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Z/Xストーリー、アクティベート! 第21回 「各務原あづみ編1 始まりの二つ星」

皆さん、こんにちは。GRRRです。
今回からはあづみ達の本編での活躍をお話ししていこうと思います。
各キャラのストーリーの大まかな流れは、公式HPのおもな登場人物の軌跡を見ればわかりますので、そちらもご参照ください。

飛鳥と綾瀬の時にも言いましたが、彼らやあづみ達、第一弾から登場したプレイヤー5人はそれぞれのプロローグであるショートストーリーも掲載されているので、そちらも必見です。
それでは、あづみ達の物語をお話ししていきましょう!


1.機械仕掛の祝歌(きかいじかけのキャロル)

さて、以前もお話しましたがあづみちゃんは岐阜生まれの岐阜育ち。
幼い頃から、あまり体が丈夫ではなく、病気で学校を休むこともしばしばだったようです。
ちなみに、小学生の頃はよく男子に悪戯されたそうなのですが、これは『好きな子ほど悪戯したくなる』的なやつかもしれません。

そんな彼女の平穏な日々は、三年前に突如、終わりを告げます。
ある日の放課後、空に浮かぶ巨大な黒い門――ブラックポイントの出現を目の当たりにしたあづみは突然の眩暈に襲われて、その場に崩れ落ちてしまいます。
ブラックポイントから放出されるリソースの影響で、リソース症候群を発症してしまったのです。

あづみが朦朧とする中、誰かが彼女に近づき、妙な機械を取り付け、そして――。
最後に感じたのは胸を襲う強烈な激痛。
そのまま、あづみは意識を失いました。

そして、あづみが目覚めた時、彼女の前には近未来的な装備に身を包んだ女性――リゲルが立っていました。
そして、彼女からこう告げられます。

「あなたの病気を治す手助けをする代わりに、あなたには青の世界を手伝ってほしい」と。

これが二人の少女の運命の出会いでした。

病弱少女の激動の日々の始まり。

そして、リゲルの案内で青の世界の拠点に訪れたあづみは、そこでリソース症候群を抑える薬を代価に、青の世界のために戦うように正式に告げられます。
髪の毛の色が水色に変わったこと、昏倒してから三年の月日が経ったことを知ったのもこの時でしょうか。

今まで一般人の少女――それも昏倒していた影響で、肉体は中学生相当であっても、精神的には小学生相当のあづみにとって、命を奪い合う戦いは恐ろしいものでした。
ですが、同時に自分の命が失われるのも恐ろしいことでした。
彼女はやむなく、その契約を受け入れ、青の世界のソルジャーの一人となりました。

「……死にたくないから戦うの、それって悪いこと?」

これは、物語が始まった直後のあづみのセリフですが、彼女の当時の心境を端的に語っています。
このセリフとしばらく後のIGRのセリフを比較すると、なかなか感慨深いものがありますね。

「わたし 戦うよ…。一緒に生きたいから!」

ああ、それと、某所でも触れられていましたが、あづみとリゲルの上司は世界線によって変わってます。
本編ではアドミニストレータ ベガ、初代アニメ版ではアドミニストレータ ポラリス、初代漫画版ではアドミニストレータ アルクトゥルスです。
なんでこんなにころころ変わってるんでしょうね?

ですが、そのポラリスやアルクトゥルスも
しばらく後に本編であづみ達の前に現れ
それぞれの形で関わることとなります。

また、あづみ達の物語の始まりは本編以外でもだいたい同じなのですが、Code:reunionCode OverBoostでは、大きく展開が違っています。
これらの別時空の話も後に本編に絡むことになるので、機会を見つけてお話ししておきたいですね。

当初は各色の未来世界が相争った本編とは
対照的に、reunionの世界では謎の侵略者、
イネルマから世界を守るために各色のゼクス達と
ゼクス使い達が協力して対応していました。

かくして、自身の命を謎の病魔から守るために、ゼクス達の戦いに加わることとなったあづみ。
この頃に担当した主な任務は、緑の世界のテリトリーである東北地方への偵察や青の世界の領土に侵入した他世界のゼクスの撃退。
戦いの恐怖に怯えながらも、彼女は上層部からの指示に従い、必死に戦います。

