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ミニ四駆の種類

初めまして。
ミニ四駆歴 ”通算30年”(途中2年のブランクを挟んでいるので、通算で) スタッフOです。
ミニ四駆担当として最初にミニ四駆の種類・分類についてお話します。

<レーサーミニ四駆>
RCバギーや実車モデルの1/32スケール化や、漫画で活躍した人気マシンがラインナップ。
RCバギーの有名どころではホットショットJr.、ホーネットJr.、アバンテJr. ・・・
漫画で活躍したマシンでは「ダッシュ四駆郎」「真・ダッシュ四駆郎」(徳田ザウルス)のダッシュ軍団(ウォーリアーズ)が最も有名ではないでしょうか?
ちなみにアバンテJr,は歴代ミニ四駆の中で最も販売個数が多い車種に名を連ねています。

<フルカウルミニ四駆>
「爆走兄弟レッツ&ゴー!」、そして現在「コロコロアニキ」で連載中の「爆走兄弟レッツ&ゴー!Return Racers」のマシンもこのカテゴリーに含まれています。
空力特性を活かすためのタイヤがボディに覆われているボディデザイン(一部例外車種もあり)が特徴でシリーズの9割が小径タイヤなのも特徴です。
ちなみに「レッツ&ゴー!」劇中ではスーパーアバンテがフルカウルミニ四駆の始祖として扱われています。

<エアロミニ四駆>
これは「爆走兄弟レッツ&ゴー!MAX」に登場したマシンのカテゴリーです。
これまでとは一線を画したセミモノコック構造・シャーシ下部からモーターを取り出せる設計のスーパーXシャーシ(後に改良型のスーパーXXシャーシも登場)、そして今でもトップレーサーが現役で使用しているVSシャーシを最初に実装したのがブレイジングマックスなので覚えている方も多いはず?

<ミニ四駆PRO>
シャーシ中央にダブルシャフトモーターを配したMSシャーシ、後には一体化・空力特性を強化したMAシャーシを採用したシリーズです。
初期のシリーズではクリアボディーがデフォルトの機体が存在している、過去の名機のリファインモデルや「ダッシュ四駆郎」「レッツ&ゴー!」のマシン、プロデザイナーによるデザインマシンなど既存のカテゴライズに捉われない商品展開が特徴です。

<ミニ四駆REV>
実車のレーシングカー理論を基にボディデザインからシャーシに至るまで徹底したエアロダイナミズムに特化した実戦向きのシリーズです。
このシリーズはARシャーシのみで展開され、車種こそ少ないもののアバンテの正当発展機たるエアロアバンテは数多くのカラーバリエーションが出るなど根強い人気を誇っています。
このARシャーシ最大の特徴はボディを装備したままでもシャーシ下部から電池・モーターが取り出せるため、メンテナンスが比較的容易であることです。

<スーパーミニ四駆>
「レッツ&ゴー」と同時期に連載された「風のレーサー狭」「ダッシュボーイ天」(徳田ザウルス)に登場したシリーズで、リバティーエンペラー・ビッグバンゴーストが「風のレーサー狭」を代表するマシン。航空機のような先鋭的なデザインが話題を呼んだブーメラン10、アストロブーメランが「ダッシュボーイ天」を象徴するマシンとして登場します。
近年、現行のシャーシに換装したモデルが発売されていることからも根強い人気を誇るカテゴリーと言えるかもしれません。

<マイティミニ四駆>
これまでのシリーズとは比べてマイナーな車種が多いですが、GTパーツと呼ばれる各車を象徴するオプションパーツが付属する点が他のシリーズとの大きな違いです。
一例を挙げますとフロントバンパーの補強パーツ、すり鉢状の大径ローラー、空力特性が向上するサイドディフューザー等がありました。

<トラッキングミニ四駆>
販売された車種はサニーシャトル・ジョリージョーカーの2種のみだったものの、アメリカンピックアップスタイルのボディデザインは今でも通用するカッコ良さがありました。
近年、当時と同じ仕様で再販されたことをきっかけに再び認知され、ミニ四駆REVと同じARシャーシに換装したプレミアム版も限定発売されています。

<ミニF-1>
F-1ブーム全盛期の折、当時参戦していたチームとのタイアップで販売された文字通りF-1のミニ四駆です。設計自体もF-1を忠実に再現したシャーシが採用される、ミニ四駆の改造パーツに先駆けてステアリングパーツが販売されるなど独自の路線が話題を呼びました。
ちなみに発売当時、子供向けの商品シリーズとして販売していたため実車とは違い、たばこメーカーのロゴが外されていました。
意外に知られていないトリビアとして、現在も販売されているトルクチューン・レブチューンモーターは実は元々、ミニF-1用の改造パーツとして発売されていました。

<ダンガンレーサー>
厳密に言うとミニ四駆のシリーズに含まれていませんがこのシリーズにミニ四駆のノウハウが活かされ、更にミニ四駆に逆輸入された技術もあるため敢えて掲載します。
モチーフは実在するマッハ1で走るレコードブレイカーで、初期シリーズはこれまでのミニ四駆同様、スピードレース仕様のマシンが主流でしたが後期シリーズではボディからタイヤがむき出しになった「ファイティングタイヤ」を装備したマシンによるミニ四駆にはない、「ファイティングレース」による格闘技レースと呼べるような商品展開が行われました。
コースはミニ四駆のような平面ではなく、ハーフパイプのような立体的な設計で1VS1の対決から多人数での同時走行等、ミニ四駆にはないレースも行える汎用性が売りでした。
後継シリーズの「ダンガンレーサーEVO」ではMSシャーシに通ずるようなユニット交換が出来るEVOシャーシによる多種多様な改造の面白さと、独特のギミックを持ったユニットも数多く販売されました。

P.S
ちなみにスタッフOは「ダッシュ四駆郎シリーズ」~「爆走兄弟レッツ&ゴー!シリーズ」に至るミニ四駆漫画シリーズは一通り読破しています。

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