どれもそんな強くはないの。総評すると、特徴的な効果ゆえに変なコンセプトデッキ作る時はまぁまぁ役に立つカードって所か。

因みに2pickだと純粋に強かった。4体も5/5守護が出るという事象がただ単に強い。終わらせ力がすげえのよ。

また第一回のストピ庭園にもこいつがいた。この時の庭園は庭園置かなきゃいけないので、哲学者だけで面が埋まる。ただ、分身がターン終了時なので他カードとくっつけることは可能。なんか他のデカいやつ+5/5守護×3という形で相手にターンを返すことになる。まぁまぁ強い。しかし今回のストピ庭園では解雇されちゃった。涙。代わりにカオティックドゥームが大体同じことをしてた。

哲学者が分身する理由はftを読めばなんとなく分かる。彼は思想=魂、それ故に思想が刻まれたものである本は知識の死体であると定義している。それ故に人が本を読むこととはそこに刻まれた思想に取り憑かれること、まさに死霊術と同様と述べている。つまるところ哲学者の分身は、みんながある本を読んでそれに残存する思想に取り憑かれたということを表現しているのだと思われる。オシャレ!

ファンファーレボイスは「人は物思う死体である」。これは恐らくパスカルの「人間は考える葦である」を元ネタにしていると思われる。

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へ〜

前回→深き森の異形

次回→胎動の魔神

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