そんなあづみを支えたのがリゲルでした。
当初は機械的だったリゲルですが、あづみと交流する中で徐々に人間的な感情を覚えていきます。
最初はそれもプログラムされたものと彼女は考えていましたが、実際はそれはある人物の手によって密かに解放されていた彼女の感情の発露でした。

そのある人物こそが先述したアドミニストレータ
ポラリス
です。人類の可能性を信じる彼女は
リゲルにも可能性を感じ、彼女の感情を解放しました。

この頃のリゲルは自身に芽生えた感情に戸惑いながらも、あづみと青の世界のために戦っていたのですが、やがて、彼女はあづみの容体についての真実を知ってしまいます

ある時、あづみとリゲルは赤の世界のミソス、ヤタガラスと交戦。
戦い自体は、リゲルの方がヤタガラスよりはるかに強く、あっけなく決着がついたのですが、あづみがリソース症候群を発症してダウンしてしまいます
慌てたリゲルがすぐに薬を飲ませたことで、症状は安定しました。
ですが、リソース症候群の重い発作と戦いの日々に、思わずあづみは弱音を吐いてしまいます。
それでも病気が治るまでは頑張ると気丈に言うあづみの姿に、リゲルは心を痛めていました。

リソース症候群については以前の綾瀬の話の
際にも説明しましたが、あづみのそれは他の人より
遥かに重度な症状です。本人曰く『回ってる洗濯機の
中に10分間閉じ込められるような感覚
』だとか……。

この後、あづみの体力を回復させるためにリゲルがおかゆを作るのですが、その具材はなんと先ほど倒したヤタガラス
おかげでヤタガラスはおかゆの具とネタにされていた時期がありました。
ちなみに味の方は……当時のリゲルは料理に疎く、あまりおいしくなかったそうです。

かゆ うま

その日の夜、あづみが寝静まってから、リゲルは上層部に連絡を入れ、あづみの病気を治す特効薬の開発状況がどうなっているかを確認します。
ですが、上層部からの返答はあまりにも冷たいものでした。

そのようなものの開発は行なっていないが

そして、リゲルはそこで真実を知ることになります。

あづみが重篤なリソース症候群を発症する原因は、三年前に彼女が気を失った時に、リソースを吸収する機能をもつマイクロチップが彼女の心臓にうめこまれたから
全ては青の世界の上層部が意図的に仕組んだ事だったのです。

実はあづみの髪の毛の色が本来のうす茶色から
水色に変わったのもこのため。水色の髪の毛は
青の世界のナノマシンの影響なのだそうです。

それを知ったリゲルは、青の世界の上層部の卑劣な行いと自分も結果的にそれに加担していたことにショックを受けます。
また、そのマイクロチップをどうにかする手段も、すぐには思いつくことができませんでした。
人間の心と機械のプログラムの狭間でリゲルは悩み続けます。

明くる朝。
結局、一睡もできなかったリゲルに、起床したあづみが声をかけました。
真実を知ってしまったリゲルは、自分のことを友達だと言ってくれるあづみに対して、あえて距離を置くような言葉をかけますが、返ってきたのは思いもよらぬ言葉でした。

「友達ってのはね、片想いでもいいの。リゲルがどう思っていようとも、わたしはリゲルのこと、大好きだよ

満面の笑顔と共に放たれたその言葉に、リゲルは涙を流しました。
そして、彼女は誓います。
これからは青の世界のためではなく、あづみを救うために戦うことを
そして、あづみの本当の友達になることを……

たとえプログラムされた感情だったとしても、
あなたを助けたい気持ちに嘘はない!

