【仮説】秦谷美鈴は月村手毬と一緒に居るために初星学園に居る
学園アイドルマスターの非プレイアブルアイドルに秦谷美鈴というアイドルがいる。
純和風の雰囲気でお昼寝が大好きで、ちょっとマイペース過ぎてサボりガチな温和な女の子。
月村手毬と一緒に「SyngUp!」で活動していて中等部トップと言われ、実力は手毬以上と呼ばれる存在。
この子について、学園アイドルマスターをやっていて気になることがあった。
「何故、秦谷美鈴は初星学園にいるのだろう?」
ということだ。
先ほど名前を挙げた手毬を始め、全員がアイドルになることが夢であったり、アイドルを目指すことで成し遂げたい目標がハッキリと設定されている。そもそも初星学園はアイドル養成学校で、入学してくるのであれば多少なりともアイドルに対する思いがあって然るべき。普通科があるとは言え家が近所でもない限り態々選ぶ理由は無いだろう。ましてや美鈴は京都出身だ。
まだ非プレイアブルであるとはいえ、花海佑芽が実装前から初星コミュで断片的に情報があったこと、十王星奈は既に頂点に立っていることからある程度の推測は出来ていたが、美鈴に関しては皆目見当もつかなかった。
そこで、自分なりに仮説を立ててみた。
■秦谷美鈴の目的
リリースから約2か月経過し、各種サポカや初星コミュが解禁されたことで徐々に美鈴について情報が出てきた。
先に結論を言うと、秦谷美鈴の目的は「月村手毬と一緒に居る事」が初星学園にいる目的だと思われる。仮に手毬が転校ないし退学したら後を追うだろうし、プロデビューするとなれば同じくプロになろうとするだろう。なにせ実力は手毬以上とされているのだから。
あるいは、ちょっと歪んだ見方になるが、「月村手毬を自分のものにしたい」という目的があるかもしれない。
何故そう思い至ったかを述べる。
■根拠
●月村手毬コミュ
まず月村手毬のプロデュースコミュ8話で美鈴が登場し、プロデューサーへある提案をしてくる。
それは「SyngUp!」のプロデュースをしませんかというもの。中等部時代トップで活躍したユニットで、今現在解散にあるユニットをもう一度始動させてくれないかとの提案だ。
ここだけ見れば中等部時代のユニット活動が楽しくてもう一度やりたいけれど、絶交中の手毬を説得するのは難しいので、プロデューサーに狙いを定めたともとれる。
結局はプロデューサーに断られるのだが。
親愛度10の方では仲直りし、元の相部屋生活に戻る。ここだけ見れば公式設定に出されている通り、大切な幼馴染でまた仲良く2人でいたいという思いなので、上で挙げたような結論は少々行き過ぎのように思えるが、一旦元の相部屋に戻ったことが一つの着地点として存在するということだけ頭に入れておいて欲しい。
さて、サポカコミュと初星コミュだが、ここが本題だ。
●サポカコミュ
「何やってるんだろう、私」にて、手毬がことねにお弁当を作ってもらっている光景を目撃し、むくれるシーンがある。仲良しの友達が他の子と仲良くしているのを見て嫉妬しているとも受け取れる(運悪くことねが「好き」という発言だけ聞こえてしまったので。実際はお金の事)
相手の交友関係を気にするレベルとなると一般的な友達関係より少し強い感情を抱いていると感じる。
2024/7/12のアプデで追加された、手毬と美鈴のサポカ「一時休戦です」では気になる発言が次々飛び出した。
一つはサポカタイトルの通り、一時休戦しようというもの。仲直りしたいけれど手毬が首を縦に振らないため、仲直りしなくていいから、敵同士のままでいいから……という妥協案。流れで見るなら手毬が頑固なので美鈴が譲歩したと取れる。
ここからが問題だ。
水泳の授業で水着姿の手毬を見て太ったことを美鈴が見抜くシーンがあるのだが、その時の発言が
「わたしの知らないところでふとるなんて……」
「あってはならないことです」
なのだ。
体重・体型管理は大切ですよ、であったり、あるいは手毬の幼馴染で過去を知っているのであれば、そのことに絡めて注意ないし心配する言葉をかけるのが自然だと思うが、「あってはならないことですよ」と来た。
しかも「わたしの知らないことろで」というのはどういう意図なのだろうか。しかも表情は初めて見る表情(少なくとも自分は)。
さらにもう一つのコミュの方では、一時休戦状態にある美鈴が手毬に減量用のお弁当を作ってあげている(咲季、ことねに次いで3人目)
SRサポカの「今はまだ、背を向けて」で料理が上手かった旨の発言があるし、親愛度10含め相部屋だったことを考えると普段からお世話してあげていたため、弁当作りも自然なことのように思える。
ただこの後とんかつとカレーを食べさせようとしているのだ。太っていることがコンプレックスだった子で、当然幼馴染だから知っている上、今現在もそのことに悩んでいる子に対して出すだろうか?
