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「農家は助けられる存在じゃないんだよ」にハッとした日

このnoteは、12月19日に開催された、次世代FVC研究所主催のイベント、「食と農の若手相談会」に参加したしたメンバーの感想です。

「農家は助けられる存在じゃないんだよ」

イベントのメイン登壇社、丸田洋さんがおっしゃったこの言葉が、一番刺さりました。日本の農業は、たくさんの課題で溢れているのにも関わらず、私がなぜ農業の魅力に惹かれているのか?を問い直すきっかけになりました。

助けてあげる対象というのは、自分のエゴに農業を利用しているだけに聞こえます。それは、農家さんにも失礼なのではないでしょうか。
私のやりたいことはいつも、農家さんを課題解決のために共に歩むパートナーとして捉え、お互いをリスペクトし合うところから始まると感じました。

農家の仕事は、作物を育てるだけじゃないらしい

農家を仕事にするなら、ざっくり2つの視点が必要だと感じました。
まずはもちろん農業の視点。理想の野菜をどのように作るのか?その土地の風土を見極めて、適した作物を見つけたり、肥料や農薬を与えるのか?種はどこから仕入れるのか?などなど、自分の理想の作物を育てる仕事です。
そしてもう一つ、大切な視点があります。それは、経営者の視点です。世の中の流行や需要を細かく感じとり、どのくらいの量をどのくらいの期間で作って誰にどんな価格で売るのか?を考えなければなりません。

実際、イベント中に話した内容はほとんどが農作物の話ではなく、経営論の話でした。SDGsはもちろん、メタバースなんて言葉も飛び交っていました。

これからの農業界は、八百屋がhotなテーマになるかもしれません。食の安全が謳われる現代において、農作物のフィルター機能を果たす八百屋の存在は大きいそうです。近い未来、コンビニや薬局に野菜が置かれているのが当たり前になる時代が来るかもしれません!ワクワク

かっこいい大人

次世代FVC研究所と聞いて最初は、めちゃめちゃ難しい質問をしたり、横文字をいっぱい使う人を想像していました。(とても失礼ですが)
しかし、丸田さんを始め、イベントに参加してくださった大人の方々は、多少荒削りの部分があっても、「若者だから」と適当に聞かず、真摯に聞いてくださり、そして今までの経験値と大人ならではの視点から、的確で、すごくワクワクするフィードバックをわかりやすく話してくださいました。
好きなことを極めている人は、年齢関係なくかっこいいのでした。

最後に

個人的な話なのですが、私はもうすぐ20 才になります。ただの数字と言ってしまえばそれまでなのですが、これからどんな生き方をするのか選択する大きな過渡期に来ていると感じています。
周りと比べて、焦って、3年後・5年後の方向を見て突っ走ってしまいそうな日々ですが、今のこの瞬間の積み重ねが未来を作るのだ!と自分に念じて、目の前に感謝しながら日々を過ごそうと思います。
次世代FVC研究所の皆さん、相談者として登壇してくださった先輩方、貴重で素敵な時間をありがとうございました!


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