ここから、本当の意味で彼女の物語は始まりました。
青の世界のバトルドレス、Type.Ⅱ-3ではなく、あづみのパートナーゼクス、リゲルとしての。


2.猫の恩返し

さて、ここで少し話が前後します。
まだ、リゲルがあづみの体調についての真実を知らされず、青の世界の一員として戦っていた頃の話です。
あづみとリゲルが青の世界の上層部から与えられた任務をこなす日々を送っていたある日の事、思わぬ大事件が起きました

発端は白の世界のケット・シー達
強欲な彼らが金目の物目当てに、青の世界の領土に侵入したのです。
それ自体は、決して珍しいことではありませんでした。
領土が隣な上に珍しい機械が多くあることから、ケット・シー達が青の世界に侵入することは前にもあったようです。

その中には、後にとある少女のパートナーゼクスとなる
あの猫もいました。さらに後には彼が正式に青の世界の
部隊の一員となる
のだから世の中わからないものです。

当然、青の世界側も手慣れたもので、侵入に気づいた直後、即座に迎撃態勢に移行した――のですが、この時はいつもと展開が違いました
バトルドレスやキラーマシンに追われるケット・シー達はある格納庫に逃げ込み、その中にあった六つの乗り物にそれぞれ乗り込みます。
彼らがすぐにでも逃げようと出鱈目に操作していると――。

音 速 合 体!!

それらの乗り物が突如起動し、合体。
本来の姿、メタルフォートレスのダームスタチウムとなりました。
しかも、彼はケット・シー達の無茶苦茶な操作の影響で暴走
名古屋の町目がけて、進撃を始めてしまいました。

ダームスタチウムの暴走を止めるべく、青の世界の各部隊が緊急出動します。
その中には、あづみとリゲルの姿もありました。
あづみはダームスタチウムの中に囚われたままのケット・シー達を助けようと考えましたが、その隣のリゲルは猫達に対して不気味な笑みを浮かべていました……。
先程もお話しましたが、ケット・シー達が侵入したのはこれが初めてではありません。
おそらくリゲルも、あづみと出会う前に、侵入したケット・シーの撃退に当たったことがあったのでしょう。
詳細は不明ですが、彼女の反応を見るに、いい思い出ではないのは明らかです。

あづみ達同様にこの戦いに参加していたバトル
ドレス、フェクダもある場面でケット・シー達に
対する怒りを露にし、もし遭遇したのならば
三味線かな」と言っていました。恨みが深い……。

こうして、暴走するダームスタチウムを止めるべく、あづみやリゲル、そして青の世界の戦士達の戦いが始まるのですが……。
仲間であるダームスタチウムに本気で戦えなかったのでしょうか。
結局、ダームスタチウムの停止に失敗
暴走して進撃した彼によって、名古屋は壊滅してしまいます……。

こちらがこの時の英雄達の戦記の結果を反映した
カード『猫の恩返し』。後ろで名古屋城が大炎上
しています……。そして、この後も名古屋は何度も
激戦の舞台になって壊滅しかけるor壊滅する事に。

最終的に乗り捨てられたダームスタチウムの回収にこそ成功したものの、主犯であるケット・シー達には逃げられてしまいました。
さんざんな結果で終わってしまった『猫の恩返し』事件。
この騒動の跡、あづみ達は上司に叱られたとかいないとか……。
なんにせよこの一件以降、リゲルがケット・シー達への強い敵意を抱くようになったのは確かです。
以降、彼女は独自にケット・シー達を攻撃。
彼らからは『にゃんこキラー』と恐れられるようになりました……。
ちなみに、相方の容赦なさに対して、あづみはケット・シー達に同情的でした。

また、この時、あづみ達は彼女達と同様にダームスタチウムを止めるべく出撃した同じ青の世界のゼクス使いである戦斗怜亜と彼のパートナーゼクス、ローレンシウムにも会っています。
特にあづみは、ローレンシウムに乗せてもらったりもしたそうです。
一方、リゲルはこの時の邂逅をあっさりと忘却してしまったのだとか……。

千歳「事情は知らないけど、泣いた。」

小学生のゼクス使い、戦斗怜亜とハイテンションな
最新鋭のメタルフォートレス、ローレンシウム。
実は、怜亜は以前にリゲルと会ったことがあるよう
なのですが、その時の事も彼女は覚えてなさそうです。

3.佐渡防衛線

さて、ここで再びリゲルがあづみの病気の真実を知った後に時間を戻します。
あづみを助けることを決意したリゲルは、まずあづみを利用する青の世界の支配から逃れるチャンスを窺います。
そんなある日、彼女達に新たな指令が下されました。
その内容は緑の世界への侵攻作戦