勿論手毬のプロデュースでは全てのEDでご褒美としてラーメンだったりパフェだったりを食べさせているので、頑張ったご褒美に1日だけ好きなものを、というのは特別おかしくも無いのだが……。
正直自分はこの一連の発言を見て、もう一度太ったらまた減量用のお弁当を作ってあげられる→ずっと一時休戦で一緒に居られる、と考えているのではないかと思った。
幼馴染の仲良し2人のやり取りのはずが、鳥肌が立った。
●相関図
ここで学マスの相関図における美鈴⇒手毬の部分を見てもらいたい。
まずこちらが現在の相関図。
お互いに「大切な幼馴染」と考えており、手毬の左側の「?」は賀陽燐羽で間違いないだろう。
だがオープンキャンパス時点では違ったのだ。
「私が居ないとダメ絶対」
上記の発言と合わせて考えると、自分には「私が居ないとダメな子でいて欲しい」「手毬の全てを私が管理したい」というような支配的・ヤンデレ的な思考に思えてしょうがない。
唯一否定するものがあるとしたら、月村手毬の普段の言動があんな感じなので、幼馴染で元ユニットメンバーの秦谷美鈴も発言がどこかおかしい、という可能性も無くは無いが……こちらは著しく根拠に欠ける。
実は美鈴は手毬のことが大嫌いで復讐のために自分なしでは生きられないようにしたいと考えている……という説も考えたが、流石に手毬の無茶なライブを見て心配する様子を見たら流石に無いと除外した。
●初星コミュ
初星コミュの方も見ていこう。まず1章13話の手毬の回想シーンだ。
美鈴の発言が奇妙で、「……ずっと一緒に、夢を目指しましょうね」
と言っている。
手毬の目標はトップアイドルになって自分を好きになることだし、他のアイドルを考えれば「一緒にトップアイドルになること」が目標になるのが自然だろう。「夢を叶えましょうね」とか、なんなら「一緒に頑張りましょう」でも十分意味が通じるのにわざわざこのような言い方をしているのだ。
このことから美鈴は「(手毬と)ずっと一緒に」に重きを置いていて、トップどころかアイドル活動そのものには興味がないのでは、と考えた。少なくとも手毬不在でアイドル活動するか微妙なラインだと思われる。
更に同じく2024/7/12以降に開放可能になった第2章7話。同室の藤田ことねが手毬が前の部屋(美鈴との相部屋)に忘れてきた湯たんぽを回収しにいくシーンが有る。
そこで美鈴が登場したのだが
明らかにいい表情をしていない。
まず出会い頭に「なんなんですか?」と強めの語気で尋ねており、ことねの返答に対し強い嫉妬の感情ないし敵意を魅せている。手毬に「どうだった?」と聞かれたことねも「滅茶苦茶感じ悪かった」と返していることからポジティブな感情ではないことは疑いようもないだろう。ラーメンコミュの時にも嫉妬しているような様子があったがレベルが違う。
美鈴のこの反応をした理由は明白で、月村手毬と同室でユニットメンバーというかつての居たポジションに違う女が居ることだ。
以上より、美鈴の抱く手毬への感情はただの友達の領域を遥かに超えていると言えるだろう。ともすれば、月村手毬と一緒にいる、ただそれだけの理由で初星学園に入り、興味のないアイドル活動をしていることは十二分にありえることなのではないか?
