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【一日一問】子供はナチュラルコーチ~子育てとコーチング/事柄ではなく感情~

みなさんこんばんは。コーチの長谷川です。

この週末はコーチングの学びの場でした。

夜遅く帰宅すると11歳と9歳の子供たちが待ってくれていました。

娘はチーズケーキを小さく取り分けてお茶を入れてくれました。一緒に食べたほうが美味しいから、と。優しい気持ちにとてもホッとします。

そして息子は『コーチングをする時にこの質問を試してみてね』と私に宿題をくれていたのですが、その『結果』を聞くべく起きていたのでした笑

◆息子からもらった『問い』についてはこちら ↓ 

コーチとして意図的に子供に何かを伝えることはない

コーチングにおけるとても大切なポイントに

『決めたアクションを振り返る』という事があります。

もちろん、何を大切にし、何を願い、何をすると決めるのかというそこまでのプロセスが重要なのは言わずもがな、ですが、それと同じくらい『決めた行動をやってみて(あるいはやらなかったことを通じて)何を学んだか』を振り返ることが重要なのです。

帰宅した私に息子が

『で、ママ、コーチングの質問してみてどうだった?何か発見あった?』

と聴いてきました。

子供は本当にナチュラルコーチ(生まれながらにしてコーチ、リーダー)だと感じました。私はプロコーチとして日々沢山のクライアントと接していますが、子供に意図的にスキルを教えるという事はないので、何らかを感じ取ってそういうことを言うんだろうと思います。

とっても不思議です。

親として意識していること

コーチングを教える、という意図は全くないですが(その必要を感じないから)私が意識しているのは『事柄ではなく、気持ちを聴く』ことです。

例えば小学生の子供たちは、毎日のように姉弟で小競り合いをしたり、友達と些細なことで言い合います。そんな時は

『ママ―――、聞いてよ!!〇〇ちゃんがさー!!!』

となります。その話を全く聞かない、というわけでもないですが、私は『事柄』にはあまり興味を持っていません。事柄は事柄でしかないのです。

その代わり、私が必ず聴くのは

『それが起きてどんな気持ちになっているの?今』

ということです。出来事が起きてしばらくたった今、どんなことを思うのか。それをただただ聴くのです。

そうすると

『うーーーん。まあ、いやだったけれど、今はなんかどっちでもいいや!』

『〇〇ちゃん、今思うとなんか朝から変な感じだったからいらいらしていたのかもなーって今思った』

と『今の気持ち』を答えてくれます。そしてそれを言うと、その事柄の話はそんなに出てこないことがほとんどです。

一人一人感じ方は違う、そこに焦点を当てて見守る

もちろんいつも落ち着いてゆっくり聴いてあげられるわけではないですが、私は『事柄よりも感情』にその子供らしさが現れる、と思っているのでできる限り『感情』を聴くようにしています。

同じ屋根の下、始終一緒にいても感じていることはそれぞれ。

だからこそ面白いし、だからこそいつもきちんと聴いていないと『分かったつもり』になってしまうのです。

先日かった百合の花。同じピンクの色だと思って活けていましたが、つぼみが開くとこんなにも違いました。私たちはこの花のように、似ていても全く違う、という事だらけなのです。

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今日の問い

最近は『設問』だけでなく『問い』も多く出しているので少し幅広く。

あなたが咲かせようとしている花は何色ですか

私は色とりどりの色の花を咲かせたい、と思っています。一つの花を咲かせる、という事に少し飽きた自分がいるのです。小さくても個性のある花が沢山咲いた野原を見てみたい。そんな気持ちでいます。

皆さんはどうですか。

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