その作戦の準備を行うために、あづみ達は新潟の佐渡へ向かいます。
ですが、佐渡に辿り着いた彼女達を待っていたのは思わぬ戦いでした。

襲い来るのは蘇りし古の英雄達。

海の彼方から現れた軍勢――赤の世界のブレイバー、アウグストゥス率いる部隊が佐渡を制圧しようとしたのです。
それは赤の世界に協力する天才軍師黒崎神門の作戦でした。
直前の白の世界との別府湾攻防戦『サンセットインターセプト』に敗北したものの、それによって他世界の目を引き付けることに成功した彼は、手薄な日本海側から青の世界へ軍勢を送り込んだのです。
守りの薄い佐渡を電撃戦で制圧し、他世界侵攻のための拠点にする――それが神門の狙いでした。

ですがそれは、佐渡の制圧が完了する前に青の世界の援軍が間に合うと、制圧軍が返り討ちにされかねない危険な策でもありました。
急いで佐渡を制圧すべく、アウグストゥス達が猛攻を仕掛けます。

後のフレイバーテキストを見るに、どうも
神門自身もこの戦いに参加しており、あづみが
その姿を目撃したようです。飛鳥達と戦った
すぐ後なのに、フットワークが軽いですね。

一方の青の世界側も黙って侵略されるつもりはありません。
数は少ないながらも、佐渡やその近辺から駆け付けた部隊が展開。
猛攻を仕掛ける赤の軍勢に立ち向かいます。
あづみとリゲルもまた、佐渡を守るべく、赤の世界のブレイバー達と激闘を繰り広げました。

そんな青の世界と赤の世界の激突を描いた
リソースリンクもありました。バトルドレスの
シェダルが戦っているのはミソスのアジ・ダハーカ。
こいつも侵攻軍の中にいたのかもしれませんね。

あづみとリゲルの活躍もあり、ブレイバー達は佐渡を制圧することができませんでした。
彼女達が奮戦する中、やがて青の世界の本隊から派遣された援軍が佐渡に到着します。
数の不利を悟ったアウグストゥス達は撤退を決意。
あづみ達は、無事に佐渡を守り切ることに成功したのでした

しかし、戦いの直後、またしてもあづみはリソース症候群で倒れてしまいます。
彼女に薬を飲ませながら、リゲルはなんとしてでもあづみを救うべく、行動を起こすことを改めて固く誓いました。

こちらが佐渡防衛線の結果を反映された
カード、クリムゾンインベイジョン
……あづみの左手の位置については詮索しないで
あげて下さい。本人も気にしているようです。

4.リトルガーディアン

赤の世界の軍勢を退けた青の世界の軍隊は、佐渡で準備を整えると、本来の目標である緑の世界の領土、山形へと向かいます。
その中には、あづみとリゲルの姿もありました。
一糸乱れぬ行軍で進む軍隊の中で、ひそかにリゲルは決意します。
これを機に、青の世界の手から逃れようと

凄まじい勢いで繁殖する植物を駆除すべく、緑の世界の領土に突入した青の世界の軍勢を待ち受けていたのはプラセクトやリーファーの大群でした
プログラムに完全に制御された青の世界の軍勢とは対照的にまとまりのない、しかしとめどなく襲い掛かる植物や昆虫達に青の世界の軍勢は苦戦。
大乱戦が始まってしまいます。

植物と融合して巨大化した昆虫、プラセクト。
緑の世界を覆いつくす大樹の尖兵でもあり、
大樹の敵には積極的に攻撃を仕掛けます。

混乱が広がり、敵味方が入り乱れて戦う中で、戦場は徐々に場所を移していきました。
そして、遂には山形と新潟の県境付近に作られたライカンスロープ達の村を巻き込んでしまいます
そこには、子供などの非戦闘員も多く暮らしていました。
あづみとリゲルは、どうにか村の住人達を巻き込むまいと奮戦するのですが、その努力もかなわず、遂に逃げ遅れた鹿のライカンスロープの子供達が戦いに巻き込まれてしまいます

――間に合わない。

間もなく始まる惨劇にあづみが目を背けたその時……!