当然ながら、プレイアブル化されたり後日実装されるサポカや初星コミュでこの説を否定する材料が出てくるかも知れないので、あくまでイチ仮説として受け取ってもらいたい。
●生徒会
ちなみに秦谷美鈴は会長である十王星奈のスカウトを受けて生徒会に入っているのだが、そこでも気になる発言をしている。
十王会長に
「何故スカウトを受けてくれたの?」
「十王星奈のプロデュース手腕に期待してくれた、ということ?」
と尋ねられた時の美鈴の回答がこれだ。
あの会長ですら手を焼くほどの大物然とした態度。ちなみにこの直前まで寝ており、流石の会長も怒っていた状況で、だ。
ここでは会長の質問に答えるよりも面倒という気持ちが勝る、という点に注目して欲しい。本当に面倒くさいだけという可能性もあるが、会長(or他人)に言いたくない、または触れられたくない事情があるのではないか。
だがその事情について示唆されているコミュが同サポカに存在する。
『Win-Winお手伝い』というコミュでは、同じく生徒会の花海佑芽が季節行事について、各クラスの意見を集めて提出しなければならないが、活動が忙しい3組の子が学校に来ないため困っている、という旨を美鈴に相談する。美鈴は相談を聞く前からお手伝いしますよと言っていたのだが、
何故か1組も担当しようと申し出ている。単に気前がいいと言うか懐が深いというか優しい、という印象を受けるが、そもそも美鈴は生徒会室でちょこちょこ寝ている子で、生徒会活動に意欲的とは少々言い難い。
では何故やる気を見せているのか?となると続く言葉の
「1組と3組に大切なお友達がいるんです」
「仕事でなら、話しかけてもおかしくないでしょう?」
が答えだろう。1組に居るのは月村手毬なので、3組に居るのは賀陽燐羽だ。
現在絶交中のSyngUp!の元メンバーと仲直りがしたい。仲直りが出来なくてもお話したいということ。(勿論困っている友達を放って置けないからという理由もあるが割愛)
転じて美鈴が会長のスカウトを受けて生徒会に入った理由は「友達に話しかける口実作り」の可能性はないだろうか? 会長を前にして言い淀んだのも、自分の実力を評価してくれた会長に対して不純な動機だから、と考えれば自然だろう。面倒というワードチョイスは少し変だが。
なるほどこれで納得……と思わせてもう一つ可能性がある。
このサポカには十王星奈が今年の生徒会をどうしていきたいか語るコミュがある。生徒会としての活動をしつつ、並行して生徒会メンバーをアイドルとしてプロデュースしていきたい。だからその一環で見込みのある一年生に声をかけていると。
ここで美鈴が以下のような発言をする。
・・・・・・・・・・・
「これで全員でしょうか?」
この言葉が出るということは、美鈴の中では会長が目をつけてもおかしくない『見込みのある1年生』がいるということ。美鈴の交友関係を考えれば「月村手毬」「賀陽燐羽」のどちらかないし両方だろう。ましてや態々強調されていることから、美鈴にとって他に候補が居るかは重要な事柄だと考えられる。
つまり美鈴は「生徒会に手毬か燐羽のどちらかが入る」と期待しているのではないか? 会長のプロデュース方針は不明だが、手毬のコミュにおける美鈴の行動を見るに必ずしも同じユニットである必要はなく、同じ空間に入れればそれでいいのだろう。寮の部屋のように。
会長は「あとひとり」増える予定だと答えていることから、余計に期待を抱かせている可能性も無くはない。
ただ会長関連の情報を見れば分かる通り、目をつけているのは月村手毬でも賀陽燐羽でも無く、藤田ことねなのだが。
藤田ことね。
生徒会の手毬が入ってくるかもと期待していたポジションはことねが入るかもしれない……そう思っていたらかつての自分のポジションにはあのことねが居る。
これだけ強く月村手毬を意識している秦谷美鈴にとって、嫉妬や敵意を向けるに十分な理由ではないだろうか?
■手毬は美鈴をどう思っているのか?
余談。
月村手毬→秦谷美鈴に関しては
・友人としては極めて好意的
・アイドル活動する仲間としては絶望的
で一貫している。
アイドル活動するに当たってあらゆる努力を惜しまず、決して立ち止まることをしない、周りから見たらハードすぎる手毬のスタンスに対し、美鈴は極めてマイペース。ぶっちゃけどちらも相手のペースに合わせようという気持ちがほぼ無い。
それはそれとして、友人としては大好きなのも間違いない。ことねが「酷い友達だね」と言ったときの反応が上である(面倒くさい)。特別取り上げる必要がないほど手毬は美鈴に対して好意的だ。
しかし、一つだけ気になるシーンがあった。またもや初星コミュ第2章7話だ。
美鈴の反応を受けてことねが「あいつ、なんで怒ってたんだろ」と呟いたときの手毬の反応。
プロデュースコミュで出てきた美鈴への発言を考えれば、十中八九努力せずサボってばっかりなマイペース過ぎる部分のことだろう。トップアイドルを目指すに当たってあらゆる努力を惜しまない手毬に理解できなくて当然だ。
しかしながらこれまで書いてきた情報を踏まえると、また別の部分で理解不能な部分があったのでは?と考えてしまう。日常生活の中なのか、アイドル活動でなのか、後日開放されるコミュにヒントがあるかも知れないが……。
以上。
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