ミニ四駆を始めるために必要なこと

ミニ四駆歴 ”通算30年”(途中2年のブランクを挟んでいるので、通算で) スタッフOです。
前回はミニ四駆の種類についてご高覧いただき誠にありがとうございました。
今回はミニ四駆を始めるうえで必要なこと・道具についてお話します。

1. ミニ四駆を作るために必要な工具
・ニッパー・・・ミニ四駆を販売しているタミヤは工具も手広く販売しています。
無論、ニッパーも扱っていますがその中でもモデラーズニッパー α(グレイ)は切れ味・耐久性共に優れています。

・ドライバー・・・ローラーやバンパーの取り付け時にドライバーが欠かせません。
一般的なプラスドライバーの中でもミニ四駆プラスドライバーPROは組み立て時に長すぎず、短すぎない軸と滑りにくく手になじみやすい持ち手が特徴です。

・ピンセット・・・ミニ四駆はギアーやビスなど非常に小さな部品が使われています。その小さな部品を持つときに重宝するのがピンセットです。ボディにシールを貼るときもピンセットがあれば位置を決めやすくて便利です。先端が真っすぐのストレートタイプや鶴の首のような形状のツル首タイプがあります。

・カッターナイフ・・・ニッパーで切れなかった箇所や部品のバリ取りにも重宝します。取り扱いに慣れないうちは上手に扱える方に手伝ってもらってもいいかもしれません。

尚、これらの道具をバラバラに買い集めるより、全部ひとまとめに入った「ベーシックツールセット」なる工具セットが売られています。上記の工具以外にもマイナスドライバー、平ヤスリも入っているのでミニ四駆以外にもガンプラ等の模型製作に役立ちます。

2. 電池の種類
ミニ四駆を走らせるためには単三電池が欠かせません。レース専用の高性能電池から、百円均一で買えるごく普通の電池までありますがここでは種類について軽く触れておきます。

・マンガン電池・・・家電量販店やホームセンターで買える黒や赤のラベルがマンガン電池です。容量自体は少な目ですが実は他の電池よりも軽いため、慣らし運転用に使うレーサーもいるとかいないとか?

ちなみに昔はマンガン電池の使用を義務付けられた大会もありました・・・

・アルカリ電池・・・公式大会で使用出来る電池の種類で非充電式としては最も馬力が出る電池の種類です。
タミヤからもミニ四駆用として度々仕様が変更された「パワーチャンプ」シリーズが販売されているほか、タミヤレースの協賛企業である富士通乾電池も公式大会で使用可能です。

・ニカド電池・・・正式名称はニッケル・カドミウム蓄電池
所謂「充電式電池」の元祖とも呼べる電池です。
充電すれば何度でも使えて経済的、が謳い文句でした。
タミヤ製のニカド電池は生産終了していますが家電メーカーからは一部発売が継続している商品もあります。

・ニッケル水素電池・・・一度は聞いたことがある「エネループ」が有名ですがタミヤからは「ネオチャンプ」が販売されています。
尚、旧式のミニ四駆には設計上、ニッケル水素電池が入れにくいうえ、安全上の問題から使用禁止の警告がパッケージに記載されている場合もあります。

3. 持ち運び用のケース
ミニ四駆を持ち運ぶ手段も考えなければいけない点の1つと言えます。
マシンが少ないうちは百円均一のケースで十分ですが、所有するマシンや予備のパーツが増えていくにつれて持ち運び用のケースの拡充に迫られます。
タミヤからは「レーサーズBOX」や「ポータブルピット」が販売されていて、間仕切りを利用してマシンやパーツを収納できる利点があります。
特に「ポータブルピット」はマシンの台数に応じて切り離しにも対応しているので収納スペースの小型化も出来る利点があります。

4. コース
ミニ四駆を走らせるためにはコースが欠かせません。
しかし、いきなりマシンと一緒に買っても自宅に設置する場所がない・・・がよくある悩みの種。そこでタミヤ協賛の『ミニ四駆ステーション』があります。
これはミニ四駆の拡販や交流の場として全国各地に情報発信やミニ四駆ステーション限定商品の販売等に力を注いでいる店舗の名称でもあります。

店舗独自のコースレイアウトや充電可能なコンセントの常設など幅広いサービスを提供している店舗もあります。
当然、コースを常設している店舗では定期的に大会も行われており、大会で優勝すると全国大会でのシード権やその大会でしか貰えない景品が出る場合もあります。

近年ではミニ四駆ステーションで開催された大会に優勝すれば『ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦』(開催時期は大体11月~年末頃)への出場権も獲得出来ます。文字通り、ミニ四駆ステーションの代表者として出場出来るのでまずは店舗大会で優勝を目指してみてください。

ちなみにスタッフOも『ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦』への出場経験アリ、です。

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