一 刀 両 断

一振りの刃が戦場に割って入りました。

その刃の主の名はホウライの武者、龍膽
そして、その傍らに立つ小柄な女性は彼のパートナーのゼクス使い、青葉千歳
青の世界の侵攻を知った彼女達は、戦禍から人々――のみならず、平和を望むゼクス達をも助けるべく、この場に駆けつけたのでした。

元自衛隊員の成人目前の女性、青葉千歳。
当初はゼクスを侵略者と考えていた彼女でしたが、
彼らもまた必死に生きようとしていることを知ってからは
より多くの命を助けるために戦うことを決意しました。

なおも暴れるプラセクトやキラーマシンは龍膽が次々と両断。
そして、話が通じる者達は千歳の説得もあり、矛を収めました。

なんとか、非戦闘員達が犠牲にならなかったことに、安堵するあづみ。
しかし、またしてもリソース症候群を発症してしまった彼女は、苦しんだ末に再び気を失ってしまいます
リゲルは昏倒したパートナーの体を大慌てで支えました。

そんな彼女達に手を差し伸べたのも、また千歳でした
リゲルからあづみの事情を聞いた彼女達は、あづみが安静に過ごせる場所の提供と彼女の病気を治す方法を探すために、近くにあるホウライの里に向かうことを提案。
少しでも早くあづみを休ませたいと考えたリゲルはその提案を受け入れ、彼女達の案内に従いホウライの里へと向かいます。

――それからしばらく時間が経った後のこと。
昏倒していたあづみが目覚めた時、目の前には涙を流すリゲルの顔がありました。
自身を案ずるリゲルに感謝を述べつつ、体を起こしたあづみが周囲を見渡すとそこは周囲を森で囲まれた長閑な村落――ホウライ達の里の中でした。

そんな彼女達の前に一人のホウライの青年が現れます。
彼の名は徳叉迦タクシャカ)。
ホウライ達のリーダーである八大龍王の一人です。

八大龍王は代々受け継がれた特別な
宝具を武器としています。徳叉迦の
それはその手にもった錫杖ですね。

千歳達からあづみ達の事情を聞いた彼は、あづみに近づくとその手を彼女にかざします。
すると、彼の手から放たれた暖かな緑の光があづみを包み込みました。
徳叉迦の光の効果はすぐに現れ、あづみは病気の影響がなくなり、自身の体が軽くなったことを感じます
満面の笑みで徳叉迦にお礼を言うあづみの姿に、千歳とリゲルもまたホッと息をつきました。

こちらのカードで徳叉迦があづみを治療する
場面が描かれています。この治療によって
あづみの発作は結構な長期間発生しなくなります。

ですが、徳叉迦は自身が施した処置はあくまで一時的な処置であり、その病気を完全に治すためには八大龍王達に伝わる神木『モウギ』が必要だとあづみ達に告げます。
そして、そのモウギは九州の高千穂にあるということも。

それを聞いたあづみとリゲルは、モウギを手に入れるために高千穂に向かうことを決意。
千歳と龍膽もまた、彼女達を放ってはおけないと一緒に高千穂に向かうことになりました。

ここから、少女たちの長い旅が始まります―――。

出発の直前にはもう一人の八大龍王 優鉢羅
ウッパラカ)も現れ、モウギ探索の助けになれば、と
千歳と龍膽に宝具の一つ、七星剣を貸してくれました。

ホウライの里で旅の準備を整え、出発したあづみ達を徳叉迦が神妙な表情で見送ります。
………彼があづみを治療し、モウギの情報を教えたことには、単なる親切心だけでなく、裏の思惑もありました
そのことがわかるのは、少し先の話になります……。


5.次回に続きます

ここまででだいたい第1弾から第5弾までのあづみ達の物語となります。
自身の命を守るために、不本意ながらもゼクス達の戦いに巻き込まれることとなったあづみ。
ですが、人の心を手に入れたリゲルや、正義感の強い千歳といった出会いにも恵まれていた。

この後、彼女達は東北からスタートして九州の高千穂を目指す長い旅を始めるのですが――その時に何があったのかは、また次回に。
それではまたお会いしましょう!

当ページはブロッコリーオフィシャルサイト(http://www.broccoli.co.jp/)の画像を利用しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。
(C)BROCCOLI

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